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2009年2月10日 (火)

観劇感想精選(63) 「放浪記」大阪公演

2008年10月29日 大阪・中之島のフェスティバルホールにて観劇

大阪のフェスティバルホールまで舞台「放浪記」を観に出かける。午後1時開演。

「放浪記」。女流作家、林芙美子の人生を描く舞台である。初演は昭和36年(1961)、今から47年も前である。初演時も林芙美子を演じたのは森光子。というわけで、森光子は半世紀近くも「放浪記」の主人公を演じ続けているのである。脚本:菊田一夫、潤色:三木のり平という二人の名前が歴史を感じさせる。
演出は北村文典。

出演は、森光子の他に、山本陽子、米倉斉加年、有森也美、斎藤晴彦、大出俊、山本學、中島久之、大塚道子など。

88歳の森光子が林芙美子を演じるのだが、林芙美子の享年は早世ともいえる47。森光子は実際の林芙美子の享年より41歳も上の年齢で林芙美子を演じていることになり、舞台「放浪記」と「放浪記」の主役:林芙美子としての森光子は、本物の林芙美子と同じだけの歳月を生きたことになる。

人間国宝級の女優である森光子であるが、若くは見えてもやはり88歳という高齢であり、PAを使っての上演であったが声は弱々しかった。それでも存在感は抜群であり、88歳のお婆ちゃんが長い時間舞台に立って演じ続けているというだけでも希望を与えてくれているようで嬉しかった。

全5幕の作品であり、第1幕と第2幕は通して演じられるが、場転にはかなり時間がかかる。こういうのんびりしたところも昭和的で良い。

ストーリーは現今のものに比べると開いているというか、かなりわかりやすいものになっている。通俗的、単線的と言えるかも知れないが、商業演劇なのだし、古さは感じなかったので、これでいいのだと思う。

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