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2008年6月15日 - 2008年6月21日の8件の記事

2008年6月21日 (土)

アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」(全11曲)

シェイクスピアの戯曲『真夏の夜の夢』を読んで感動した当時17歳のフェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディが、読後すぐさま作曲に取り組み、完成させたのが「真夏の夜の夢」序曲。
そして、その17年後、34歳になったメンデルスゾーンは、「真夏の夜の夢」の劇付随音楽として、有名な「結婚行進曲」など12曲を書き上げ、全13曲の「真夏の夜の夢」のための音楽が残されました。

アンドレ・プレヴィンは、ロンドン交響楽団を指揮して全13曲をアナログ録音していますが、今日紹介するのは、デジタル時代にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して、そのうちの11曲を再録音したCD。フィリップス・レーベル。

アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」抜粋(全11曲) 1929年にベルリンに生まれたアンドレ・プレヴィン(ナチス台頭期であり、ユダヤ系であったプレヴィン一家は1930年代後半にドイツから逃れている。その際、出生の資料を紛失したため、アンドレ・プレヴィンの正確な生年月日は不明とのことである)。10歳でジャズピアニストとしてデビュー、14歳にしてハリウッドの音楽家としての活動を開始し、映画音楽作曲家・編曲家、ジャズピアニストなど多彩な活躍を見せた後に指揮者に転身し、以後は世界的な指揮者として活躍しています。

もともと、5歳の時にフルトヴェングラーの指揮するベルリン・フィルのコンサートを聴いて感動し、クラシック音楽の道に進むことになるだろうと予感したというプレヴィンですが、アメリカで生活費を稼ぐために映画音楽に携わり、売れっ子となってしまったため、クラシックの指揮者として本格的に歩み出したのは31歳の時でした。その後も、「映画音楽出身」ということで色物扱いされたプレヴィンですが、ようやく50歳近くになってから「本物の指揮者」と認められるようになり、80年代以降たびたび共演するようになったウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との相性が抜群であったことから「世界的な指揮者」との評価を勝ち得るようになります。

「早熟」「神童」「ユダヤ系」「作曲家にして指揮者」という共通した音楽性を持つメンデルスゾーンとプレヴィン。映画音楽にも通じるようなわかりやすさを持った「真夏の夜の夢」の音楽、更にウィーン・フィルの音の美しさも加わって、理想的な演奏が繰り広げられています。

メンデルスゾーン/Ein Sommernachtstraum: Previn / Vpo

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夏至

今日は夏至。そして今夜は、英語でいう「ミッドサマーナイト」=「真夏の夜」。ということで、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』の舞台となった季節です。

観劇が趣味なので、シェイクスピアの舞台は数多く観ているのですが、『真夏の夜の夢』に関しては有名俳優による公演はまだ観たことがありません。大阪芸術大学舞台芸術学科の学外定期公演として行われた『ま、夏の夜の夢』はシアター・ドラマシティで観たことがあるのですが、本来は一人の俳優が演じる役であるパックを、どういうわけか20名ほどの大人数で演じていて、役を貰えなかった学生を全員パックに回したんじゃないかと疑いたくなるほど、不思議な舞台になっていました。

ところで、イギリスだけでなく、緯度の高いところにある国では夏至は特別な日。北欧各国では夏至祭が行われます。また、太陽信仰のある国でも夏至は特別視されます。

しかし、日本にも太陽信仰はあるのに(最高神である天照大神が太陽神である。そもそも国号からして「日本」なので太陽が特別な存在とされていることがわかる)夏至にまつわる特別な行事は最近までほとんどありませんでした。これはやはり、日本では梅雨の時期に夏至がくることと無関係ではないと思われます。いくら一年で一番昼が長い日とはいっても、太陽が雲の向こうにいることが多いとあっては、なかなか祝う気にはなれないでしょう。

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2008年6月19日 (木)

21世紀のベートーヴェン演奏 パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン ベートーヴェン交響曲第5番&第1番

