観劇感想精選(52) 「悪夢のエレベーター」
2008年9月25日 大阪・茶屋町のシアタードラマシティにて観劇
午後7時から梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで、「悪夢のエレベーター」を観る。原作・脚本:木下半太、演出:ダンカン。
吹越満、片桐仁(ラーメンズ)、中村倫也、高橋真唯による4人芝居である。
15階建てのマンションのエレベーターが停止、乗り合わせた、富永(吹越満)、小川(片桐仁)、牧原(中村倫也)、カオル(高橋真唯)の4人が閉じ込められている。小川はしばらくの間気絶していて、エレベーターが停止した瞬間を憶えていない。
やがてエレベーターの電気が消える。4人は気を紛らわすためにゲームを始める。「告白ゲーム」。これまで誰にも話したことのない、誰にも話せない秘密を打ち明けるというゲームだった……。
ジャンルをいうと、サスペンス・ブラック・コメディーとなるのだろうか。役者4人の個性がともに生きていて、ラストのどんでん返しも効果的。良くできた舞台だった。
エレベーターの中に閉じ込められるという設定で、自分ならどういう展開にするかを考えつつ観ていたのだが、「俺ならこうする」という展開にまさになってしまったので、本と私の発想のオリジナリティに問題を感じてしまったのだが、本の方は、その後は練りに練られた展開を見せ、ブラックな味わいも利いていた。私が書くならもっと別の意味でブラックなものになると思うが。
構成作家、プロデューサー、映画監督としては評価を受けているダンカンだが、舞台演出家としてもしっかりした仕事をする人であることがわかった。
カーテンコールには客席にいたダンカンも舞台に上がる。
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