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2006年10月の30件の記事

2006年10月30日 (月)

グレン・グールド 「モーツァルト ピアノ・ソナタ集」

グレン・グールド 「モーツァルト ピアノ・ソナタ集」 カナダが生んだ20世紀最高の天才ピアニストの一人、グレン・グールドが残した「モーツァルト ピアノ・ソナタ集」(ソニー・クラシカル)を紹介します。
グールドはモーツァルトのピアノソナタ全集を完成させていますが、これはその中から有名曲を中心に6曲をセレクトしたCDで、国内盤の「ソニー・ベスト・クラシックス100」の中に収められています。

このCDの中で一番凄いのは、ピアノ・ソナタ第8番K.310。嵐のような冒頭から他のピアニストの演奏とはまるで違い、聴く者はグールドとモーツァルトの疾駆する情熱に巻き込まれてしまいます。

お馴染みのピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」K.331も異色の名演。第3楽章の「トルコ行進曲」はトルコ軍の雄壮な進軍ではなく、おもちゃの兵隊の行進のように愛らしいもの。グールドの創造力に驚嘆させられます。

いわゆるオーソドックスな演奏ではありませんが、グールドという鬼才がモーツァルトという天才の「不可視であった部分」に光を当て、解読に成功した希有な演奏として座右に置いておきたいCDです。

モーツァルト/Piano Sonata.8 10 11 12 13: Gould

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2006年10月29日 (日)

奇妙な果実

木々に、マンションのベランダに、階段の下に、部屋の窓辺に

奇妙な果実がなっている

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2006年10月28日 (土)

三善晃作曲 こどものピアノ小品集「海の日記帳」

楽譜「海の日記帳」

私が演劇をやっているのをご存知の方はよく知っていると思われる三善晃のピアノ小曲集「海の日記帳」の楽譜を紹介します。音楽之友社より出版されている子供のためのピアノ小品集です。作曲者自身の演奏によるCDが出ている他、他の演奏者による全曲盤CDや「海の日記帳」より数曲を抜粋して収録したCDも数種あり。

子供のためのピアノ曲集だけに技巧的には易しく、初心者でも弾ける曲も何曲か入っています。
「海のゆりかご」、「おやすみ、夕映え」など全28曲から成り、中には「沈んでいった鍵盤」や「手折られた潮騒」といって詩的なタイトルを持つ曲や、神秘的な旋律を持った曲も含まれます。

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好きな短歌(4)

月見れば千々にものこそかなしけれ我が身一つに秋にはあらねど 大江千里(おおえのちさと)

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鼻白む

誰もが知っていることを自分だけが知っているかのように得意げに話されて鼻白む。

日本語として合っていることを間違っていると勘違いしている人を見て鼻白む。

基礎的な知識もない人が世の中を熟知しているかのように言うのを聞いて鼻白む。

こちらが呆れて適当に相づちを打ったことを「同意した」と勘違いする人を見て鼻白む。

年齢に比べてあまりにも幼稚なことを隠そうとしない人を見て鼻白む。

鼻白むという言葉でなくてもっとストレートな言葉を使いたいのに使えない自分に鼻白む。

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2006年10月27日 (金)

それはあたかも日蝕のようだった

使っていたノートパソコンのディスプレイに異常が発生した。切れかけの蛍光灯のようにチカチカとした明滅があり、また普通に戻る。と、思ったら本当に切れかけの蛍光灯と同じ現象が起こっていたのだ。ディスプレイのバックライトが切れたのである。

消える前に光は一段と明るさを増すというがその通りだった。普段よりディスプレイが明るくなり、「調子が良くなったぞ」と思ったのも束の間、ディスプレイの左端から影が差してきた。それはあたかも日蝕のようだった。左から右へ、ディスプレイの光を奪っていき、最後は岩戸が閉ざされたようにピシャリと灯りが遮断された。

などと、牧歌的に描写したが、呑気に「あ、日蝕みたいだ」などと思っているわけにもいかない。
液晶自体には問題がないので、闇の向こうに微かに文字やアイコンが見える。ネットショップに接続し、安いディスプレイを探す。洞窟の中を進む探検隊のような気分だ。

で、そこそこの値段で中古のディスプレイを手に入れてこうして記事を書いている。

2日間ほど、パソコンなしの生活を送ったが、それもまた良いものだ。

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2006年10月23日 (月)