日本でも交響曲チクルスを行い、高い評価を得ているパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのベートーヴェン。
録音は1年に1枚という比較的ゆっくりとしたペースで進められており、このたび「ベートーヴェン交響曲全集」を成すことになるCDの第3弾、交響曲第5番&第1番が発売されました。RCAレーベル。

パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン ベートーヴェン交響曲第5番&第1番巧みな強弱のつけ方、個々のプレーヤーの技術の高さに感心させられると同時に、主旋律を担当する楽器が次々と移り変わる様が手に取るようにわかるなど、明晰この上ないベートーヴェンであり、パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルハーニー・ブレーメンの凄さと、それ以上にベートーヴェンの作曲技術がいかに卓越したものであるかを改めて確認させてくれる優れた演奏です。

ベートーヴェン/Sym.1  Sym.5: P.jarvi / Deutsche Kammerphilharmonie (Hyb)

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2008年6月18日 (水)

柴田淳 『親愛なる君へ』

「しばじゅん」こと柴田淳のニューアルバム『親愛なる君へ』(ビクター・エンタテインメント)。シングル「カラフル」、「ふたり」の2曲を含む全10曲が収録されています。

柴田淳 『親愛なる君へ』 彼女が38℃の熱を出した時に作ったピアノ曲のタイトルが「38.0℃」がだったり(ソフトペダルを踏み続けて弾いたような繊細な曲調。熱でボーッとした状態を表現しているとみることも出来る)と、ユーモアも発揮されていますが、「椿」や「十数えて」などタイトルや歌詞、アレンジに日本的な情趣が感じられるものが含まれていたり、彼女の声の魅力である高音の冴えではなく、敢えて低めの張った声で勝負している曲があったりと、意欲的な挑戦も目立ちます。アメリカ南部の酒場で歌うのが似合うような、ジャージなー雰囲気を持つ「メロディ」というナンバーも聴き物。

柴田淳/親愛なる君へ

柴田 淳

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@nifty テーブルサッカー

昔懐かしいテーブルサッカーのWeb版を紹介します。強いチームほど反応が早く、弱そうなチームほどプレーヤーの負担が増えるという、ある意味正直なゲームです。

「@nifty テーブルサッカー」

http://game.nifty.com/cs/catalog/game_title/free3/catalog_ais00041_1.htm

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2008年6月16日 (月)

ヘルベルト・ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデン ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」

1927年、スウェーデン人の牧師の子としてアメリカに生まれ、スウェーデンで教育を受けた指揮者、ヘルベルト・ブロムシュテット。80歳を超えた今も瑞々しい音楽を作る名匠として、そしてNHK交響楽団の名誉指揮者として日本でも高い人気を誇っています。

ブロムシュテットが最初に注目を集めたのは、当時の東独のオーケストラの最高峰と目されていたシュターツカペレ・ドレスデン(ドレスデン国立管弦楽団、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団とも表記される)の首席指揮者として活躍していた時期(1975-1985)。
無理のないオーケストラコントロールと誠実にしてしなやかな音楽作りは好意的に迎えられましたが、一部で「凡庸」との評もありました。

ヘルベルト・ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデン ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」 今日紹介するブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」(DENON)は、シュターツカペレ・ドレスデン時代のブロムシュテットの最良の成果の一つです。

シュターツカペレ・ドレスデンは、1548年創設というとてつもなく長い歴史を誇るオーケストラ。1548年といえば、日本はまだ室町時代です(ザビエルらがキリスト教を日本に広めるために鹿児島に上陸したのが翌1549年のこと)。
独特の渋い輝きを持つシュターツカペレ・ドレスデンのファンは多いのですが、歴代のシュターツカペレ・ドレスデンの指揮者の中で、最も美しい音を引き出したのがブロムシュテット。

「ベートーヴェン交響曲全集」や「シューベルト交響曲全集」の出来を聴いてもブロムシュテットが凡庸な指揮者でないことは明らかですが、このブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」における尋常ならざる美音を聴いても、ブロムシュテットが優れた資質を持った指揮者であることは明らかです。

