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2006年6月24日 (土)

自転車追突事故

京都は自転車が幅を利かせている街だ。東京や大阪と違い、地下鉄が発達しているわけではなく(市営地下鉄は南北に走る烏丸線と、名前そのままに東西に走る東西線があるだけである)、またその他の電車も鴨川沿い(主に地下)を走る京阪電車と、京阪電車の傘下で洛北を走る叡山電車、四条通を西に向かう阪急電車、洛西を行く京福電車、京都駅以南を走る近鉄、そしてJRと、数は多いが京都の中心部を走る路線は少ない。
市営バスは発達しているが、乗り換えが面倒だと思う人が多い。自動車は道の狭さもあってあまり現実的な移動手段ではない。
ということで自然と自転車を移動の足として用いる人が多くなる。

自転車の数が多いこと自体はさほど問題ではない(駐輪マナーの悪さの問題は当然あるが)が、京都人は自転車での生活に慣れているため、他の街の出身者にとってみると「危険だな」と思うことを数多くする。まず、歩行者の傍らを横切るときでもスピードを緩めることは、まずない。交差点などでも思いっきり飛び出してくるし、また、「前から自転車が来たな」と思って傍らに除けると、その除けた場所の真横を後ろから別の自転車が猛スピードで駆け抜けたりする。自転車というのは走っている気配が余り感じられない乗り物である。それ故、歩行者は突然傍らに現れて通り過ぎる自転車に冷や冷やさせられる。
「あれで、よく事故を起こさないものだ」と感心していたが、初めて自転車による事故を目撃した。

左京区の高野に買い物に行こうと歩いている時だった。前方の交差点を自転車に乗った若い女性が横切ろうとしていた。そこへおばちゃんの乗った自転車がスピードを緩めずに突っ込んで来たのだった。二人とも急ブレーキを掛けたが間に合わず、おばちゃんの乗った自転車がゆっくりと横に倒れた。おばちゃんは左肩と左頭部をアスファルトに打ち付けてしまった。若い女性は倒れることはなかった。たまたま傍にいた(本当はたまたまではないのだが。例のねずみ関係です)京都府警のパトカーがやってきた。私は急いでいたのでその後どうなったのかは知らない。

どちらが悪いのかというと、客観的に見てどちらも悪い。若い女性は道を横切る際にきちんと確認しなかったし(コンクリートの壁とその上の垣根が死角を作っていたことは確かだが)、おばちゃんは前方不注意であった。おばちゃんは左の側頭部を打ったので後遺症が出るかも知れない。

京都は観光都市である。
京都を観光に訪れる方に申し上げると、最も気をつけて頂きたいのは自動車ではなく、自転車だ。京都は自動車の運転も荒っぽいが、京都の自転車は他の都市とは全く性質の違う乗り物だと思って貰って構わない。京都は狭い道が多い。そこを自転車が猛スピードで絶え間なく走っているのである。自動車の影から自転車が飛び出してくることも多い。京都の人はそういう状況に慣れているけれど、他の街の人は自転車が我が物顔で飛ばしているとは思わないから事故に繋がりやすい。ご注意あれ。

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