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2009年4月の50件の記事

2009年4月30日 (木)

観劇感想精選(68) 「赤い城黒い砂」

2009年4月5日 京都四条南座にて観劇

午後4時から四条南座で、「赤い城黒い砂」を観る。シェイクスピアの「二人の貴公子」を原作に、蓬莱竜太が劇作・脚色を手掛け、栗山民也が演出する舞台。出演は、片岡愛之助、中村獅童、黒木メイサ、南沢奈央、馬淵英俚何、中嶋しゅう、田口守、中山仁ほか。

「赤い城黒い砂」

赤い国と黒い国が争う場所。赤い国は爆弾を手に入れていた。戦場で向かい合う、赤い国の王女ナジャ(黒木メイサ)と黒い国の二人の英雄、ジンク(片岡愛之助)とカタリ(中村獅童)。互いの勇猛さに運命を感じるナジャとカタリ。しかし、赤い国から戦場に爆弾が放たれた。ナジャ達、赤い国の兵士は撤収、一瞬にして辺りは不毛の荒野と化し……

回り舞台を駆使した展開の速さがまず魅力的である。ストーリー的にはオーソドックスで新味には欠けるが、殺陣や役者の力で魅せる。舞台下手にはパーカッション奏者が陣取り、生での演奏もある。

野心に燃えるジンクを演じた愛之助、野生児のようなカタリを演じる獅童、凛々しさと猛々しさを合わせ持つナジャ役の黒木メイサのぶつかり合いが最大の見物であった。血のたぎる役と役者達。
舞台経験は少ないが、獣性の妖しい魅力を放つ黒木メイサが特に印象的。愛之助も獅童も持ち味を十分に発揮していた。

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2009年4月29日 (水)

コンサートの記(41) 遊佐未森 「cafe mimo ~桃節句茶会~」Vol.9 大阪公演

2009年3月7日 大阪の心斎橋そごう劇場で

午後6時より、大阪の、そごう心斎橋店内にある、「そごう劇場」で、遊佐未森のライブ「Cafe Mimo Vol.9」に接する。遊佐未森が毎年、桃の節句に時期に行っているライブシリーズ。遊佐未森(ヴォーカル&ピアノ弾き語り)、西海孝(アコースティック・ギター)、楠均(ドラムス、パーカッション)の3人編成で送る。

遊佐は、真っ赤なワンピースで、髪に花を挿して登場。自作を中心に、ABBAの「ダンシング・クィーン」をアコースティック・ギターとタンバリンだけで歌ったり、アメリカ民謡を基にした「青空」などを披露。

トークでは、みやぎ夢大使に選ばれたという話や、宮城県出身のアーティスト達によるチャリティコンサートを毎年仙台で行っており、最近では歌だけでなくなぜか、よしもと新喜劇系の劇まで加わるようになって(よしもと新喜劇で脚本を書いていた人が裏方で参加しているのだという)、未森さんは劇の経験がないので大変だったという話を聴くことが出来た。

「Cafe Mimo」には毎回日替わりゲストが登場するが、今年の大阪は、桂米團治が登場。何をするのかと思えば、何とジャズ・ナンバーの「サテンドール」をピアノ弾き語りする。それだけでも意外だが、結構、ピアノが上手い。さらに米團治師匠は本当は譜面が読めないそうである。譜面が読めないのに何故ピアノが弾けるのかというと、師匠曰く「モーツァルトの生まれ変わり」だからだそうである。ふーん。

米團治師匠は、「青空」も未森さんと一緒に歌い、アンコールにも登場した。

アンコールは2曲で、「クロ」と「銀座カンカン娘」。「銀座カンカン娘」の時に米團治師匠が登場して歌う。

未森さんの癒しに満ちた、耳に何の抵抗もなく染み込んでくる歌声と、温かみとユーモアを兼ね備えたトークに時を忘れて浸りきった。

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コンサートの記(40) 遊佐未森 「cafe mimo ~桃節句茶会~」Vol.8 大阪公演

2008年3月7日 大阪・西天満のザ・フェニックスホールで

大阪へ。西天満にあるザ・フェニックスホールで、遊佐未森のコンサート「cafe mimo ~桃節句茶会~」を聴くためである。

午後7時、遊佐未森のコンサートが始まる。ザ・フェニックスホールはニッセイ同和損保が運営するクラシックの室内楽用小ホール。遊佐未森はクラシックの人ではないが、アコースティックのライブ(アンプも入るけれど)ということでザ・フェニックスホールでもOKだったのだろう。遊佐のヴォーカル&ピアノ弾き語りに、ドラムの楠均とギターの西海孝が参加するというトリオ編成。日替わりゲストがあり、大阪公演にはミュージックソーのサキタハヂメが参加する。

