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2006年12月10日 (日)

関西とは

関西とは逢坂の関の西、具体的には京阪神地方のことを指すといわれている。

しかし、京都は関西という言葉が持つイメージから少し外れている。京都人にも「京都はあくまで京都。関西っていうたら大阪のことでしょう」と思う人は多いだろうし、京都に住んでいる私自身も、「京都」と「関西」という言葉の間に隔たりを感じてしまう。

さて、確かに大阪は関西という言葉のイメージに一番近いが、大阪という地名があるのだから、わざわざ「関西」という言葉を使う必要はない。

神戸も、やはり「神戸は神戸」というイメージで、関西という言葉から外れている。阪神間は関西的なイメージがあるが、例えば高級住宅地のある芦屋などはやはり、「芦屋は芦屋」とするほうがピッタリ来る。

果たして関西とはどこなのか。

関西というのは、京都、大阪、神戸を始め、それぞれ独自の強い個性を持った街が集中する場所である。個性が強いということは、それをひとくくりにしにくいわけで、それゆえ「関西」という、多くの街をひとまとめにした言葉は馴染みにくいのだと思われる。
「関西」というのは地名としては余りコンクリートなものではなく、どの街にも「うちはうち」という思いがあるようだ。
それゆえ、同じ関西とされる京都と大阪がサミット誘致で一歩も譲らなかったりするし、道州制導入の件についても京都市と大阪市はすでに「近畿地方が州として統合された場合、州都は我が街以外あり得ない」という主張を表明している。

関東は関西とは全く違う。箱根の関の東を指す「関東」は、関東地方という正規の区分にもなっており(関西は大まかな言葉で、正規の区分では近畿地方である)、東京都民も神奈川県民も千葉県民も埼玉県民も茨城県民も栃木県民も群馬県民も、他人から「関東の方ですか?」と訊かれたら「はい」と答えるはずだ(東京都民には「東京です」と答える人もいるかも知れないが)。関東地方は東京を中心に発達しているので、それぞれの街も「東京を中心とした同心円上にある」という感覚が強いのである。だから関東州が出来た場合、州都が東京になることに疑問を持つ人はほとんどいないと思われる。
サミット誘致でも関東は横浜市で一本化している。

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