「シュターツカペレ・ドレスデンだから美しい音を出すのは当然」か? そんなことはないはずです。ブロムシュテット離任後に、シュターツカペレ・ドレスデンのシェフとなった指揮者達が、このオーケストラから必ずしも美音を引き出せたわけではないことからもそれは明らかです。

ブルックナー/Sym.4: Blomstedt / Skd

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コンサートの記(13) マリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団来日演奏会京都公演2006

2006年11月25日 京都コンサートホールで

午後5時から京都コンサートホールで、マリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の来日公演を聴く。マリスとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(旧称:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)は今、ヨーロッパで最も注目を浴びているコンビの一つである。
今日の演目は、前半が(前半からいきなり)ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」(通称:「新世界」)、後半がストラヴィンスキーの「春の祭典」(通称:ハルサイ)という重量級のプログラム。

ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」はコンセルトヘボウ管弦楽団の自主制作レーベルであるRCOからライヴ収録のCDが発売されており、私も聴いたのだが、渋い名演であった。

今日のコンサートでもコンセルトヘボウ管は独特の渋い音色を聴かせる。美しい音色であるが、アメリカのオーケストラにありがちな燦々と輝く音ではなく、漆器の輝きのような熟した美音である。

マリスの指揮は作る音楽そのままに躍動的だが、これほど頻繁にジャンプするとは思っていなかった。レナード・バーンスタインのような高いジャンプではないが、とにかく何度も跳ねて見せる。
更に第2楽章では旋律をはっきり聴き取れるほどの大きさで歌う。旋律を歌う指揮者は意外に多く、先日来日したダニエル・ハーディングも「イー」という声で歌い続けていて、少し耳に障った。

コンセルトヘボウ管の金管群は顔を真っ赤にしての熱演。だが、マリスのバランス感覚が優れているため、金管だけが突出して聞こえるということなない。
オーケストラに威力はあるが虚仮威しでなく、内容のぎっしり詰まった「新世界」であった。オケにわずかなミスがあったが気になるほどではない。

「春の祭典」は期待以上の好演。冒頭のファゴットをスローテンポで吹かせるなど、始めの頃はゆったりとした演奏だったが、音量とともに徐々に速度を上げていく演出がまず上手いと感じる。しなやかな音色と多彩な表情はさすがであり、旋律の独特の処理も斬新だ。各楽器を適度に溶け合わせているため、大音響でもうるさく響かない。次々を彩りを変えるオーケストラの音色は使い古された言い方ではあるが、まさに魔術を見る思いがする。
マリスのダイナミックな指揮もこちらの目を楽しませてくれる。

アンコールはドヴォルザークの「スラヴ舞曲集」より第9番(かな? アンコールを書いたホワイトボードには“「スラブ舞曲集」より”としか書かれていなかったのではっきりとはわからない)と、バルトークの「中国の不思議な役人」よりの2曲を演奏。いずれも強靭なアンサンブルを駆使したノリに乗った演奏で、客席から爆発的な拍手が起こる。

追記:実演の時には感心したマリス・ヤンソンスとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏であるが、数日も経たないうちに、どんな演奏だったのか、思い出せないようになってしまった。そうした種類の演奏というものがある。

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2008年6月15日 (日)

千葉県民の日

本日6月15日は「千葉県民の日」。1873年の6月15日に印旛県と木更津県が合併して千葉県が誕生したことに由来します。「千葉県民の日」には千葉県内の公立学校は休校になります。今年の「千葉県民の日」は日曜日なので、何の影響もないのですが。

「千葉県民の日」というと、東京ディズニーランドがとても混むことで知られています。千葉県浦安市にある東京ディズニーランドでは、全国の都民・県民の日に該当都民・県民の入場割り引きサービスを行うのですが、地元である千葉県の県民の日は当然ながらかなり混みます。

現在は、私は千葉県民ではなく、京都府民。「京都府民の日」もあります。毎月23日。当然ながら学校はお休みにはなりません。毎月休まれても困りますからね。「ふ(二)み(三)ん」の語呂合わせで23日が府民の日になったのでしょうが、これでは毎月29日が肉の日というのと発想が変わらないような。
そろそろ毎年特定の「京都府民の日」設定に移行した方が良いような気もします。

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