「cafe mimo ~桃節句茶会~」は、遊佐が毎年3月に行っている特別コンサート。曲も新曲だけでなく、様々なものが取り上げられる。

遊佐の出世作である「地図をください」など、初期のナンバーを歌ったあと、遊佐が2003年に依頼を受けて作曲したという、国立市立国立第八小学校の校歌が歌われる。これが、小学校の校歌とは思えないほど美しい曲である。こんな校歌が歌えるなんて、国立市立国立第八小学校の児童は何て幸せなんだ。「千葉の私の母校の校歌とトレードして欲しい」、「もし子供が生まれたら国立第八小学校に通わせよう」などと余計なことまで考えてしまう。

サキタハヂメを迎えての2曲目は、サキタが編曲した「楽園」というタイトルのナンバー。原曲は何とヘンデルのアリア「私を泣かせて下さい」。ソプラノの森麻季や中丸三千繪が取り上げて日本でも知名度の上がっているアリアである。クラシックの歌手で聴くのも勿論良いが、遊佐のヴォーカルで聴くと、また格別の味わいがある。

遊佐の最新アルバムである「スヰート檸檬」からも何曲か歌われた。その中の1曲、「上総」が心に染みた。何といっても私は千葉県出身の人間である(上総ではなくて下総出身ではあるが、上総の風景もよく知っている)。ノスタルジアが掻き立てられる。

アンコール曲は「かんぴょう」(北原白秋作詞。前から「北原白秋は何を思ってこの詞を書いたのだろう?」と私も不思議に思っていた歌)と「青春サイクリング」。
「青春サイクリング」の“サイクリング、サイクリング、ヤッホー! ヤッホー!”の部分は、聴衆も一緒になって歌う。

楽しい。本当に楽しい。未森さん、愛してるよ。

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2009年4月28日 (火)

関西独立リーグ 神戸9クルーズ対明石レッドソルジャーズの試合を観戦しました

西京極での関西独立リーグ 神戸9クルーズ対明石レッドソルジャーズ戦 吉田えり投手が「バッター」として始球式に参加
吉田えり投手がバッターとして始球式に参加。ピッチャーは福知山成美高校女子野球部の選手。

西京極の、わかさスタジアム京都で、神戸9クルーズ対明石レッドソルジャーズの試合を観てきました。注目の神戸9クルーズ所属・吉田えり投手は、始球式に「バッター」として登場(関西独立リーグはDH制を採用しているので吉田えりが試合中にバッターボックスに立つことは基本的にありません)、今年創設された福知山成美高校女子野球部の選手とともに始球式を盛り上げました。

兵庫県チーム同士の対戦ということで、客観的に野球を楽しみましたが、ホームチームを応援する気分の高揚が欲しくなったのも事実。ということで、京都を本拠地とする関西独立リーグのチームが一日も早く創設されることを願ってやみません。

試合は、3-1で明石レッドソルジャーズが勝ちました。

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2009年4月27日 (月)

Googleのトップページが妙なことになっていますが

今日、4月27日はモールス信号(モールス符号)を生み出したサミュエル・モールスの誕生日のようです。

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これまでに観た映画より(42) 「転校生 さよなら あなた」

DVDで日本映画「転校生 さよなら あなた」を観る。大林宣彦監督作品。大林宣彦が監督した「転校生」の自作リメイクである。ただ、ストーリーは異なる。

男女が入れ替わってしまうお馴染みの物語。

主演:蓮佛美沙子、森田直幸。出演:清水美砂、古手川祐子、石田ひかり、田口トモロヲ、窪塚俊介、寺島咲ほか。

コロコロ切り替わるカメラワーク、わざと斜めに傾けたアングル、、間を詰めたセリフ、抒情的な音楽など、独特の味わいのある青春ファンタージーコメディー。

主演の二人が良いのはもちろんだが、斎藤一夫(森田直幸)の母親役の清水美砂が良い味を出している。清水美砂がもっと若い頃にコメディーをやっているのを観てみたかった。彼女ならいいコメディエンヌになれたと思うのに、惜しいな。

蓮佛美沙子の歌も巧いというレベルにはないけれど、可憐で、弾き語りの場面などは観ていて甘酸っぱい気持ちになった。こういう映画は、たまに観るなら本当に良い。

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2009年4月26日 (日)

