エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団 カリンニコフ 交響曲第1番
わずか35歳(満34歳)で亡くなったヴァシリー・カリンニコフ(1866-1901)。
彼の交響曲第1番は、余りにもロマンティックな旋律が特徴で、隠れた名曲でありました。
ネーメ・ヤルヴィ盤やテオドル・クチャル盤の登場により、知名度も上がったカリンニコフの交響曲第1番ですが、以前より決定盤とされていたのは、エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立交響楽団盤。
1975年の録音ですが、旧ソ連は軍事や宇宙開発競争に力を入れすぎたためか、音楽大国でもありながら、録音技術は貧弱で当盤も録音に関しては満足のいくものではありません。
ただ、演奏の良さは録音の悪さを超えて伝わってきます。スヴェトラーノフ、ソビエト国立交響楽団ともに祖国の作曲家への深い共感を持って演奏しており、この曲の欠点ともいうべき若書き的生硬さも良く補われています。
スヴェトラーノフには、NHK交響楽団を指揮したライブ盤があり、録音はそちらの方がずっと優秀ですが、コテコテのドイツ派オーケストラであったN響の音はこの曲をやるには重心が重く、カリンニコフの青春の息吹はソビエト国立響盤の方がより鮮明に伝わってきます。
「エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ソビエト交響楽団 カリンニコフ交響曲第1番の現行盤CD」
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