相手について語るとき
面と向かった相手について語るとき、人は自分の内面を最もさらけ出すことになる。相手に剣を振りかざす時に最大の隙が生まれるように、相手について語ったときに見極められる語り手の内面が、その語り手の最大の弱点を示すことは少なくない。
致命傷になるのは、自分について語らないことで自分の愚かさを露呈してしまうこと。
その点においては、「沈黙は金」という格言は常に正しい。少なくとも荒涼たる内面を他者に悟られることはないから。
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