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2008年8月21日 (木)

観劇感想精選(47) 「道元の冒険」

2008年8月3日、大阪・京橋のイオン化粧品シアターBRAVA!にて観劇

午後3時より、大阪・京橋のシアターBRAVA!にて、「道元の冒険」を観劇。作:井上ひさし、演出:蜷川幸雄、音楽:伊藤ヨタロウ、出演:阿部寛、栗山千明、北村有起哉、横山めぐみ、高橋洋、大石継太、片岡サチ、池谷のぶえ、茂手木桜子、金子文、手塚秀彰、神保共子、木場勝己。

曹洞宗の開祖、道元の生涯を俳優達が入れ替わり立ち替わり演じてみせる。道元その人は阿部寛が一貫して演じる(サブストーリーとして、婦女暴行、重婚などの罪で精神鑑定を受けている男が出てくるが、これも阿部寛が演じる)が、少年期の道元を栗山千明が、青年期の道元を北村有起哉がそれぞれ劇中劇の形で演じてみせる。

井上ひさし一流の笑いの要素がふんだんに盛り込まれ、伊藤ヨタロウの音楽も、仏教の話なのに讃美歌風の曲があったり、カノンが用いられたりと楽しい。
早稲田大学の校歌と明治大学の校歌、慶應義塾大学の学生歌「若き血」のパロディーが歌われたのも(明大出身であるため)個人的には嬉しかった。

ラストに、現在流されている番組がそのまま映っているテレビモニターが出てくる手法は、蜷川幸雄がよく用いるものだが、「道元の冒険」と合っているのかどうかは疑問であった。内容よりも手法に拘ったような感じも受ける。

「道元の冒険」における、道元の仏教観は、演劇のみならず「表現」に対する我々の在り方という点でも哲学という点でも興味深く、「民衆こそが主役」という井上ひさし的な世界観もよく伝わってきた。

道元の冒険

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