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2008年1月21日 (月)

フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル 1947年5月27日の第5 2種の音盤

ベートーヴェンの交響曲第5番の歴史的名演として名高い、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による1947年5月27日の録音。放送局による録音であり、ドイツ・グラモフォンがLPとして発売、現在はCDが出ています。

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン交響曲第5番 1947年5月27日録音 ドイツ・グラモフォン盤 フルトヴェングラーの獰猛とも言える悪魔的な情熱にベルリン・フィルが全身全霊で応えた演奏で、随一の迫力を誇り、ベートーヴェンの第5の演奏の決定版に推す人も少なくありません。

ただドイツ・グラモフォンから出ているCDは、マスターテープの経年劣化のためか、情熱溢れる演奏だということはわかるのですが、音が奥にこもった感じが強く、本来の迫力が伝わってこないというもどかしさがありました。
この演奏は、運命主題でクラリネットがフライングするのを始め、縦の線が合わなかったり崩れたりする場面が多く、迫力が伝わらないと、そうしたマイナス面だけが目立つことにもなります。

ベートーヴェン/Sym.5 Great Fugue: Furtwangler / Bpo

最近出たMYTHOS(ミソス)盤は、ドイツ・グラモフォンのLPからの板起こし盤。
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン交響曲第5番 1947年5月27日録音 MYTOS(ミソス)盤 針音が盛大に出ていて、始めのうちはそれが気になるのですが、音が生々しく、迫力は満点。
通常よりも録音レベルを上げているようですが、不自然さはありません。

問題はやはり針音と、生々しさが増した分、オーケストラの乱れも目立つこと。また、音がいくぶん乾いて聞こえます。
1947年5月27日の録音は、圧倒的な爆発力が魅力なので、それを味わえるなら針音やオケの乱れも小さな傷といえるのかも知れません。

版権が切れたということもあり、最近、様々な会社からフルトヴェングラーの録音が復刻されています。あるいは今後、もっと優れた復刻盤が出てくることになるのでしょうか。

ベートーヴェン/Sym.5 Egmont Overture: Furtwangler / Bpo (1947)

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