無明の日々(3) 「固執」

我々は拘る。我々は固執する。あらゆることに、人に物に、未来に過去に。

何事もなく遣り過ごしてしまえることに我々は酷く執着する。「これは手に入れなければ」「これは身につけなくては」「これはやっておかねば」。そしてそれが達成出来ても、叶わなくても、いずれにしろ我々は悶えることになるのだ。

固執。全ての因果の大元である。我々が本当に必要とするものは極々わずかなものでしか本当はないのかも知れない。だが、固執が、拘りが、我々を果てしない欲望へと導き、引きずり下ろすのだ。

そしてこの「固執」を断てない人間の弱さ。固執と実存との間で、今日も我々は戸惑い続けている。いや、戸惑える人はまだ幸せなのかも知れない。引き込まれた後では、我々はつまらない「固執」をそれと見分けられなくなるのだから。

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2009年4月25日 (土)

東京ヤクルトスワローズグッズ総合カタログ2009

東京ヤクルトスワローズの2009年版グッズ総合カタログが届きました。

スワローズグッズ総合カタログ2009 表紙には高田監督をはじめ、加藤幹典、由規、宮本、青木、石川、福地各選手のイラストが描かれています。

今年のヤクルトの開幕ゲームを私は京セラドーム大阪で見ていますが、ヤクルトのビジターユニフォームが薄いグレーに変わっていて、遠目に見ると、ホームのユニフォームかと勘違いしてしまいそうでした。

それはさておき、レプリカユニフォームにレプリカキャップ、プレイヤーズTシャツ、各種Tシャツ、リストバンド、ベビー服、ランチボックス、トートバッグ、タオル、つば九郎グッズ各種など、今年もオリジナルグッズは盛りだくさんです。

ヤクルトスワローズショップ(楽天市場)

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2009年4月24日 (金)

ロッテリアで

以前、ロッテリアでクルーが「サンキュー」という言葉を使っているということをここで書いたが、久しぶりにロッテリアに行ってみて、「プリーズ」だの「OK」だのクルー達の英語使用がより増えていることに気付く。

日本語よりも英語の方が短くてスピーディーなので便利なのだろうが、違和感を覚えるのも確かである。それに、作業が露骨にシステマティックに行われている感じがするのがどうにも気詰まりだ。

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2009年4月23日 (木)

甜茶シジュウム

甜茶シジュウム

杉の花粉はもう終わりに近いようですが、今度は檜の花粉が飛びはじめるとか。世に苦しみの種は尽きません。

花粉症などのアレルギーに効果があるのが甜茶とシジュウム(グァバ)。それを合わせたその名も「甜茶シジュウム」なるものがあるので紹介します。富山の広貫堂の販売。

砂糖は使っていないのに、適度な甘みのある美味しいお茶。これで抗アレルギー効果があるのですからいうことはありません。お勧めします。

広貫堂「甜茶シジュウム」(楽天市場)

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2009年4月22日 (水)

森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店)

森見登美彦のベストセラー小説、『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店)を紹介します。

森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店) 京都の某国立大学(とありますが、モデルは京都大学そのものです)の同じクラブ(何のクラブかは不明)に所属する大学4回生「私」と1回生の「黒髪の乙女」が主人公。空を飛べる樋口さんなる人物が出てきたり、狭い先斗町を走り抜ける三階建ての電車が出てきたりとマジックリアリズムの手法が多用されています。

雑誌「ダ・ヴィンチ」の小説部門で2007年度の1位を獲得、第20回山本周五郎賞受賞、2007年本屋大賞2位という高い評価を得た小説ですが、その魅力の大半は「黒髪の乙女」のキャラクター設定にあるのではないでしょうか。小柄で天然で、でも頭脳は優秀で、という「黒髪の乙女」の可愛らしいキャラには男性なら魅せられること間違いありません。

京都市内の各所が舞台になっており、京都市民なら、「ああ、あそこか」とすぐにわかるのが面白いところでもあります。

森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店) 紀伊國屋書店BookWeb

森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫) 紀伊國屋書店BookWeb

夜は短し歩けよ乙女(角川書店) bk1

夜は短し歩けよ乙女(角川文庫) bk1

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目玉焼きには

コネタマ参加中: 塩、醤油、ソース…、目玉焼きにかけるのは?

目玉焼きには何もかけないのがベストです。卵自体の味が引き立つからです。

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2009年4月21日 (火)

To be, or not to be, that is the question.

