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2007年6月18日 (月)

新川和江詩集 『わたしを束ねないで』

新川和江(1929- )の書いた詩を、「女の一生」をテーマに編んだ詩集『わたしを束ねないで』を紹介します。童話屋という出版社から出ているもの。

新川和江 『わたしを束ねないで』 茨城県結城市に生まれ、結城高等女学校在学中から詩作を開始、西条八十などに師事した新川和江。優しさに満ちた分かり易い言葉で、世界を再編、若しくは激変させてみせる詩人です。

学校の教科書などにも採用されている表題作を始め、代表作の一つである「比喩でなく」、我が子への激烈な愛を感じさせる「赤ちゃんに寄す」、詩への思いを綴った「母音」、「さういう星が…」、「お米を量る時は…」、「足の悪い子供が…」など、女性的な優しさと強さと儚さを兼ね備えたしなやかな言葉の数々を備えた詩が、読むものの心に水のようにそっと満ちてきて、渦潮のように激しく独自の世界へと引き込んでいきます。

一見強靱に見える現実社会の前に疲れたときに、手を伸ばして欲しい詩集です。

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