« これまでに観た映画より(18) 「接続」 | トップページ | mama!milk 「Gala de Caras」 »

2008年2月25日 (月)

観劇公演パンフレット(25) ナイロン100℃ 「消失」

ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)主宰の劇団、ナイロン100℃の公演「消失」のパンフレットを紹介します。2005年1月7日、大阪・なんばのワッハ上方ワッハホールにて購入。

ナイロン100℃ 「消失」公演パンフレット 大型のパンフレットなので、全体が入りませんでした。左の写真は上部4分の3ほどです。

「消失」は歪んだ愛情が招く悲劇で、途轍もなく重たい芝居です。

終演後にKERAさんが登場して、「ワッハホールという劇場でやるのに、ワッハという感じではありませんでしたが」ということを語っていました。

パンフレットには、「消失」写真集、犬山イヌコと山寺宏一、みのすけと大槻ケンヂ、三宅弘城と秋山菜津子、八嶋智人と長塚圭史、松永玲子と友近、大倉孝二と日比野克彦、KERAと山下敦弘の対談などが収録されています。

「消失」の概要および感想

ワッハ上方ワッハホールでナイロン100℃の「消失」を観る。ケラリーノ・サンドロヴィッチ(ケラ)作・演出。出演は大倉孝二、八嶋智人、松永玲子、犬山イヌコほか。
劇 を観たなあという実感溢れる力作であった。ガッシリとした手応えや歯応えがある。上演時間2時間45分(途中休憩なし)の大作であったが長さを感じさせな い。劇にはその作品の長さにあった文体というものがある。それがしっかりして適度なものであるから客を引っ張ることが出来るのだろう。小説もそうだが長さ ではなく質だ。長いから観るのが大変、読むのが大変ということはない。面白ければ長さは関係ない。いくら短くても退屈なものは読み通せないし、見続けるの が辛く感じるものだ。

ナイロン100℃というとコメディーという印象が強いが今回は悲惨な結末。笑いの部分もあるが重い作品だ。
兄弟愛が主題の一つであり、それが強すぎることが悲劇を呼ぶ。

作、演出、俳優ともにレベルが高く惹かれる。大倉孝二、八嶋智人、松永玲子の演技が特に秀逸。松永玲子がこれまでとは全く違った表情を見せるのが面白い。シリアスな大倉孝二もいいものだ。
カーテンコールは大いに沸く。最後にはKERAも登場。             

ナイロン100℃の公演は「1979」と「フローズン・ビーチ」を観ているが両作品とも印象は今ひとつであったが、今回はいい。普段京都で観ている演劇とは格が違うなと思う。演じているのは何といっても売れっ子の俳優達だ。持っている引力が違う。

|

« これまでに観た映画より(18) 「接続」 | トップページ | mama!milk 「Gala de Caras」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 観劇公演パンフレット(25) ナイロン100℃ 「消失」:

« これまでに観た映画より(18) 「接続」 | トップページ | mama!milk 「Gala de Caras」 »