名曲と同時に都市伝説をも生んだ ザ・ビートルズ 『アビイ・ロード』

ザ・ビートルズ 「アビイ・ロード」ジャケット

ザ・ビートルズのメンバー四人の溝が決定的になった時期、ポール・マッカートニーは何とか関係を修復しようと、ライヴの再開を他の三人に申し込む。しかし、「ライヴでは自分達の音楽表現が出来ないことは最早自明」ということで賛成する者は一人もいなかった。ただテレビ出演なら良いということでそのためのセッションが始まる。だが、これもいつも間にかレコード制作作業の切り替わった。のちに「ゲット・バック・セッション」と呼ばれることになるセッションが行われるが、シングル「ゲット・バック」などのシングル曲を生んだだけで、1ヶ月足らずで打ち切られる。

ポールは更にアルバム作りを提案。1969年2月から同年8月まで断続的にレコーディングが行われた。メンバー全員が揃うことは少なかったという。全員が最後のアルバムだと意識して作った作品、『アビイ・ロード』はこうして生まれた。

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ケータイキャリアは乗り換えない。その理由について

携帯電話の番号持ち運び制(番号ポータビリティ)が導入されるということで、他社より性能において優るau(KDDI)の鼻息が荒いようですが、キャリア乗り換えを希望している人は多く見ても10%前後、実質はわずか6%台だろうという調査結果が出ました。そのほとんどがauへの乗り換えを希望してはいますが、KDDIとしては少しガッカリといったところでしょうか。

私自身はdocomoの携帯を使用していますが、やはり乗り換える気はありません。auのサービスの最大の特徴は繋がりの良さと音楽サービスの充実ですが、docomoの通信能力に不満は感じず、また私自身は音楽を持ち運ぶ習慣もないので、乗り換えようとまでは思わないのです。

音楽のことについて良く書く(音楽についてばかり良く書くとお思いの方もいらっしゃると思います)ので、意外に思われるかも知れませんが、私はiPodやウォークマンといった持ち運べる音楽装置を一つも持っていません。移動中に音楽を聴く習慣はなく、また旅に出るときも音楽はソフトもハードも一切持っていきません。普段から音楽を良く聴くことの反動なのかも知れませんが、旅のような「ハレ」の時は音楽から解放されることを望んでいるようです。

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2006年10月22日 (日)

街の想い出(1) 鎌倉

20代の頃は鎌倉が好きで、よく日帰り旅行に出かけました(当時私は千葉市在住)。

最初に行ったのは円覚寺。境内にJR横須賀線が通っている(といっても山門の裏に線路が走っているという程度で境内の真ん真ん中を電車が通っているわけではない)のが印象的でした。
円覚寺の塔頭松嶺院墓地には田中絹代の墓と佐田啓二の墓が背中合わせで建っており、田中絹代さんのお墓の側から見ると佐田啓二さんのお墓の裏側に「中井貴一」という文字が刻まれているのが見えました(注・その日はたまたま一般人も墓地に入れる日だったのですが、普段は松嶺院ならびに松嶺院墓地は非公開です。年に数回だけ公開されます)。

建長寺、鶴岡八幡宮、源氏山、江ノ島、稲村ヶ崎、東慶寺、銭洗い弁天、腰越満福寺、朝比奈切り通し、若宮大路と段葛、高徳院(鎌倉の大仏)など名所はほとんど訪れています。

材木座海岸から由比ヶ浜を経て小動崎まで、砂浜を延々と歩いたこともありました。

鎌倉で最も好きなのは、旧・前田侯爵(加賀前田家です)別荘を改装した「鎌倉文学館」。建物も展示内容も好きで何度も出向きました。最初に訪れた時は、「中原中也特別展」をやっていたのですが、中也が12歳の時に書いた作文の完成度の高さに驚いたのを憶えています。

今でも鎌倉という街は好きです。また訪れてみたい街の筆頭です。

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2006年10月20日 (金)

消えたイルカ

携帯電話のイルカのストラップがいつの間にか消えてしまっていた。今は主をなくした無機質な鎖だけが残っている。

携帯電話は使用頻度が高く、しょっちゅう出したりしまったりと酷使するためか、ストラップもたびたび壊れる。最初に買った青い勾玉のストラップは紐が切れたし、革のストラップは繋が外れた。四つ葉のクローバーを入れたストラップと緑色の勾玉のストラップは、いずれもプラスティックの部分が割れた。縁起でもない。