正しいのか間違っているのか、謎だ、どうしろというのか。

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温泉占い

温泉占いを紹介します。

「温泉占い」 http://www.hat.hi-ho.ne.jp/hikegami/uranai/uranai.html

10の質問に答えるとどんな系統の温泉か診断してくれます。

私の結果は「薬草風呂系」だとさ。器用貧乏なのだそうな。不器用なのにねえ。

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2009年4月20日 (月)

コンサートの記(39) 藤岡幸夫指揮 関西フィルハーモニー管弦楽団第201回定期演奏会

2008年4月29日 大阪のザ・シンフォニーホールにて

関西フィルハーモニー管弦楽団の第201回定期演奏会を聴きにザ・シンフォニーホールまで出かける。午後3時開演。今日の指揮は関西フィル首席指揮者の藤岡幸夫(ふじおか・さちお)。メインはショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」。

「レニングラード」は演奏時間が70分前後の大作であり、内容も濃いので、これ1曲だけのプログラムでも十分なのだが、前半にモーツァルトのピアノ協奏曲第23番(ピアノ独奏:関本昌平)が組まれている。

関西フィルは、開演時間の20分前からプレトークをよく行っている。関西フィルの理事と事務局長を兼ねる西濱さんがユーモアを込めつつ毎回司会を担当。
今日のプレトークは、藤岡による「レニングラード」の曲目解説が主。第1楽章に出てくるちょいダサの「戦争の主題」を藤岡は独裁者へのからかいを込めたものとし、「『レニングラード』は軽いと思われがちだけれど、そうではない」として、第3楽章の異常な美しさを感じて欲しいとも述べた。

モーツァルトのピアノ協奏曲第23番のソリストである関本昌平の紹介も西濱さんがしていたが、関本が今年23歳だと聞いて藤岡は「そんなに若いの!?」驚いていた。藤岡は今年46歳だから、関本は藤岡の丁度半分の年齢ということになる。関本はオジサン顔なので、藤岡も23歳だとは思っていなかったようだ。「子供であってもおかしくないんだ。(自分には)子供はいないけれど」と藤岡。

今日の関西フィルの演奏会は満員御礼。ただし、関西フィルは多くの企業から援助を受けているため、開場前には企業関係者のためのチケット売り場に長い列が出来ていた。

企業関係者が多いため、コンサートを聴き慣れていない人も会場に多くいたと思われる。楽団員が出てくるたびに、中途半端な大きさの拍手が起きていた。

モーツァルトのピアノ協奏曲第23番。関本昌平のピアノは良く弾けているが、カッチリした弾き方で、音色変化の自在さもまだないため、第1楽章などは愉悦に乏しい。

その分、第2楽章の情感は見事で、ストレートな表現が「透明な悲しみ」とでもいうべき澄んだ哀感を際立たせていた。

藤岡指揮の関西フィルは響きがやや薄手に感じられたが、関西フィルの演奏はもともと淡泊な傾向があるので気にはならなかった。

ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」。関西フィルの管は金管も木管も時折不安定になるが、弦は比較的安定しており、曲の力もあって薄さも感じさせない。

藤岡幸夫の指揮は内容主義。極めて高い集中力でオーケストラを導き、難しい場面でも要求は高く、フォルムが崩れそうになっても、オーケストラのアンサンブルを整えることよりショスタコーヴィチの音楽の内容を描くことを優先させる。

「レニングラード」は、日本よりも先にイギリスで指揮活動を始めた藤岡が日本デビューをする際に選んだ曲目だということで、当然、藤岡の思い入れは強く、情熱をオーケストラに叩きつけるような指揮を見せる。関西フィルの、というより日本人の肺活量ではこれ以上大きな音は無理なのではないかという場面でも藤岡は、「もっともっと」とブラスを煽る。ショスタコーヴィチの交響曲は人間業を超えたところがあるので、限界を超えた要求でも、それをしなければ本当の名演にはならないということなのだろう。

第1楽章が終わったところで、客席のあちこちから「凄い……」というつぶやきが漏れる。ショスタコーヴィチの音楽はコンサート初心者が思い描く「クラシック音楽」とは別次元にあるので、こうした反応も当然である。とにかく人を圧倒する音楽なのだ。

藤岡の激しい情熱と関西フィルの健闘により優れた演奏となった。演奏終了後、白人と黒人の聴衆が興奮の余り、「ホゥー!」という声を上げていたが、これも自然な反応に感じられる。

