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2008年12月 7日 (日)

観劇感想精選(56) 劇団M.O.P. 「エンジェル・アイズ」

2007年8月25日 京都府立文化芸術会館にて観劇

午後2時から京都府立文化芸術会館で、劇団M.O.P.の公演「エンジェル・アイズ」を観る。作・演出:マキノノゾミ。
アメリカ・アリゾナ州トゥームストンを舞台とした西部劇。

かつては金が出て、発掘者が押し寄せ、繁栄したトゥームストン。数年前にはOK牧場の決闘があり、全米中に名を轟かせたが、その後は斜陽の一途をたどっている。
青年新聞記者のエリオット・ホープ(大原やまと)は、トゥームストンの惨状を見かね、人気作家のマーク・トウェインことサミュエル・クレメンズ(奥田達士)に手紙を送った。
クレメンズは、二度目のOK牧場の決闘を行うことを計画する……。

あらすじだけにしてしまうと荒唐無稽な物語のように思えてしまうのだが、実際は上質のエンターテインメントである。全員がギターやバンジョーをかき鳴らしながら「ローハイド」を歌う冒頭からサービス精神旺盛。MONOの奥村泰彦の舞台装置も効果的で、実に格好いい芝居である。

西部劇的な面白さはもちろん、人間の悲哀や、人間の持つ愚かしさや汚らしさも描かれている。

戦闘シーンはもっと格好良さが欲しく、自分ならどう演出しようかと考えながら観ていた。M.O.P.の場合は役者が良いので、銃撃されてすごすごと引っ込んでもそれはそれで絵になっているのだけれども。

ラストは昨年の「ズビズビ。」同様、ブラスを交えた演奏。役者達がブラスやギター、フィドルなどを演奏する様は、 「上海バンスキング」のようで楽しいことこの上ない。

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