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2008年6月30日 (月)

スピードガンと勝負しなかった男

投手の世界では、「スピードは麻薬」という言葉が使われることがあります。ここで使われているスピードとは覚醒剤の隠語では勿論なく、球速のことです。

スピードガン表示で良い数字が出るとそれが快感となり、やみつきになって、「もっと速い球を投げてやろう」と思うようになり、それが高じると、バッターよりもスピードガンと勝負するようになってしまいます。「快速球投手」と呼ばれながら、出れば打たれるで活躍出来なかった投手の中にはスピードガンと勝負してしまった人が少なからずいます(1球ごとにスピード表示を確認する投手は要注意です。かつて、西武のU投手は、勝ち星を満足に挙げられないという状態だったのに、ストレートを投げるたびにスコアボードを振り返って球速確認を行ったため、首脳陣から「スピードガンと勝負する奴はいらない」と言われてトレードに出されています)。

かつて、中日のリリーフエースとして活躍した牛島和彦氏が千葉ロッテの選手時代にテレビ出演した際に、自身の球速(前の記事で紹介した「データルーム」によると牛島の最速は中日時代にマークした143km)のことを訊かれて、「どこ行こうと関係ないというならもっと速い球は投げられますけれど、コントロールを重視しなければいけないので」というようなことを語っていました。

余興としてのスピードガンコンテストでなら、スピードガンと勝負してもいいのでしょうが、野球の場合は、投手の相手はあくまでバッター。いくら速くてもストライクが入らなかったり、打たれてしまうような球なら意味がないということです。

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