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2007年8月 6日 (月)

こうの史代 マンガ『夕凪の街 桜の国』

こうの史代のマンガ『夕凪の街 桜の国』(双葉社)を紹介します。現在公開中の同名映画(佐々部清監督作品)の原作。絵からもストーリーからも、こうの史代の優しさが溢れ出ている素敵な作品です。

こうの史代 マンガ『夕凪の街 桜の国』

広島の原爆を題材とし、原爆投下直後とその後、そして現在に至るまで続く悲惨な現実を描きつつ、詩的で芸術的ともいえる表現方法、マンガだからこそ可能な高度な技法を駆使して美しい物語に仕上げています。
原爆そのものの描写はなるべく抑え、被爆者達やその家族、周りの人々を美しく描いているからこそ原爆の悲劇がよりクッキリ浮かび上がっているともいえます。

帯には、「読後、まだ名前のついていない感情が、あなたの心の深い所を突き刺します。」というコピーが書かれていますが、まさにその通り。「感動」という言葉を超えた瑞々しい感情に出会うことが出来ました。

こうの史代 『夕凪の街 桜の国』(双葉文庫) 紀伊國屋書店BookWeb

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