ショスタコーヴィチは音楽史上一二を争う天才作曲家ではあるが、モーツァルトの音楽の才能が「神の恩寵」を感じさせるとのは正反対に、──例えそれが人間が書いた音楽とは思えなくても──「神」のような外的存在ではなく、あくまで人間が作り上げた作品というスタンスが感じられる。人間のドラマが主題にあるためだが、その完成度は「人間が一人でここまでのものを作れるんだ」という可能性を示しており、ある意味、人類に希望を与える存在である。

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2009年4月19日 (日)

クラフトワーク 「人間解体」

ドイツのテクノバンド、クラフトワークのアルバム「人間解体」を紹介します。

Img YMOと並び、世界で最も有名なテクノバンド、クラフトワーク。
この「人間解体」は、機械に例えられる人間の労働(第1曲目のタイトルは「ロボット」ですが、ロボットという言葉はチェコ語の「労働」に由来する)、サイバーパンクに代表される人間の体と機械の関係など、時代背景(リリースは1978年)や社会的背景を考えながら聴いても興味深いアルバムです。

繰り返される機械音が思いの外心地良い、ジャーマンテクノポップの代表作です。

クラフトワーク 「人間解体」(HMV) icon

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2009年4月18日 (土)

観劇感想精選(67) 「冬物語」

2009年2月20日 大阪・茶屋町のシアター・ドラマシティにて観劇

午後6時30分から、シアター・ドラマシティで「冬物語」を観劇。「冬物語」はシェイクスピアの隠れた人気作ともいうべき悲喜劇である。演出:蜷川幸雄。テキストは例によって松岡和子の新訳を用いる。

出演、唐沢寿明、田中裕子、横田栄司、長谷川博己、藤田弓子、六平直政、嵯川哲朗ほか。

シチリアとボヘミアが舞台である。シチリアはセットの背景も出演者の衣装も赤系統で、ボヘミア人はやはりすべて青系でまとめられている。

シチリア。シチリア王レオンティーズ(唐沢寿明)とボヘミア王ポリクシニーズ(横田栄司)は、子供の頃、実の兄弟のように育った。その後、ポリクシニーズがボヘミアの王となったため久しく会えずにいたが、そのポリクシニーズが久しぶりにシチリアにやってくることに。再会したレオンティーズとポリクシニーズは子供のように遊び戯れる。しかし、シチリア王妃のハーマイニー(田中裕子)のポリクシニーズに対する態度が親しすぎることに疑念を抱くレオンティーズ。レオンティーズは二人が不義密通を重ねているのだという妄想を抱き、ポリクシニーズの暗殺を謀る。レオンティーズの謀略を知ったポリクシニーズはシチリア王の城の裏門から逃亡。しかし、そのことでハーマイニーに対するレオンティーズの疑いは確信へと変わり……

途中休憩15分を加え、上演時間3時間半の大作である。

一番の驚きは田中裕子の若さ。チェーホフの「かもめ」のアルカージナの、あるセリフを思い出してしまった。

唐沢寿明も万全の出来。特に嘆きの声の迫真ぶり、痛切さは野田秀樹の「カノン」でも確認済みだが、日本人俳優の中で随一ではないだろうか。ただ、シェイクスピアの膨大なセリフの量、そして今日が大阪初日ということもあってか、唐沢寿明ほどの俳優でも何度かセリフを噛んだ。それだけシェイクスピアは難しいということだろう。

他の俳優陣も充実。音楽やダンスを効果的に用いた、蜷川のエンターテイメントの精神に溢れた演出も良かった。

紙飛行機が重要な小道具としての役割を果たしており、「冬物語」を許しと和解の物語という解釈で蜷川が捉えていることを的確に表していた。

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2009年4月17日 (金)

私の戯曲が上演されています

私の戯曲が上演されています

同志社大学の学生劇団・同志社小劇場で私の戯曲「ブラックボックス」が上演されています。

今日が初日で、明日18日が14時と18時から、明後日19日が14時の開演です。

同志社大学新町別館小ホールでの上演となります。当日800円です。

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2009年4月16日 (木)

先入観の前には

先入観の前には全てが立ちすくむ
先入観の前には事実も歪む
先入観の前には真実も霞む
先入観の前には誰もが無力
そして先入観の怪物を誰もが日々生み出している

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今日の中国・楽天

左側サイドバー下の「今日の中国」の写真に簡体字で、「楽天」とありますが、これはいわゆる楽天ではなくて、ロッテのことです(発音はラーティエン letian)。面白いですね。

なお、千葉ロッテマリーンズのことは、千葉楽天ではなくて、千葉羅得と書きます。

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2009年4月15日 (水)

