金沢城跡にて
石川や
沸き立つ気持ち
なかりせば
あやしと思う
我が心なり
石川や
沸き立つ気持ち
なかりせば
あやしと思う
我が心なり
散ればこそ
生きる命の
あるを知り
短き春を
謳う桜よ
する意味の
あるかなきかの
際に立ち
人間である
小ささを知る
万延の
弥生三日を
思い出す
春の始めに
降れるこの雪
名演を
寿ぐように
雨上がり
西日が音に
負けず輝く
雲低く
山霞たる
京の空
弥生の末に
みぞれ降るなり
パソコンは
使いこなせど
結局は
ブラックボックス
真理わからず
駆け抜けた
春の嵐の
再来よ
生きゆくことは
かくも難きか
過ぎし日と
いう名の重き
荷をおいて
遠い場所へと
歩き行くなり
何一つ
見ようとせねば
掛川の
出世の城に
登る能わず
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