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2006年8月25日 (金)

Matthews-Passion

Planets 2006年8月24日、チェコの首都プラハで開かれた国際天文学連合総会で、冥王星を太陽系から外す決議が賛成多数で可決された。これにより太陽系の惑星は「水金地火木土天海」の8惑星に減る。

ところで惑星といえば、それぞれの星に曲をつけたグスタヴ・ホルストの組曲「惑星」が有名である。「火星」、「金星」、「水星」、「木星」、「土星」、「天王星」、「海王星」の、地球を除く7つの惑星の曲が並ぶホルストの組曲「惑星」であるが、2000年になって、「やはり『冥王星』も欲しい」ということで、指揮者のケント・ナガノがイギリスの作曲家であるコリン・マシューズ(Colin Matthews)に作曲を依頼し、「冥王星」を加えたバージョンが作られた。写真はナクソスから出ている「冥王星入り組曲『惑星』」(デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団演奏)のCDジャケット。しかし、冥王星が惑星から外されてしまった今、コリン・マシューズが作曲した「冥王星」は駄作ではなかったとしても蛇足以外の何ものでもなくなってしまった。

8月23日にはサー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「冥王星入り組曲『惑星』」のCD(EMI)が発売されたばかりなのだが、売り上げに影響するかも知れない。

ともあれ、コリン・マシューズが作曲した「冥王星」は珍品になってしまった。情熱を傾けて作曲したマシューズにとっては受難であり、少し哀れになる。

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