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2008年5月20日 (火)

秘すること

演劇好きの若者が、自分の歌舞伎観について述べている文章を読んだことがある。歌舞伎に関する解釈が色々と書かれているのだが、多くは、「そんなこというまでもないこと」であったりする。多くの人はわかっているのだ。そしてわかっていても言わないのだ。何でも語ってしまうのは恥ずべきことだと心得ているから。

自身の演出と解釈について延々と語っていたりもするが、そういうことを堂々と書いてしまうのはよろしくないのではないか。

秘することなく、表に出すことが何故か良いことと語られることが多いのだが、そんなものは私に言わせれば嘘だ。
観客の知と能力を信じていないからそう思ってしまうのか。

人間存在はいつだって薄明の中にあるのだ。秘されたところで真実はそっと語られるのだ。まばゆい光の下で起こることなど、実は大したことではない。

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