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2007年8月21日 (火)

これまでに観た映画より(7) 「ゆれる」

DVDで日本映画「ゆれる」を観る。西川美和:脚本&監督作品。出演は、オダギリジョー、香川照之、真木よう子、伊武雅刀、蟹江敬三、新井浩文ほか。

東京で写真家として成功している猛(たける。オダギリジョー)が母の葬儀のために山梨の実家に戻ってくる。猛の兄・稔(香川照之)は実家のガソリンスタンドを継いでいる。そのガソリンスタンドで働く猛と稔の幼なじみ・智恵子(真木よう子)。稔と親しい智恵子の姿を見て、猛は軽いジェラシーを感じる。その夜、猛は智恵子を家まで送り、一夜を共にする。
翌日、猛と稔と智恵子は三人で渓谷まで出かけた。そして、渓谷に架かる吊り橋から智恵子が転落死する…。

心象風景を徹底して用いるきめ細やかな演出がまず印象的である。「ゆれる」というタイトルは、直接的には吊り橋に由来するのだろうが、人間の心の動き、特に猛と稔の心の揺れを暗に示し、セリフもまた両義的なものが数多く用いられ、観ている者に揺さぶりをかけてくる。
内容的には目新しいものではないかも知れないが、構造や細部の作り方の丁寧さに好感を持った。全て映像で語ってしまうのではなく、ヒントを与えて観客の想像力を信じるスタンスも悪くないと思う。

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