« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月の25件の記事

2009年2月27日 (金)

サー・チャールズ・マッケラス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリオーズ 幻想交響曲

サー・チャールズ・マッケラスが、イギリスのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してレコーディングした、ベルリオーズの幻想交響曲のCDを紹介します。ロイヤル・フィルの自主制作盤ですが、現在は他のレーベルから出ています。

サー・チャールズ・マッケラス指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリオーズ 幻想交響曲 「模範的な名演奏」というと良い意味でも悪い意味でも使われますが、マッケラスの指揮した幻想交響曲は、良い意味での模範的な名演奏。最大公約数的なまとまりの良い演奏でありながら、無個性ではなく、楽想全てが、理想的な音の運動として、感心するくらい的確に表現されています。

どこも強調されていないのに、マッケラスならではの名演となっている、隠れた名盤です。

サー・チャールズ・マッケラス指揮 ベルリオーズ 幻想交響曲 icon

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月25日 (水)

WBC強化試合を観に行って来ました

WBC強化試合を観に行って来ました

京セラドーム大阪まで、侍ジャパンことWBC(ワールドベースボールクラシック)日本代表の強化試合、対オーストラリア戦第2戦を観に行ってきました。

カメラの感度が悪いものの、バッターボックスでの構えでわかると思いますが、写真はイチローです。

イチローも、先発の松坂も調子が今一つだったのですが、杉内、内海、渡辺俊介、涌井という各チームのエース級による継投、そして山口鉄也という巨人の中継ぎの切り札、藤川球児という阪神の守護神の登板もあり、豪華なラインナップによる試合となりました。

相手のオーストラリアは1.5軍ということもあり、エラーを連発。11-2で日本が圧勝と、試合としてはつまらないものでしたが、日本が大差で勝ったということはやはり嬉しく思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月24日 (火)

aiko シングル「おやすみなさい」

aikoのニューシングルが、彼女自身初めてのオリコンチャート1位を獲得したそうで、おめでとうございます。

aiko シングル「おやすみなさい」 しかし、今日紹介したいのは、彼女のニューシングルではなく、2001年にリリースされた「おやすみなさい」というシングル(ポニー・キャニオン)。
CX系の連続ドラマ「さよなら、小津先生」(主役の小津先生を演じたのは田村正和)の主題歌でした。

別れの歌ですが、後ろ向きではない愛らしい歌詞とメロディが印象的な佳曲で、甘く切ない感情に聴く者を引き込みます。

私が聴いたaikoのシングルでは最も好きな曲です。

aiko 「おやすみなさい」 icon

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マックスコーヒーを買いました

マックスコーヒーを買いました

普段は紅茶派で、コーヒーは滅多に買わない私ですが、コンビニでマックスコーヒーが売られていたので、買って飲んでみました。この味、懐かしいな。

以前は千葉県など、東関東でしか売られていなかったマックスコーヒーですが、この2月から全国で発売されるようになったそうです。大変甘い味のコーヒーです。一度お試しあれ。

マックスコーヒー 30本入り(楽天市場)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

月光仮面のおじさん

月光仮面の日。前も月光仮面については書いたのですが。「月光仮面の歌」では、月光仮面は「おじさん」なんですね。実年齢はわからないのですが、おじさんと言われると思ったよりも遙かに年の人のように思えてしまいます。

しかし、だからといって、「月光仮面の青年は」だと、どうも据わりが悪い。ということで、「おじさん」になってしまうのも仕方ないかなという気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月23日 (月)

素朴な疑問

「もしもピアノが弾けたなら」をピアノ弾き語りするとどうなるのだろう?

というより、実際やったことがあるのである。やりながら、「これはいいのだろか?」と思っていた。

そういえば、ベートーヴェンに「さらばピアノよ」という比較的易しいピアノ曲がある。これも弾いていて複雑な気持ちであった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月21日 (土)

歩数計2つをつけて

種類の違う歩数計2つをつけて歩いてみました。今日は寒いということもあって、4000歩程度しか歩かなかったのですが、2つの歩数計の差は200歩ほど。この差が大きいのかどうかはわからないのですが、意外に違いが出るもののようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月19日 (木)

わかる

わかることは当たり前ではなく、わからないこともまた当たり前ではない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

正義を騙る者

想像力のない人は、いつだって自分の正義を語る。何が起こっているのか覚ることなく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月17日 (火)

ハンプティ・ダンプティ

人は皆ハンプティ・ダンプティ
ダビデとて元に戻せぬ唯一なる尊厳(もの)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

