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2008年5月 6日 (火)

これまでに観た映画より(20) 「ワンダフルライフ」

DVDで是枝裕和監督の映画「ワンダフルライフ」を観る。この世を去った人々が訪れる天国の入り口にある施設。死者達はこれまでの人生で一番思い出に残る場面を選び、それを撮影してから次の世界に旅立っていく。主演:ARATA、小田エリカ、内藤剛志、寺島進ほか。

旅立ちとは何か、と考えさせられる作品。死者達と面談する施設の人達は実は全員、「一番の思い出」を選ぶことが出来なかったためにここで働いているのだ。

施設で働く青年・望月隆(ARATA)はある老人との面談を担当する。実はその老人は望月のかっての許嫁と結婚した人物であった。望月は容貌こそ22歳だが、太平洋戦争で戦死しており、その老人とは同世代だったのだ。
望月の心の中に起きる旅立ちへの思い。

何を選び、どこへ行くのかという問いは実は人生そのものの問いでもある。岡村孝子の歌にもあるが、「いつかはみな旅立つ、それぞれの道を歩いていく」。何がきっかけで、どの道を選ぶのかは個人個人の最重要問題だ。選択なんて実は出来ないし誰もしてはいないというのもまた真実かも知れないが、信じる道を歩むという決意を常に再認識していくことの大切さを思い出させてくれるドラマである。

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