木下半太 『悪夢のエレベーター』
大阪出身の木下半太が書いた『悪夢のエレベーター』。先に書いた記事の舞台の原作でもあります。原作での舞台は大阪のようで、登場人物のほとんどが大阪弁を話します。
停止したエレベーターに乗り合わせた、富永、槙原、小川、カオルの4人。そこで繰り広げられるブラックにしてコミカルな出来事の数々。
それが3人の視点により、3つの章で語られていきます。ある人の視点からはよくわからなかったことが、次の章で種明かしされ、おまけに笑いも誘うなど作品構成も見事です。
木下半太は演劇界の出身。長く大阪演劇界で活躍した後、今は本拠を東京に移して演劇活動を続けています。停止したエレベーターという舞台的空間の生かし方が抜群なのも、木下が演劇界出身であることと無関係ではないでしょう。
なお、『悪夢のエレベーター』はWeb上で続きを読むことが出来ます。(http://blog.qlep.com/blog.php/114535)。本編読了後はWeb上で続きを楽しむのも良いでしょう。
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