人間関係WEB

計算機状の絵に、自分の誕生日を入力すると、自身の性格や、気になる相手との関係や相性を弾き出してくれるウェブサイト、「人間関係WEB」を紹介します。

「人間関係WEB」 http://www55.channel.or.jp/jintaku/

早い話が、誕生日占いなんですけどね。

私の結果は、モットーが「継続は力なり」(実際の表記は全て片仮名で出ます)。当たっているような。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月16日 (月)

コンサートの記(35) 広上淳一指揮 京都市交響楽団第520回定期演奏会

2009年1月23日 京都コンサートホールにて

午後7時から、京都コンサートホールで、京都市交響楽団の第520回定期演奏会を聴く。今日の指揮は京都市交響楽団常任指揮者の広上淳一。

オール20世紀アメリカもののプログラムである。

開演20分前に、広上がステージに出てきてプレトーク。広上は坊主頭にしているので僧侶のようだった。

内容は、2009年度の定期演奏会の紹介。2008年12月の定期演奏会をキャンセルしたジョン・アクセルロッドが6月定期に登場して、2008年12月に予定されていたのと同じプログラムを振る。ちなみに広上さんは、アクセルロッドのことを2008年4月の演奏会のプレトークの時同様、「外国人の指揮者」と紹介していた。アクセルロッドという名の日本人がいたら見てみたいものだ。もっとも、ダルビッシュのように二世の人はいるかも知れないが。

バーバーの「弦楽のためのアダージョ」、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」(ピアノ独奏:清水和音)、レナード・バーンスタインの「管弦楽のためのディヴェルティメント」と「ウェスト・サイド・ストーリー」より“シンフォニック・ダンス”というプログラム。

バーバーの「弦楽のためのアダージョ」。速めのテンポで粛々と進む。旋律を大袈裟に歌うことはないが、音色に哀感がたっぷり乗っており、一途に悲しくなる演奏である。広上さんは陽気な人だけれど、どういうわけか演奏ではペシミスティックな解釈をすることが多い。「弦楽のためのアダージョ」も、作曲者自身は望まなかったという葬送の雰囲気が強く出た演奏であった。

「ラプソディ・イン・ブルー」は、シンフォニックな部分を前面に出した豪快な演奏。だからといって野放図ではなく、きめ細やかさも兼ね備えている。

清水和音のピアノも広上と京響の意図に沿った力強いものだったが、時に打鍵が乱暴になるのが気になった。

清水のピアノソロの部分でも広上は首を振りつつノリノリで聴いており、正直言って、ピアノよりも指揮者の姿を見ている方が楽しかった。

20世紀最高の指揮者の一人であり、現在は作曲家としての再評価が進むレナード・バーンスタイン(1918-1990)。広上もバーンスタインの弟子の一人である。

「管弦楽のためのディヴェルティメント」は、ボストン交響楽団の創立100周年を記念して作曲された作品である。1980年初演。レナード・バーンスタインの個性が最大限に発揮された作品であり、最終曲の「ボストン交響楽団よ、永遠なれ」ではピッコロ奏者が立ち上がって演奏したり、ブラス奏者がこれまた一斉に立ち上がって、あっちこっちを向きながら吹きまくるという、視覚面での演出がある。ちなみにこの「ボストン交響楽団よ、永遠なれ」、チャールズ・アイヴズの影響が濃厚であるように思えるのだが、そういう指摘をした人はいるのかな?

「ウェスト・サイド・ストーリー」より“シンフォニック・ダンス”はおなじみのミュージカル「ウェストサイド物語」の音楽より抜粋したもの。

両曲とも、広上は指揮台で珍妙と評するしかないダンスを繰り広げ、魅せてくれる。京響の音の勢いも抜群であり、時にエネルギッシュに、時にチャーミングに、時にセクシーに、多彩な音の祭典をステージ上で展開した。なお、「ウェスト・サイド・ストーリー」の「マンボ」では、広上は客席の方を向いて掛け声を要求。盛り上がった。

レナード・バーンスタインの作曲家としての評価は生前は今一つであったが、今後どんどん評価が上がっていきそうな気がする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月15日 (日)

観劇感想精選(64) オリガト・プラスティコ 「漂う電球」

2006年10月14日 大阪・京橋の松下IMPホールにて観劇

大阪へ。京橋の松下IMPホールで、オリガト・プラスティコの公演「漂う電球」を観る。ウディ・アレン作、鈴木小百合:日本語訳、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(ケラ)演出。
出演は、広岡由里子、岡田義徳、高橋一生、伊藤正之、町田マリー、渡辺いっけい。
オリガト・プラスティコは広岡由里子とケラが2001年に結成したプロデュースユニット。今回が3回目の公演となる。

