« 水道水の話 | トップページ | シベリウスの年に(12) パーヴォ・ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団 「シベリウス交響曲全集」 »

2007年8月26日 (日)

シベリウスの年に(11) パーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団 「シベリウス交響曲全集」

シベリウス演奏の第一人者とされる指揮者、パーヴォ・ベルグルンド(1929- )が初めて録音した「シベリウス交響曲全集」を紹介します。1970年代に当時の手兵であったボーンマス交響楽団を振って完成させたもの。EMIの音源。EMIとライセンス契約を結んでいるチェスキーという廉価レーベルから出ています。

ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団 「シベリウス交響曲全集」 チェスキー盤ジャケット 1980年代にヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して、更に1990年代にはヨーロッパ室内管弦楽団を指揮して「シベリウス交響曲全集」を完成しているベルグルンド。

そのベルグルンドの記念すべき第1回目の「シベリウス交響曲全集」であり、ベルグルンドとボーンマス交響楽団の出世盤でもある当全集ですが、ボーンマス響のパワー不足と、ベルグルンドの若さ故に出来は思ったほどではありません。

交響曲第2番と第5番が地味ながら誠実で好感の持てる演奏。
また、交響曲第7番は個性的な演奏で、曲の本質からは離れていますが、ベルグルンドが昔はこういう演奏をしていたということを知る上で貴重です。

値段の安さは魅力ですが、ベルグルンドのシベリウスが聴きたいなら、価格は高くともヘルシンキ・フィル盤かヨーロッパ室内管盤を入手した方が無難でしょう。ボーンマス響盤は人によっては「安物買いの銭失い」と感じるかも知れません。

熱心なシベリウスファンと、若き日のベルグルンドの演奏を知る資料としたい方にのみお薦めです。

|

« 水道水の話 | トップページ | シベリウスの年に(12) パーヴォ・ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団 「シベリウス交響曲全集」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40048/16243464

この記事へのトラックバック一覧です: シベリウスの年に(11) パーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団 「シベリウス交響曲全集」:

« 水道水の話 | トップページ | シベリウスの年に(12) パーヴォ・ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団 「シベリウス交響曲全集」 »