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2008年8月 4日 (月)

DVD「カールハインツ・シュトックハウゼン  『ヘリコプター弦楽四重奏曲』」

ヘリコプター4機に弦楽四重奏団のメンバーが一人ずつ乗り込み、演奏を繰り広げるという「ヘリコプター弦楽四重奏曲(ヘリコプター四重奏曲)」。
その作曲者であるカールハインツ・シュトックハウゼンと、演奏するアルディッティ弦楽四重奏団によるリハーサルと本番の模様を、インタビューを交えながら紹介するDVDがメディチ・アーツから登場しました。

DVD「カールハインツ・シュトックハウゼン 『ヘリコプター弦楽四重奏曲』」 リハーサル時やアルディッティ弦楽四重奏団のメンバーへのインタビューでは主に英語が、シュトックハウゼン個人へのインタビューではドイツ語が用いられていますが、このDVDには日本語字幕も用意されているので、英語やドイツ語がわからなくても、内容を理解することが出来ます。

1995年5月5日からオランダでリハーサルと撮影が始まり、同年の6月26日のオランダ・フェスティバルで、「ヘリコプター弦楽四重奏曲」は初演されます。

初演の模様も収められていますが、残念ながら全曲ではなく、部分部分です。

ヘリコプター弦楽四重奏曲では、奏者達がドイツ語で、「アイン! ツヴァイ! ドライ!」と数字を数えますが、その数え方までもシュトックハウゼンが細かく指導しているのがわかります。更に、ヘリコプター四重奏曲は、飛ぶ夢を多く見るというシュトックハウゼンの夢想から生まれたものですが、最初に構想が浮かんだ直後は、「きちがいだと思われるのではないか」とシュトックハウゼン本人も考えたそうで、身近な人にも構想を語らなかったということがインタビューでもわかります。

音符が交錯するため、赤(ファーストヴァイオリン)、青(セカンドヴァイオリン)、緑(ヴィオラ)、オレンジ(チェロ)という4つの色で楽譜が書かれた「ヘリコプター弦楽四重奏曲」という特異な楽曲と現代音楽、そしてシュトックハウゼンを知る上で興味深い映像です。

シュトックハウゼン  カールハインツ (1928-2007)/Helicopter Quartet: Arditti Q

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