1945年、ニューヨーク・ブルックリンの安アパート。ポール(岡田義徳)はIQ148の天才でありながら、吃音であり、また発達障害をも抱えているようだ。親には内緒で登校拒否を繰り返し、高校も卒業できる見込みはない。

パート勤めの母親のイーニッド(広岡由里子)は高いIQを持ちながらパッとしないポールにいらついている(1945年当時、発達障害に関する研究はまだ進んでいなかった)。
ポールの弟のスティーブ(高橋一生)も学校が嫌いであり、今にも崩れそうなアパートと家庭に嫌気が差している。

父親のマックス(伊藤正之)は深夜のバーで働いているが、バーは流行らず、収入も乏しい上に、ベティ(町田マリー)という若い女に入れあげて、高価なプレゼントなどを贈っているため、家計の足しにはならない。

登校拒否して街をさまよっていたときに見かけて手品店の華やかな道具類に見せられたポールは、それらを購入。IQが高いだけにすぐに上達、手品に夢中になる。ただイーニッドは、「手品師なんて稼げない」と一刀両断。しかしある日、知り合いの弟であるジェリー(渡辺いっけい)が芸能マネージャーであり、ポールに期待していることを知ると、一転、ポールに手品師として芸能界に入るよう勧める。だが、人前に出るのが苦手なポールはそれを嫌がるのだった…。

思ったより地味な作品であったが、落ち着いた大人の演劇でもあった。スウィートビターな味わいがあり、しかもビターの方が強いが、いたずらに盛り上げようとするだけに軽薄な演劇になるよりはよっぽどいい。

役者陣では渡辺いっけいの芸達者ぶりにいつもながら感心する。ジェリー役が渡辺いっけいでなかったらこの劇の魅力は半減していたかも知れない。手品を披露するポール役の岡田義徳も全ての手品をそつなくこなしており、努力を称えたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月13日 (金)

10万アクセス達成です

2年8ヶ月での達成というのは、遅いのか早いのか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月12日 (木)

さて問題です

「初嵐狂気儚く水と消え」

上の俳句の作者は誰でしょう?

ヒント:女性です。

正解は、

続きを読む "さて問題です"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月10日 (火)

原田知世 『Best Harvest』

2001年にリリースされた、原田知世のベストアルバム『Best harvest』(フォーライフ)を紹介します。
フレンチポップのカバーである「T'EN VA PAS」(「ねえ、私のお父さん」。別名:「彼の彼女のソネット」。1994年に放送された「文學ト云フコト」の主題歌)を始め、原田知世の最新アルバム『music&me』でセルフカバーされた「シンシア」、「早春物語」のセルフカバーなど全18曲を収録。

原田知世 『Best harvest』 原田知世の、そよ風のような優しさの宿った声が心地良いアルバム。
十代の頃の一生懸命だけれど余裕がない歌い方をしていた「早春物語」が、時を経て、客観的に適度な距離感を持って歌われていて、それ故に却って悲しさが聴き手の心に染みるようになっているなど、彼女の成長を確認する上でも興味深いアルバムです。

原田知世 『Best Harvest』 icon

| | コメント (0) | トラックバック (0)

中国では時計を贈ってはいけない

中国では時計をプレゼントするのは厳禁です。時計は中国語では鐘(Zhong)といい、時計を贈ることを送鐘(songzhong)というのですが、songzhongという発音が、「最期を看取る」という意味の「送終」と全く一緒なのです。ということで、縁起が悪さから、時計を贈ることは忌避されているのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

観劇感想精選(63) 「放浪記」大阪公演

2008年10月29日 大阪・中之島のフェスティバルホールにて観劇

大阪のフェスティバルホールまで舞台「放浪記」を観に出かける。午後1時開演。

「放浪記」。女流作家、林芙美子の人生を描く舞台である。初演は昭和36年(1961)、今から47年も前である。初演時も林芙美子を演じたのは森光子。というわけで、森光子は半世紀近くも「放浪記」の主人公を演じ続けているのである。脚本:菊田一夫、潤色:三木のり平という二人の名前が歴史を感じさせる。
演出は北村文典。

出演は、森光子の他に、山本陽子、米倉斉加年、有森也美、斎藤晴彦、大出俊、山本學、中島久之、大塚道子など。

88歳の森光子が林芙美子を演じるのだが、林芙美子の享年は早世ともいえる47。森光子は実際の林芙美子の享年より41歳も上の年齢で林芙美子を演じていることになり、舞台「放浪記」と「放浪記」の主役:林芙美子としての森光子は、本物の林芙美子と同じだけの歳月を生きたことになる。

