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2008年9月27日 (土)

観劇感想精選(51) 「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ 『(タイトル未定)』」 大阪公演のタイトルは『アボカド』

2008年3月5日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて観劇

午後7時より、大阪・茶屋町のシアター・ドラマシティで、吹越満のソロ・パフォーマンス「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ『(タイトル未定)』」を観る。『(タイトル未定)』がタイトルである。

『(タイトル未定)』というタイトルであるが、吹越が登場し、タイトルを示すと同時に、「『(タイトル未定)』って作品を見に行くんだけど」、「タイトルが決まってないの?」、「いや『(タイトル未定)』ってタイトルなんだよ」、「でも『タイトル未定』なんでしょ? ということになると紛らわしいので」、と一人二役で語り、その場でタイトルを決めることにする。

吹越がお客さんに、「タイトルは何がいいですか?」と訊くが、お客さんもいきなりなので応えられない。そこで吹越は「好きな食べ物は何ですか?」と訊く。フミさんという女性が「アボカド」と応えたので、大阪公演のタイトルは、「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ『アボカド』」に決定。吹越はもう一人のお客さんにも同じことを訊いて、「卵かけご飯」という返事を得たが、そちらは採用されず。

イッセー尾形も同じようなソロパフォーマンスを行っているが、吹越満はイッセー尾形よりもずっとシュールである。

アイデアの豊富さに感心する。私もこれからこのシーンがどう展開するのか先を読むのだが、読み切れない。まあ、当然で、読めてしまったら面白くないし、読めるんなら自分だってソロ・アクトを行える。多くの観客が先を読む中で、それを超えるものを見せる必要があるのだから、パフォーマーは大変である。

元ワハハのプリンス、吹越満。ワハハ本舗の公演は観たことがないのだが、彼は売れっ子になる前に、フジテレビ系深夜の推理番組でナビゲーターをやっていた。私が吹越満を知ったのはそれが最初である。

2003年だったと思うが、やはりシアター・ドラマシティで、「エレファント・バニッシュ」という公演を観ている。イギリスの演出家、サイモン・マクバーニーが村上春樹の短編小説数編を選んで舞台化した作品で、吹越満と高泉淳子が主演だった。作品自体は、村上春樹の短編小説をそのまま並べただけで、「ああ、サイモン・マクバーニー、村上春樹がわかってないや」という感想で終わってしまうものだったが、吹越満と高泉淳子は印象的な演技を見せた。
余談だが、カーテンコールでステージに呼ばれたサイモン・マクバーニー氏は、私の客席の前にあった階段で思いっきりこけて転がり落ちていた。怪我はしなかったようだけれど。

また、これはテレビで観たのだけれど、野田地図の「Right Eye」という公演での吹越も良かった。テレビ録画のあった日に、携帯電話を鳴らしたお客さんがいて、野田秀樹と吹越満に思いっきり突っ込まれていたっけ。

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