湯浅卓雄指揮大阪センチュリー交響楽団 「ブラームス交響曲全集」
昨日の記事にも出て来た、湯浅卓雄指揮大阪センチュリー交響楽団による「ブラームス交響曲全集」(ナミ・レコード)を紹介します。
シューマン同様、神戸新聞松方ホールで行われた、ブラームス交響曲チクルスのCD化。
2005年11月3日と同20日の収録。
1949年、大阪に生まれた湯浅卓雄は高校卒業と同時に渡米し、シンシナティ大学で作曲を専攻。その後オーストリアに渡り、ウィーン国立音楽大学で名教師として知られるハンス・スワロフスキーや、NHK交響楽団の名誉指揮者として日本でもお馴染みだったロヴロ・フォン・マタチッチに師事して指揮を収めています。
大阪センチュリー交響楽団は1989年創設、1990年に第1回定期演奏会を行ったまだ若いオーケストラ。ドイツ的な黒光りする音色を特徴とする中編成の団体です。
この「ブラームス交響曲全集」はCD発売を前提としていなかった録音であるためか、音の細部の明晰さは今一つですが、演奏は熱く、中編成のオーケストラとは思えないほど重厚な響きに魅せられます。
演奏は曲を追う毎に良くなり、特に交響曲第3番は数々のCDの中でも特別な地位を占める名演。
交響曲第4番もオケに細かなミスがあるものの音楽的は第3とほぼ同レベルの優れたものです。
日本人指揮者と日本のオーケストラの優秀さを示す出来映えとなっています。
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