人間国宝級の女優である森光子であるが、若くは見えてもやはり88歳という高齢であり、PAを使っての上演であったが声は弱々しかった。それでも存在感は抜群であり、88歳のお婆ちゃんが長い時間舞台に立って演じ続けているというだけでも希望を与えてくれているようで嬉しかった。

全5幕の作品であり、第1幕と第2幕は通して演じられるが、場転にはかなり時間がかかる。こういうのんびりしたところも昭和的で良い。

ストーリーは現今のものに比べると開いているというか、かなりわかりやすいものになっている。通俗的、単線的と言えるかも知れないが、商業演劇なのだし、古さは感じなかったので、これでいいのだと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 8日 (日)

綾鷹 家紋ジェネレーター

自分独自の家紋を作ってくれるというサイトを紹介します。コカコーラの緑茶「綾鷹」のサイト内にあります。

「綾鷹 家紋ジェネレーター」
http://ayataka.jp/#fun-kamon

「綾鷹 家紋ジェネレーター2」
http://ayataka.jp/#fun-kamon2nd

ペアの方達にはこちら
「綾鷹 家紋ジェネレーターペア編」
http://ayataka.jp/#fun-kamon_pair

結構、いい家紋をデザインしてくれます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 7日 (土)

景観・京都 ある視点

1200年の歴史を誇る街・京都。頼山陽により山紫水明と称えられた自然、数々の神社仏閣、歴史的建造物。日本の美が凝縮されたような街である。

京都というと、先に挙げたような歴史を感じさせる建築、街並み、そして時代を経て人間の手で整えられた自然などが真っ先に思い浮かぶ。だが、かつての街並みや建物がそのまま残っているわけではなく、時代と共に風景は移り、今はコンクリートのビルの間に、築100年前後の木造の古い住宅が挟まれる、といったようなカオス的な表情を見せている。

それを、「統一感がない」という人もいる。ヨーロッパの歴史都市のような整然としたところがないということだろう。

しかし整然とした統一感こそが歴史的な美なのだろうか。それはヨーロッパ的な思想に過ぎないのではないか。

「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。或はこぞ破れてことしは造り、あるは大家ほろびて小家となる。住む人もこれにおなじ」
 
鴨長明が『方丈記』の冒頭に記した無常。その無常という日本が生んだ美的価値を街として体現しているのが京都なのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その男

その男は人の戯曲を勝手に上演しようとした。こちらも上演許可は出したのだが、出してから、向こうは「実験作にしたい」だのと本に大幅に手を入れる可能性を示唆してきた。そんなことが許されれば、セリフ一つだけ残して他全てを変えてしまっても許されるということになってしまう。当然そんな条件を呑めるはずがない。すると、その男は、「言っていることが違うじゃないですか」「自分の発言に責任を持って貰いたいんですよ」などという。責任などという言葉を使えるような男ではないのに。

横にいた女が、「勘違いして欲しくないのは、やってあげるんじゃないんです。私達の企画でやるんです」。と言う。要するに「本をよこせ、口出しはするな」ということである。そもそも「やってあげる」とは何様のつもりなのか。勘違いしているのはどちらだ。

冒頭から、不快な文章になってしまって申し訳なく思う。しかし、これは全て実際にあったことだ。ことはこれだけではない。もっと図々しい要求を彼らはしてきたのだ。まったく呆れる他ない。こういう人間を生み出すのが演劇教育だというのなら、演劇教育などこの世から排除してしまった方がいい。そもそも教員のためにある学校だからこういうことになってしまうのだろうが。

ちなみに彼らが私に謝罪してきたことはこれまで一度もない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 6日 (金)

波打ち際に立ち

寄せては返す波、潤いと渇きの交代、そうして翻弄される私はあたかも波打ち際のようだ。

月に導かれるままに己を空しくし、猛り、おののき、揺れ動く、海は私の血潮。

頑ななまでに色を変えず、緑を青を灰色を拒む浜辺は私の瞳。

溢れる海の儚さよ 波に洗われる浜辺の深さよ。

ここに海は始まり、ここに陸も始まる。ここで海は終わり、ここで陸も尽きる。

そうして引き裂かれる私はどこへも行けずに、ただ、波打ち際に佇むだけだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 4日 (水)

ペサパッロという競技がある

ペサパッロなる競技があります。ペサパッロ(PesaPallo)とはフィンランド語で“Base Ball”という意味。しかし、アメリカや日本で行われている野球とは異なり、野球専用の球場がなくても、サッカー場や陸上競技場などで出来るように、フィンランド人によってルールを大幅に変えられた独特のスポーツです。フィンランドではとても盛んで、国技の一つになっているようです。

