カリンニコフ 交響曲第1番&第2番 テオドル・クチャル指揮ウクライナ国立交響楽団
チャイコフスキーに認められ、将来を大いに嘱望されながら、結核のため、35歳で夭逝したロシアの作曲家ヴァシリー・カリンニコフの代表作である交響曲第1番。そして交響曲第2番のCDを紹介します。
最近ではオランダのブリリアント・クラシックス・レーベルへのショスタコーヴィチ録音も好評のテオドル・クチャルの指揮、京都市の姉妹都市でもあるキエフ市を本拠地とするウクライナ国立交響楽団の演奏です。
知る人ぞ知る名作だったカリンニコフの交響曲第1番を世に広めたのはエフゲニー・スヴェトラーノフ。ロシア国外でのコンサートプログラムにもたびたび採り上げました(NHK交響楽団とも演奏しています)。またCDではネーメ・ヤルヴィがロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団を指揮して英シャンドス・レーベルに録音したものが話題になりました。
クチャルとウクライナ国立響のカリンニコフのCDはこの作曲家の人気を決定づけたといえる名盤で、若書きの印象がありながらもロマンティックで青春の息吹といういうべき瑞々しい旋律を持った2曲の交響曲の魅力を全世界に知らしめました。
ウクライナ国立交響楽団の演奏は勢い任せのところもありますが、雄大な平原と澄み切った空を連想させる旋律を共感豊かに歌っています。テオドル・クチャルの指揮も覇気に溢れていて魅力的です。
特に交響曲第1番は多くの人に聴いて貰いたい名作。
スヴェトラーノフの数種の録音(NHK交響楽団を指揮したライヴもCDとして出ています)やネーメ・ヤルヴィ盤もありますが、クチャル指揮ウクライナ国立響のCDはNAXOSという1枚1,000円前後で手に入る廉価盤レーベルから発売されており、価格的にもお薦めです。
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