コンサートの記(28) 柴田淳コンサートツアー2008「月夜PARTY Vol.1 しばじゅん、アイスクリームからサニーへ」大阪公演
2008年11月9日 大阪・新町の大阪厚生年金会館大ホールにて
大阪・新町の大阪厚生年金会館大ホールにおいて午後6時開演の、柴田淳コンサートツアー2008「月夜party vol.1 しばじゅん、アイスクリームからサニーへ」大阪公演を聴きに行く。
柴田淳の誕生日である11月19日をまたいで行われるツアーであり、ツアータイトルは、しばじゅんさんの年齢に由来する。
ツアータイトルにしている割には、しばじゅんさんはトークで、「もう年齢不詳で行きたい」「プロフィールから(生まれた)西暦を削除しようかな」と言っていたけれど。
会場に詰めかけた大多数が、見るからに善男善女という人達。しばじゅんさんは、「大阪なのに(ツアー初日の)仙台より静かですね」「本当に大阪ですか?」と客席に問いかけていたが、大阪人と一口に言っても色々なタイプが当然ながらいるわけで、テレビで作り上げられたようなイメージの大阪人ばかりでもないわけである。
シングル曲でもある「カラフル」でスタート。最初のうちは、しばじゅんさんも緊張のためかうまく乗れなかったようだが、最初の衣装替えのために一度引っ込んで、ふたたび現れてからは好調。ライブで歌い慣れているためか、アルバム「ため息」に収録された曲の数々が一番安定した歌唱になっていたと思う。
歌われた曲は、全て憶えているわけではないが、「カラフル」、「夢」、「涙ごはん」、「メロディ」、「椿」、「愛をする人」、「月光浴」、「片想い」、「隣の部屋」、「それでも来た道」、「君へ」、「少女」、「ため息」、「泣いていい日まで」は歌われた。
アンコールの前にトークの時間があり、しばじゅんさんのdiaryを読んだ人は何のことかわかると思うが、先月生まれた甥っ子の名前がとうとうしばじゅんさんが嫌がっていたようなものに決まってしまったそうである。
それから、客席からのリクエストに答えて、「幻」「今夜、君の声が聞きたい」「缶ビール」を部分的にアカペラで歌ってくれる。しばじゅんさんが他の人のコンサートに行った時の話もしてくれたけれど、これは書かないでおきます。
トークの時間にではなかったが、しばじゅんさんが今、大阪弁にはまっているということで、プチ(?)大阪弁の披露もあり(「ボチボチでっか?」と言ってはったけど、そら違うで、しばじゅんさん)。
ちなみに、しばじゅんさんはボブカットのウィッグを付けていて、最初がゴシック風の白のドレス、次いで黒の大人っぽいドレス。最後が薄紫のワンピースにロングブーツという衣装でした(アンコール時は、お約束のツアーTシャツにジーンズ)。
アンコールは2曲。「夜の海に立ち…」と「ぼくの味方」という、いずれもファーストアルバム「オールトの雲」からの歌。
「ぼくの味方」は私も声は出さずに口だけ開けて一緒に歌ったが、私の意識と会場の空間とが溶けて、一体となるような感覚を味わった。「忘我の境地」や「無我の境地」などというと大袈裟だが、それに似た体験だと思う。
音楽を楽しむだけならCDを聴けば十分だ。だが、こうした特殊な感覚を味わうために私はコンサート会場に足を運び続けている。それにしても良い夜だった。体が内側から浄化されたような気分だ。
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