日本にも札幌にペサパッロの協会があり、そのページでペサパッロが紹介されています。

http://www2.ocn.ne.jp/~xebecs/pesa2001/PESATOP.html

ちなみに札幌のペサパッロ協会によるペサパッロのルール紹介はこちら↓

http://hkbrains.hp.infoseek.co.jp/XEBECSPESA%2001/pesa2001/Ruletop.html

フィンランドでのペサパッロの様子はYouTubeで見られます。

黒いユニフォームのヤルヴェンパーは、シベリウスがアイノラ荘を構えていた街のチームです。

一度、生で試合を見てみたい気もします。しかし、ルールが難しそうですね。しかも、野球の醍醐味であるバッテリーとバッターの駆け引きやホームランがないというのも、日本人が見るには苦しいかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

これまでに観た映画より(39) 「ベルリン・天使の詩」

DVDで映画「ベルリン・天使の詩」を観る。ヴィム・ヴェンダース監督の代表作。西ドイツ&フランス合作。出演、ブルーノ・ガンツ、ソルヴェイグ・ドマルタン、オットー・ザンダー、クルト・ボワ、ピーター・フォークほか。 現在、認知症であることがわかったピーター・フォークがピーター・フォーク本人役で出演している。しかもピーター・フォーク自身が実は……という展開がある。

1987年、西ベルリン。天使のダニエル(ブルーノ・ガンツ)は、同じく天使のカシエル(オットー・ザンダー)とともに西ベルリンにいる。天使は様々な人の心の声を聴くことが出来る。人々は悩み、絶望し、苦しんでいる。

ダニエルは、サーカスでアクロバットを演じているマリオン(ソルヴェイグ・ドマルタン)に恋をする。マリオンが出演しているサーカスは、金が払えないということで、その日の演目を最後に解散することになった。マリオンは、またウェイトレスに戻るのかと嘆く……。

悩み多き人間世界にあって、天使が人間になろうと決める物語。天使は人間がこの世に現れる前から存在していて、悠久の時を知っているが、人間としての新しい歴史はこれから築き始める。これまでの長大な時間と、これからの未知の時間が同等に置かれることで、人間の生の時間の充実が示されている。

この映画は、小津安二郎、フランソワ・トリュフォー、アンドレイ・タルコフスキーへの賛辞で締めくくられる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 3日 (火)

観劇感想精選(62) 松竹大歌舞伎 「芦屋道満大内鑑 葛の葉 一幕」「勧進帳」@びわ湖ホール

2008年9月21日 滋賀県大津市・びわ湖ホール中ホールにて

午後5時30分から、びわ湖ホール中ホールで、松竹大歌舞伎、「芦屋道満大内鑑 葛の葉 一幕」「勧進帳」の二本立てを観る。松本幸四郎が弁慶を演じる「勧進帳」が何といっても見物である。

「芦屋道満大内鑑」。芦屋道満は、安倍晴明のライバルであった陰陽師。葛の葉は、安倍晴明の母親とされる狐の名前である。原作は人形浄瑠璃で、芦屋道満と安倍晴明の対決が描かれたもののようだが、歌舞伎では、冒頭の「葛の葉」の場面のみがレパートリーとなっている。

葛の葉姫と狐の葛の葉を早替えにより一人で演じるのが最大の見せ場。早替えを演じたのは中村魁春で、煌びやかに着飾った葛の葉姫が退場して、間もなくして、髪型も着物も変えた葛の葉として現れる。

怪異現象の場も良いし、別れの切なさも良い。葛の葉が別れの歌を障子に書くのも面白い。のちに安倍晴明となる子役も可愛かった。

なお、びわ湖ホール中ホールには、当然ながら花道がないので、下手側に、斜めに走る短い簡易花道を造っての上演であった。

「勧進帳」。松本幸四郎はテレビドラマなどでよく見かけているから気付かなかったが、考えてみれば、幸四郎の歌舞伎を観るのは12年ぶりである。幸四郎が12年もののウィスキーのCMで、「12年前、あなたは何をしていましたか?」というセリフを語っていたが、12年というのも取りようによってはアッという間である。

いわずと知れた「勧進帳」。だが、いわずと知れたというわりには内容の細部まではよく知らなかったりする。幸四郎の弁慶はさすがであったが、私がもし「勧進帳」という作品についてもっともっとよく知っていたら、更に楽しめたし、幸四郎の良さももっとよくわかっただろうに、と思うと口惜しくもなる。そんなことをいっても仕方ないのだけれど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »