クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団 「ラヴェル管弦楽作品全集」
クラウディオ・アバドが、ロンドン交響楽団の首席指揮者を務めていた1980年代にデジタルで録音した「ラヴェル管弦楽作品全集」(ドイツ・グラモフォン)。ロンドン響時代のアバドを代表する録音です。現在ではドイツ・グラモフォンの「トリオCDs」シリーズの1つとして出ています。
ロンドン交響楽団の技術を生かし、アバドらしいノーブルな音楽性を前面に出した演奏。かといって上品なだけではない、高揚感ある音楽を生み出しています。
アバドの巧みな盛り上げ方に興奮したロンドン響メンバーが発した叫び声がそのまま録音されていることで有名な「ボレロ」、アバドのラテン気質がうかがえる「スペイン狂詩曲」、雅やかな「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ロンドン響の音色が美しい「マ・メール・ロワ」、やや優等生的な表現が気になるものの音による大伽藍を築き上げている「ダフニスとクロエ」全曲、スマートな「高雅にして感傷的なワルツ」、エスプリの表出の見事な「ラ・ヴァルス」など、名演が盛りだくさんです。
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