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2007年6月 2日 (土)

坂本龍一の映画音楽デビュー作 「戦場のメリークリスマス」オリジナル・サウンドトラック

「ラストエンペラー」の音楽でアカデミー作曲賞を日本人として初めて受賞した坂本龍一。そんな坂本が初めて手がけた映画音楽が、自らも主演した、大島渚監督作品「戦場のメリークリスマス(英語タイトル:MERRY CHRISTMAS,Mr.LAWRENCE)」でした。
今もクリスマスシーズンになると流れる名曲です。

「戦場のメリークリスマス(MERRY CHRISTMAS,Mr.LAWRENCE)」オリジナル・サウンドトラック 輸入盤ジャケット 国内盤も出ていますが、左にあるのは輸入盤のジャケット。坂本龍一とデヴィッド・ボウイの似顔絵が描かれています。

坂本はボウイが出演するので、自らも俳優としてのオファーを受けたようです。

坂本は映画音楽の作曲はこれが初めてだったので、プロデューサーのジェレミー・トーマスに相談したところ、「『市民ケーン』を参考にしろ」と言われたそうです。

坂本は試写を観たジェレミー・トーマスから、“Not good,but great”と言われたと、後に自慢しています。

アジア・太平洋戦争下、インドネシアにある捕虜収容所が舞台の映画。

東南アジアが舞台ということで坂本はペンタトニックを用い、それでいながら「東洋的」とも「西洋的」とも、また「日本的」ともつかない、独特の音楽を生み出しています。

テーマ曲の抒情美、街の音をサンプリングした「バタビア(ジャカルタの別名)」の臨場感、「Last Regret」の哀切さ、ボーイソプラノによる「Ride,Ride,Ride」(これは坂本の作曲ではなくスコットランド民謡のようです。編曲は坂本)の瑞々しさなど、映画「戦場のメリークリスマス」を観たことがない人でも十分に楽しめる音楽作品に仕上がっています。

坂本龍一

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