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2007年9月 7日 (金)

坂本龍一 『SELDOM ILLEGAL 時には、違法』

坂本龍一著 『SELDOM ILLEGAL 時には、違法』 坂本龍一の著書(といっても実際はインタビューをまとめたものですが)『SELDOM ILLEGAL 時には、違法』(角川文庫)を紹介します。この本は長い間絶版になっていますが、図書館などには置いてあるかも知れません。

1988年頃から1989年まで、坂本が月刊誌に連載していたコラム(というのかな)をまとめたもの。

坂本龍一という人は自慢が好きなので、自慢話も結構載っています。

その他には、松田優作の遺作である映画「ブラック・レイン」に、ひょっとしたら坂本も俳優として出演していたかも知れないという話、YMO時代に患った神経症の話(かなり赤裸々に語られています)、沖縄音楽の話(当時、坂本は沖縄音楽をフィーチャーした「NEO GEO」というアルバムを発売。『SELDOM ILLEGAL』を出版後も、やはり沖縄音楽をフィーチャーした「BEAUTY」というアルバムを発表した)、東京芸術大生時代のアルバイトの話、芸大美術学部の学生で、演劇をやっている青年と知り合い、その関係で、串田和美や吉田日出子などと一緒に演劇をしたり、劇中歌を書いていたりしたという話、都立新宿高校時代に学生運動をしていたという話(新宿高校全共闘として、一緒に学生運動をしていて、のちに政治家になるS君という人が出てきますが、S君というのは塩崎恭久前内閣官房長官のことです)など。

他人の自慢話が嫌いな人は読まない方がいいと思いますが、「ラスト・エンペラー」でアカデミー作曲賞を受賞し、当時、世界的に注目されつつあった坂本龍一の素顔に触れることの出来る一冊であり、音楽好きの方にはお薦めです。

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