そして昨日、ストラップのイルカはどこへともなく消えてしまった。幸運のイルカという触れ込みだったのに。

今度はどんなストラップにしようか。縁起担ぎはやめて、楽器のストラップにでもするか。

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2006年10月19日 (木)

神戸・夜の海辺にて(2)

神戸・夜の海辺にて(2)

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神戸・夜の海辺にて

神戸・夜の海辺にて

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2006年10月18日 (水)

小型モーツァルトベア

小型モーツァルトベア

大阪の音楽ショップ「レオノーレ」で買った小型モーツァルトベア。オーストリア製。服装と髪型に特徴あり。

今年はモーツァルト生誕250周年ということで色々なモーツァルトグッズが売られていますが、どうしても欲しいとまで思えるグッズはなし。小型モーツァルトベアも安いので買いました。

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好きな短歌(3)

父母が頭かきなで幸くあれて(さくあれて)いいし言葉ぜ(けとばぜ)忘れかねつる 防人歌

東国出身の防人なので訛っています。「幸(さく)あれて」は「幸(さち)あれと」、「言葉(けとば)ぜ」は「言葉(ことば)ぞ」の訛りです。

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2006年10月16日 (月)

千里馬常有

而伯楽不常有。

ということで、人を育てるのは、己を成長させるよりも難しい。

教師の不祥事が次々露見しているが、これまでの経験からみても教師という職業には問題を抱えた人が多いので、今になって急に質が低下したというわけでもないだろう。

私が高校生の時に兵庫県で「校門圧死事件」があった。女子生徒を死に至らしめてしまった教師の想像力の乏しさに激しい怒りを覚えたが、当時、私が通っていた高校の教師にも同程度の想像力しか持ち合わせていない教師は何人かいたから、「起こるべくして起こった事故」だとも思えた。

勉強が出来るから教師を選んだ、何となく選んだ(教師はかっては「教師でもやるしかないか」、「教師しかなれそうもない」という人がなることが多かったので「でもしか業」と呼ばれていた)という人が良い教師になる可能性はやはり低い。高学歴(正確には学歴ではなく学校歴だが)な教師ほど想像力に欠ける傾向があったが、想像力を使わなくても教師にはなれるし、皮肉なことだが「普通に勉強が出来た人」は窮地に追いつめられて色々考えなくては切り抜けられない、という状況にはなかなか至らないので、「頭が良いから頭をフルに使う必要がない」まま大人になり、教師になるという道筋をたどる人は案外多いと思われる。

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2006年10月14日 (土)

カリンニコフ 交響曲第1番&第2番 テオドル・クチャル指揮ウクライナ国立交響楽団

カリンニコフ交響曲第1番&第2番 クチャル指揮ウクライナ国立交響楽団 チャイコフスキーに認められ、将来を大いに嘱望されながら、結核のため、35歳で夭逝したロシアの作曲家ヴァシリー・カリンニコフの代表作である交響曲第1番。そして交響曲第2番のCDを紹介します。
最近ではオランダのブリリアント・クラシックス・レーベルへのショスタコーヴィチ録音も好評のテオドル・クチャルの指揮、京都市の姉妹都市でもあるキエフ市を本拠地とするウクライナ国立交響楽団の演奏です。

知る人ぞ知る名作だったカリンニコフの交響曲第1番を世に広めたのはエフゲニー・スヴェトラーノフ。ロシア国外でのコンサートプログラムにもたびたび採り上げました(NHK交響楽団とも演奏しています)。またCDではネーメ・ヤルヴィがロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団を指揮して英シャンドス・レーベルに録音したものが話題になりました。

クチャルとウクライナ国立響のカリンニコフのCDはこの作曲家の人気を決定づけたといえる名盤で、若書きの印象がありながらもロマンティックで青春の息吹といういうべき瑞々しい旋律を持った2曲の交響曲の魅力を全世界に知らしめました。

ウクライナ国立交響楽団の演奏は勢い任せのところもありますが、雄大な平原と澄み切った空を連想させる旋律を共感豊かに歌っています。テオドル・クチャルの指揮も覇気に溢れていて魅力的です。

特に交響曲第1番は多くの人に聴いて貰いたい名作。
スヴェトラーノフの数種の録音(NHK交響楽団を指揮したライヴもCDとして出ています)やネーメ・ヤルヴィ盤もありますが、クチャル指揮ウクライナ国立響のCDはNAXOSという1枚1,000円前後で手に入る廉価盤レーベルから発売されており、価格的にもお薦めです。

