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2007年5月 9日 (水)

観劇感想精選(10) sekai☆ichi☆dan(現:Sunday) 「七人の小人と大事なテーブル」

2006年6月9日 大阪・梅田のHEPホールにて観劇

大阪・梅田のHEPホールで、劇団☆世界一団の「七人の小人と大事なテーブル」を観る。ウォーリー木下:作・演出。
世界一団の公演を観るのは久しぶり。というのも世界一団は長期にわたり劇団としての活動を停止していたからだ。今回の公演も本格的再始動とは位置づけられておらず、本当の再始動は今年の秋に予定されている(注:現在では劇団☆世界一団は、Sundayと名を変えて再スタートを切っている)。

「七人の小人と大事なテーブル」は、グリム童話「白雪姫」を基にした作品。といっても、登場人物がある程度一致しているだけで、別の作品と考えてよい。ちなみに「白雪姫」を基にした話だが、白雪姫は本人は登場しない。

普段のHEPホールとは違い、中央にステージを置き、両側から客席で挟むスタイルを取っている。

天井から額に入った透明プラスティックが7枚、円形を描くように吊り下がっている。ここに7人の小人(全員女優が演じる)が絵や文字を書く。1から10まで順番に進む話ではないので、この透明プラスティックに書かれた絵が、時間軸を示す仕掛けとなっている。

会場は立ち見がでるほどの満員。

見応えのある劇であった。笑いの部分と、得体の知れない不気味さ残酷さのバランスが絶妙である。
殺陣や激しい動きにも切れがあり、机や椅子の上に何人も何人も駆け上がったり飛び降りたりするのでスリルもある。

いわゆる循環形式で、現実の時間軸と物語上の時間軸は一致しないのだが、頭を使えば簡単に、今、どこの場面を演じているのか把握することが出来る。逆に言うと、漠然と眺めているだけでは何が起こっているのかわからないかも知れない。

完璧に理屈づけようとはせず、よくわからない部分を残したまま終わるのも余韻を楽しむには好ましい。

欲をいうと、透明プラスティックに描かれた絵が、若干見えにくかったので、枠をもっと大きくして貰いたかった(絵を描く役者の負担は増えるわけだが絵をもっと単純にすることで解決出来るだろう)。照明でかなりカバーされていたが、客席によっては何を描いたのかわからなかった可能性もある。それだけが傷である。

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