サー・チャールズ・マッケラス指揮スコットランド室内管弦楽団&フィルハーモニア管弦楽団 「ベートーヴェン交響曲全集」
サー・チャールズ・マッケラスがスコットランド室内管弦楽団とフィルハーモニア管弦楽団を指揮して完成された「ベートーヴェン交響曲全集」(英ハイペリオン)を紹介します。交響曲第1番から第8番までがスコットランド室内管弦楽団の演奏、交響曲第9番「合唱付き」のみフィルハーモニア管弦楽団の演奏です。2006年のライヴ録音。
1925年、オーストラリア人の両親のもとアメリカに生まれ、オーストラリアで音楽教育を受けたマッケラスは、シドニー交響楽団のオーボエ奏者として活躍した後、イギリスとチェコに留学、指揮法を学びます。
チェコ留学時にはモラヴィア地方を代表する作曲家であるレオシュ・ヤナーチェクの音楽に傾倒、のちにヤナーチェク演奏の第一人者と評価されることになります。
古楽が盛んなイギリスで指揮法を学んだこともあり、マッケラスはピリオド演奏にも傾倒。古楽器オーケストラであるエイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団も数多く指揮し(主に現代オーケストラを振る指揮者が古楽器のオーケストラを本格的に指揮したのはマッケラスが最初ともいわれる)、またモダン楽器によるピリオド演奏の先駆けともなって、エイジ・オブ・インライトゥメントを指揮するもう一人の現代オーケストラの指揮者であるサー・サイモン・ラトルらに大きな影響を与えました。
マッケラスは1990年代にロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して「ベートーヴェン交響曲全集」をEMIに録音していますが、出来は最新盤であるこのハイペリオン盤の方が上。
マッケラスは、ピリオド奏法を完全に手の内にしており、そのことによってピリオド奏法であることを感じさせないという、モダンオーケストラのピリオド奏法の理想ともいうべき境地に達しています。ピリオド奏法を援用した演奏は逆にアグレッシブな感じを受けるものですが、マッケラスの演奏は自然体であり、それでいて生命力の横溢が感じられるという大変優れたもの。現時点における「ピリオド奏法を援用したモダンオーケストラによるベートーヴェン交響曲全集」の最高峰をなすものとして強くお薦めしたいセットです。
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あるいは映画の内容以上の知名度を誇るかも知れないというテーマ曲が有名な「太陽がいっぱい」の音楽ですが、そこはニーノ・ロータの作だけあって、テーマ音楽以外にも美しく、切なく、スリリングな音楽が満載です。全15曲を収録。
「弦楽のためのアダージョ」のほかに、「オーケストラのためのエッセイ」第1番&第2番。「シェリーによる場面のための音楽」、交響曲第1番を収録。
交響曲第1番と交響曲第6番「田園」は1982年のデジタル録音、交響曲第3番「英雄」は1968年、交響曲第7番は1958年のモノラル録音、交響曲第4番と交響曲第5番は1972年のステレオ録音です。1968年というと、西側ではステレオ録音が本格的に始まってから10年ほどが経っていますが、ソ連は国家自体が録音技術に力を入れなかったためかモノラルです。
「フロシキ」の“フロ”は“フロンティア”のフロ。日本のフロンティア、満州国を舞台にした作品です。























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