生誕100年 オリヴィエ・メシアン 「トゥーランガリラ交響曲」 ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ほか
今年(2008年)が生誕100年に当たる、フランスの作曲家オリヴィエ・メシアン(1908-1992)。
詩人である母親が、まだお腹の中にあるメシアンについて「私は、まだ知らない音楽のために痛む」という詩を書いたという伝説に彩られた人物でもあります。
そんなメシアンの代表作が「トゥーランガリラ交響曲」。10楽章からなる大作であり、オンド・マルトノという鍵盤楽器が大活躍することでも有名です。
「トゥーランガリラ交響曲」は20世紀を代表する作品ですので、名盤にも事欠きませんが、私が気に入っているのは、ケント・ナガノがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したCD(TELDEC)。
現代ピアノ曲を得意とするピエール=ローラン・エマールがピアノを担当、ドミニク・キムがオンド・マルトノを奏でています。
ケント・ナガノ盤の特徴は何といってもベルリン・フィルの輝かしい音。それもいつものドイツ・ゲルマン的な重々しいものではなく、浮遊感を持った精妙な音宇宙をナガノは作り出しています。
ベルリン・フィルの合奏能力の高さは最高水準であり、エマールのピアノと、キムのオンド・マルトノも優れており、更に名盤でありながら廉価で手に入れることが出来るというのもポイントです。
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