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2008年7月 7日 (月)

観劇公演パンフレット(30) 「サムシング・スイート」

ちょうど1年前の、2007年7月7日に、大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで観た「サムシング・スイート」の公演パンフレットを紹介します。中谷まゆみ作、板垣恭一演出の舞台作品。出演は、星野真里、辺見えみり、山崎樹範、金子昇、井端珠里。某連続ドラマに似た展開なのが気になりますが、愛らしい作品にはなっていたと思います。

舞台「サムシング・スイート」公演パンフレット パンフレットには、出演者達の舞台「サムシング・スイート」への意気込み、タイトルにちなんで「お手軽サマースイーツレシピ」の掲載と出演者達の思い出に残るスイーツ、星野真里+辺見えみり+井端珠里による鼎談、板垣恭一+金子昇+山本樹範による鼎談、映画監督の行定勲と演劇コーディネーターの加藤敦子からのメッセージ、稽古場日誌などが載っています。

舞台「サムシング・スイート」の感想

シアタードラマシティで、中谷まゆみ作、板垣恭一演出の公演「サムシング・スイート」を観る。出演は、星野真里、辺見えみり、山崎樹範(やまざき・しげのり)、金子昇、井端珠里(いはた・じゅり)。
井端珠里(1987年生まれ)は、CXドラマ「眠れる森」(1998)で、中山美穂の少女時代(とラストシーンで木村拓哉から蜜柑を受け取る少女)を演じていた女の子だそうで、いつの間にか(といっても、もう9年も経っているのだが)こんなに大きくなっていることに驚く。

2002年8月、売れない小説家の香織(星野真里)は交通事故に遭い、下半身不随となる。5年後の2007年8月、高校時代からの友人・明美(辺見えみり)と彼女の婚約者である圭介(山崎樹範)と共に暮らす香織は、事故の影響でひねくれた性格の持ち主になっていた。事故のことを書いた香織の自伝は大ヒットし、作家としては売れっ子になっていたが、そのことでも人間不信は募っている。そんな香織にファンレターを送り、今ではメル友になっている須藤(金子昇)という男が、ある日、香織と明美、圭介の暮らすマンションを訪ねてくる……。

歪んだ愛情をテーマとした、思ったよりもドロドロとした展開の芝居。時折、既視感を覚える箇所や納得のいかない部分(井端珠里が出演していた連続テレビドラマ「眠れる森」を意識していると思われる)はあるが、全体としては良い出来だったと思う。開演前にはこの公演のパンフレットを買うことになるとは思っていなかった。

いくつかの謎が徐々に明かされていくのだが、最大の謎が明かされるのは開演の約1時間後(上演時間は約2時間である)。早すぎるのではないかと思ったが、その時間帯で謎を明かしたからこそ後半の人間ドラマが生きたのであり、そう思えば、配分は間違っていなかったといえる。

星野真里は映像作品では良いけれど、舞台ではどうなのだろうと興味があったのだが、非常に良い。素晴らしいと言ってもいいほどの出来で、「やっぱり才能あるんだなあ」と感心する。

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 渋谷のパルコ劇場で、星野真里が主演の『 Something Sweet 』を観てきました。今日も家内と一緒。2日連続の観劇となってしまい、家内はかったるそうでした。  家内と一緒にストレートプレイを観るのは、ずいぶんと久しぶりです。この前がいつだったか、にわかには思い出せません。  この芝居については、単純にミーハー心でナマ星野真里を見てみたいと、チケットを取りました。  商業演劇のストレートプレイは、私は、たぶん『奇跡の人』以来です。 ストーリーは青春の友情と恋愛の物語。いや、恋愛はおまけで、友... [続きを読む]

受信: 2008年7月 8日 (火) 22時58分

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