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2006年8月29日 (火)

「冥王星」入り組曲『惑星』大ヒット

先日惑星から降格した冥王星。その「冥王星」の音楽が入った組曲『惑星』のCDが大ヒットしている。演奏はサー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ほか(EMI)。

このCDは発売前(2006年8月23日発売)から、ベルリン・フィルのシェフであり、世界最高の指揮者の一人であるサー・サイモン・ラトルが26年ぶりにホルストの組曲『惑星』を再録音するということで、またベルリン・フィルが音楽監督と組曲『惑星』を録音するのはカラヤン以来25年ぶりということでも話題になっており、ヒットは確実であった。「冥王星」を含む録音(「冥王星」を作曲したのはイギリスの作曲家であるコリン・マシューズ)ということもセールスポイントの一つであったのだが、発売直後に冥王星が惑星から降格になったことで、“おそらくコリン・マシューズの「冥王星」が録音されるのはこれが最後になる”という話題作りに成功。これまでクラシックに興味のなかった人にまで「冥王星」という曲の存在を知らしめ、異例の大ヒットとなったそうだ。

怪我の功名(と言っていいのかどうか)でセールスを伸ばしたラトル指揮の組曲『惑星』であるが、一方でクラシック好きの人達の中には、「もはや惑星でない『冥王星』が入っている組曲『惑星』なんて珍品以外の何ものでもない」と考える人もいたようで、ラトルの『惑星』の購入予約を取り消すケースもあるという。何事においてもそうだが、プラスに働く面とマイナスに転じる要素は重なっていることが多い。

「きれいは汚い、汚いはきれい」(ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』より)

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