« 京のラーメン店(4) 「天下一品」北白川総本店 | トップページ | ザ・ブルーハーツ 「THE BLUE HEARTS」 »

2009年3月22日 (日)

ひろさちや 『「狂い」のすすめ』(集英社新書)

シェイクスピアの『リア王』に、「狂った世界にあって狂っているならまともな証拠」というセリフがありますが、ひろさちやの『「狂い」のすすめ』(集英社新書)もまた、狂乱の現代世界にあって、狂った世間と、狂いと哲学でもって闘おうと呼びかける本です。

ひろさちや 『「狂い」のすすめ』 「闘う」という言葉は本書にも出てきますが、ひろさちやの飄飄とした語り口もあり、大上段に構えたものではありません。

なお、ご存じの方も多いかと思いますが、ひろさちやは仏教を中心にした宗教をわかりやすい語り口で書き綴る人気思想家です。

苛酷な競争社会にあって、無意識にその奴隷となることをよしとする精神がいつの間にか形作られてしまっている流れに、ちょっと抵抗してみようかという時に読むといい本です。

世間の物差しではなく、それを超えた物差しを持ち、仏が書いたシナリオの登場人物を楽しく演じる。そうした世界観にほっとさせられる一冊です。

ひろさちや 『「狂い」のすすめ』(集英社新書) 紀伊國屋書店BookWeb

|

« 京のラーメン店(4) 「天下一品」北白川総本店 | トップページ | ザ・ブルーハーツ 「THE BLUE HEARTS」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ひろさちや 『「狂い」のすすめ』(集英社新書):

« 京のラーメン店(4) 「天下一品」北白川総本店 | トップページ | ザ・ブルーハーツ 「THE BLUE HEARTS」 »