カリンニコフ/Sym.1 2: Kuchar / Ukrainian State.so

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2006年10月12日 (木)

「オー!マイDJ」

「オー!マイDJ」 イ・ウンジュとイ・ボムス

2005年2月22日に24歳(韓国は数え年なので25歳と表記されることが多い)の若さで散った女優、イ・ウンジュ主演のラブコメディー「オー!マイDJ」のDVDを紹介します。

かっては韓国映画といえば、「暗い、重い」というイメージで、完成度の関係もあってそういうシリアスな作品ばかりが日本を始めとする海外では上映されていましたが、近年は韓国製コメディー映画のレベルも飛躍的にアップし、目にする機会も増えました。
本作「オー!マイDJ」は、イ・ウンジュ演じる目は不自由ですが明るく、時に勝ち気な女性チェ・ギヒョンと、バスの運転手で、音楽と自らのナレーションをテープに吹き込み、バス内でラジオ番組として流しているというパク・サンヒョン(イ・ボムス)との恋を描いたコメディーです。2004年の作品。

「あらすじ」

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2006年10月11日 (水)

サンガリア「濃い杜仲茶」

サンガリア「濃い杜仲茶」

「内蔵脂肪を減らす」、「メタボリックシンドローム(内蔵脂肪増加による肥満)に効く」ということで大人気の杜仲茶。某テレビ番組で杜仲茶の効能が紹介された直後は日本中の薬店の棚から、ヤカンで湧かして作るティーバッグタイプの杜仲茶が消えるほど売れましたが、ペットボトル入りの杜仲茶はなかなか出ませんでした。先鞭をつけたのは、やはりというか何というかサンガリアでした。
大阪に本社のあるサンガリアといえば、「イチ、ニイ、サンガリア。ニイ、ニイ、サンガリア」という言葉でお馴染みの安上がりなCMが思い浮かびますが、あのCMのインパクトからもわかる通り、「売る」ことに関しては非常に意欲的で、まさに大阪的な会社です。

サンガリアの「濃い杜仲茶」は美味しいです。内臓脂肪が気になる方はどうぞ。

サンガリア 濃い杜仲茶 500ml24本入り(楽天市場)

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2006年10月10日 (火)

オスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団来日公演(西宮)

オスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団来日公演無料パンフレット 2006年10月9日午後2時から西宮市にある兵庫県立芸術文化センター大ホールで、フィンランドのラハティ交響楽団の来日公演がありました。指揮は音楽監督を務めるオスモ・ヴァンスカ。1953年、フィンランドに生まれ、シベリウス・アカデミーで名教師ヨルマ・パヌラに指揮を師事した名指揮者です。

画像は無料パンフレット。500円の有料パンフレットも売られていたのですが、結局購入しませんでした。

曲目は現代フィンランドの作曲家であるヨーナス・コッコネンの「風景~室内管弦楽団のための」、エドヴァルド・グリーグのピアノ協奏曲イ短調、そして「ラハティ交響楽団といえば」のジャン・シベリウス交響曲第2番。アンコールとしてシベリウスの「悲しきワルツ」と交響詩「フィンランディア」の2曲が演奏されました。

シベリウスを演奏させたら現在世界最高ともいわれるヴァンスカとラハティ交響曲のコンビ。その至芸を十分に堪能できる名コンサートになりました。

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パン占い(2)

パン占いを名乗る占いサイトは多いです。

こちらは、生年月日ではなく、質問に答える形のパン占い。

http://www.h4.dion.ne.jp/~wk0114/uranai(opan).htm

結果はやはりクリームパン。

余談ですが、私が普段一番口にするパンは黒糖ロール。菓子パンの中ではジャムパンを食べることが多いです。

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パン占い

@niftyの検索ワードランキングで、「パン占い」が1位になっていました。例の番組で採り上げられたのでしょう。

というわけで私もやってみました。

「パン占い」 http://allabout.co.jp/L/s/040616/

結果はクリームパン。
しかし、他のパンの結果も読めるのですが、どの結果も少しずつ自分に当てはまるような…。占いはそういうものでもあるのですが。

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2006年10月 9日 (月)

鳴かぬなら

三人の天下人の性格と天下統一への姿勢を詠んだ有名な川柳があります。

信長 鳴かぬなら殺してしまえホトトギス

秀吉 鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス

家康 鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス

思い通りにならぬ時はどうするか。三人の性格をよく捉えた川柳だと思います。

もう一句作るとしたらどうでしょう。というわけで作ってみました。

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2006年10月 8日 (日)

魂の午前三時に

魂の午前三時に目覚めれば、拡がるのは際限のない不安。己の存在の不確実性。決して安定することのない世界の認識。死への恐れと甘美な誘惑。あらゆるものの在と不在、在と非在の不確かさ。弱々しい未来と、強迫的な過去。

魂の午前三時に「世界」の目は炯々とし、人々は眠る。
たまたま目覚めてしまった人は重力を失った意識の中で悶えることになる。

目の前のものは崩れ、果てしない荒野が拡がる。己らしきもの以外は「何も」、「ない」。

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2006年10月 6日 (金)

好きな短歌(2)

人も惜し人も恨めしあぢきなく世を思ふゆゑにもの思ふ身は 後鳥羽上皇

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2006年10月 5日 (木)

好きな短歌(1)

砂山の砂に腹這い初恋のいたみを遠く思ひいづる日 石川啄木

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2006年10月 4日 (水)

パーヴォ・ベルグルンド指揮ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の「シベリウス交響曲全集」

パーヴォ・ベルグルンド指揮ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 「シベリウス交響曲全集」 現代最高のシベリウス解釈者として名高いフィンランドの指揮者パーヴォ・ベルグルンド(1929- )が、1980年代にヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団と録音した「シベリウス交響曲全集」を紹介します。毎年、クリスマスの時期に合わせて発売されることから、「EMIクリスマス・バジェット・ボックス」と呼ばれる廉価盤シリーズに収められているものです。ベルグルンドは1970年代にイギリスのボーンマス交響楽団とシベリウスの交響曲全集と主要管弦楽曲を録音しており、このボックスには、そのボーンマス響とのシベリウス主要管弦楽曲の録音も収められています。輸入盤で、大型CDショップでないと店頭には置かれていないと思いますが、今はネットショップが充実しているので、手に入れること自体は難しくないと思います。CD8枚組で3800円前後です(ベルグルンド&ヘルシンキ・フィルの「シベリウス交響曲全集」は国内盤も出ていて、7600円ちょっとで売られています。値段は高めですが最新リマスタリング盤です。こちらはヘルシンキ・フィルとの演奏のみ。「クリスマス・バジェット・ボックス」には入っていない、ヘルシンキ・フィルとのクレルヴォ交響曲も収録)。

ベルグルンドは1990年代にヨーロッパ室内管弦楽団を指揮して3度目の「シベリウス交響曲全集」をワーナー傘下のフィンランディアというレーベルに録音しており、これも最近まで4枚組で3000円を切る廉価盤だったのですが、今は値上がりしたようで、5000円以上します。というわけで、まずはヘルシンキ・フィルとの全集をアップすることにしました。

ヘルシンキ・フィルは言うまでもなくフィンランドの首都ヘルシンキを本拠地とするオーケストラで、創設者はシベリウスと関係の深かったロベルト・カヤヌス。シベリウス本人もこのオーケストラを何度も指揮しています。ということで、シベリウス演奏の総本山と呼ばれたりもします。

ベルグルンド、ヘルシンキ・フィルともにシベリウスへの尊敬と共感を見事なまでに音に変えた全集で、清冽な響きと歌による交響曲第1番はおそらく全CDの中でも1、2を争う出来。適度なスケールといかにも北欧的な音色が印象的な交響曲第2番、旋律を瑞々しく歌い上げた交響曲第6番、地味ながら深い味わいを持つ交響曲第7番の演奏もトップクラス。他の曲の演奏も上位に入ります。全曲の平均レベルではこのベルグルンド&ヘルシンキ・フィル盤が、あらゆるシベリウス交響曲全集のCDの中でも1位だと思われます。

シベリウス/Sym.1-7 Kullervo Sym.tone Poems: Berglund / Helsinki.po Bournemouth.so

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2006年10月 3日 (火)

大阪に纏わる噂の真贋

東京にいる頃は、嘘か本当かわからない大阪に関する噂をよく聞きました。関西に移り、大阪の街にも頻繁に行くようになったので、その噂の真贋を検証してみました。

1,「大阪人は駅のホームに並ばない」
これはそんなことはありません。大阪人もちゃんと列を作ります。2列になることが多いです。

2,「大阪人は待っていた電車が到着したら、降りる人を待たず我先に乗る」
これも嘘です。というより、降りる人を降ろさずに乗り込んだら車内が混んで仕方がありません。ただ、降りる人が完全に降りるのを待たずに乗る人はいます。

3,「大阪人同士の喋りは漫才のようだ」
これはその通り。しかし全員がそういうわけではありません。まあ、当たり前ですね。

4,「大阪人は京都人が嫌いだ」
そういう人もいます。京都は関東人にとってはとてもイメージが良い街ですが、関西ではマイナスイメージを持つ人も多いです。

5,「大阪人は納豆を食べない」
いや、納豆好きの人は結構います。

6,「大阪人はラテン気質だ」
ラテン気質かどうかはわかりませんが、コンサートや演劇の終演後、拍手が一番熱心なのは大阪ですね。盛り上がってます。東京人や京都人や名古屋人は大人しいです。

ほかにも大阪にまつわる噂は幾つかあったと思いますが、すぐには思い出せないので、取り敢えずこれぐらいにしておきます。

なお、これらはあくまで私が見た限りでの大阪ですので、本当にこれが大阪人の本質なのかどうかはわかりません。まあ、本当に本当の本質がわかる人はほとんどいないと思いますが。

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2006年10月 2日 (月)

観劇公演パンフレット(2) 「ウーマン・イン・ブラック ~黒い服の女~」2003

「ウーマン・イン・ブラック」 上川隆也と斎藤晴彦 イギリスのゴシックホラーの傑作「ウーマン・イン・ブラック ~黒い服の女~」 の公演パンフレット(プログラム)を紹介します。

大阪のシアター・ドラマシティで2003年の9月に上演された際に買ったパンフレットです。表紙は「ウーマン・イン・ブラック」だけに黒一色に銀文字でTHE WOMAN IN BLACKと入ったものなのですが、スキャナで取り込んでも銀色の文字がハッキリ出ないので、パンフレット内の1ページ取り込み、アップしました。

写真の通り、上川隆也と斎藤晴彦による二人芝居です。実は出演者はもう一人いるのですが、ノンクレジットということもあり、はっきりとは明かせません。

上川隆也と斎藤晴彦の「ウーマン・イン・ブラック」を観るのはこの時が2度目。1999年11月にも東京・渋谷のPARCO劇場で観ています。この時の上演は私がこれまで観てきた芝居の中でもトップを争う出来映えで、「恐怖感」をこれほど味わえた舞台は先にも後にもありません。あるシーンでは余りの恐怖に客席から一斉に「オーッ」という声が上がったほどです。私の心もまるで私自身からもぎ取られてストーリーのベルトコンベアーに乗せられ、作り手の思いのままに操られているような気になりました。
2003年の大阪公演も同様の優れた出来でしたが、こちらはもうネタを知っていたため恐怖はさほど感じませんでした(初めて観る他のお客さんは相当の恐怖を感じていたようですが)。

スーザン・ヒルの原作をスティーブン・マラトレットが戯曲化。テキスト日本語訳:川本燁子(補訳:三砂博)。世界初演は1987年、ロンドンにて。日本初演は1992年、萩原流行と斎藤晴彦が演じています。斎藤晴彦はこの舞台を何度も演じており、萩原流行との再演、西島秀俊との上演、上川隆也との上演と再演全てに出演しています。
演出は日本初演から毎回演出を手がけているロビン・ハーフォード。

あらすじ
20世紀初頭のロンドン。キップス(斎藤晴彦。以後はオールド・キップスと記す)は自身の若い頃の恐怖体験を本にまとめ、皆の前で読み上げようとしている。しかし、内容が込み入っているので、ある若い俳優(上川隆也)を雇って、舞台化しようとする。
ロンドン市内の、とある劇場。オールド・キップスが朗読を始めるが、若い俳優からダメを出される。声が小さい上に、動きがなく、しかもそのまま上演すると5時間もかかるというのだ。

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2006年10月 1日 (日)

神戸の海(3)

神戸の海(3)

神戸ハーバーランドの入り江と、はねっこ橋。

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神戸の海(2)

神戸の海(2)

神戸新聞松方ホールのベランダから撮影。

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