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2006年8月30日 (水)

義塾

慶應義塾大学や明徳義塾高校の校名に使われているため有名である「義塾」という言葉、実は「民間が設立した学費無料の学問所」という意味である。

慶應義塾は福沢諭吉が私塾を拡大して本格的な学問所を作る際に校名として選び、その名の通り、学費という形で塾生から金を取ってはいなかった(もちろん金銭を一切払わないということはなく、塾生が慶應義塾を共同で運営するという形式であった)。しかし義塾というスタイルは時代に合わなくなり、財政難のため福沢も一度は慶應義塾廃校を考えたという。

今では慶應義塾大学は学費が高く(といっても東京都の私立大学としては安い方であるが)、「頭と家柄の良いお坊ちゃんお嬢ちゃんが多く通う大学」というイメージであり、本来の義塾からは一番遠い学校になってしまったのだが、伝統を大切にするためか義塾という言葉は残しており、今でも義塾(義学)という言葉がそのまま生きている東アジア系の留学生を不思議がらせている。

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