「LOVE,PEACE&TRANCE」

細野晴臣がプロディースし、遊佐未森、甲田益也子、小川美潮の3人のシンガーが参加した、アンビエントアルバム「LOVE,PEACE&TRANCE」を紹介します。1995年にリリースされ、最近また復刻されました。

「LOVE,PEACE&TRANCE」 ポップな「HASU CRIYA」などのナンバーもありますが、全体的には3人のシンガーの美声を生かしつつ、南国ムードや仏教的要素も取り入れた、漂うよな楽曲を中心に構成されています。

またそのような構成のアルバムだからこそ、「HASU CRIYA」のような楽曲が引き立つということもあるでしょう。

アンビエントということで、独特のムードが漂っていますが、聴きやすいアルバムであり、万人にお薦め出来ます。

LOVE,PEACE&TRANCE (HMV)icon

LOVE,PEACE & TRANCE<完全生産限定盤>

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2009年4月14日 (火)

ギャビン・ブライヤーズ 「タイタニック号の沈没」

1912年の4月14日、大西洋で豪華客船タイタニック号が沈没しました。
そこで、今日はギャビン・ブライヤーズが作曲した「タイタニック号の沈没」という音楽を紹介します。

ギャビン・ブライヤーズ 「タイタニック号の沈没」 タイタニック沈没からの生還者の証言で、タイタニック号に乗っていた楽士達は、沈み行く船の中で最後まで音楽を演奏し続けていたそうです。また、証言により、演奏されていた曲は讃美歌の「オータム」という曲であったことがわかっています。

そこで、ミニマルミュージックの作曲家であるブライヤーズは、「オータム」の主題を弦楽四重奏やコーラスなど編成を変えて何度も繰り返し、そこにプールの中で録音した水中の音などを重ね録りして音楽を作りました。

癒しに満ちた「オータム」の主題と、録音された様々な具体音がマッチすることで、悲しくも美しい音楽になっています。

ライナーノーツには、タイタニック号に乗船していた唯一の日本人で、生還した細野正文の孫である細野晴臣へのインタービューを掲載。

ギャヴィン・ブライアーズ:タイタニック号の沈没/バラネスク四重奏団

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好きな短歌(31)

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 在原業平

散ればこそいとど桜はめでたけれうき世になにか久しかるべき 詠み人知らず

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2009年4月13日 (月)

京都市交響楽団大阪特別公演2009

2009年4月12日日曜日、午後2時から大阪・福島のザ・シンフォニーホールで京都市交響楽団の大阪特別公演が行われました。指揮は広上淳一。京都市交響楽団の常任指揮者である広上淳一との大阪公演は初となります。

京都市交響楽団大阪特別公演2009 普段はどちらかというと冷たい響きのする京都コンサートホールで演奏している京都市交響楽団(京響)ですが、甘い響きのザ・シンフォニーホールでの演奏は、いつもの京響とはまた異なった魅力を振りまいていました。

満員となったザ・シンフォニーホールを喝采の嵐に巻き込む快演で、京響の実力を大阪の聴衆に示しました。

京都市交響楽団大阪特別公演2009の感想(「猫町通り通信」より転載)

午後2時から、ザ・シンフォニーホールで、京都市交響楽団大阪特別演奏会を聴く。指揮は広上淳一。

曲目は、ビゼーの「カルメン」組曲第1番、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」(ピアノ独奏:山下洋輔)、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。

「カルメン」組曲第1番と「ラプソディ・イン・ブルー」は、一昨日の京都市交響楽団スプリング・コンサートでも演奏されており、聞き比べることが出来る。

「カルメン」組曲第1番は、京都コンサートホールでの演奏よりも音色が艶やかで、セクシーともいうべき演奏となった。京都コンサートホールでは「鋭い」と思われたコントラバスのピッチカートもザ・シンフォニーホールの甘い響きに包まれて穏やかに耳に届く。

今日のコンサートマスターは若い泉原氏(スプリング・コンサートのコンサートマスターは渡邊氏)だったが、広上の解釈に特別な変化があったわけではない。ホールが変わっただけで、これだけ演奏の印象が変わるということは、音楽体験というものは聴衆一人一人のなかで確定されるものであり、さも何でもわかっているといいたげな音楽評論家のいうことを鵜呑みにしない方が賢明だということでもある。

他人は他人でしかない。

「ラプソディ・イン・ブルー」は、日本を代表するジャズピアニスト、山下洋輔のソロということで、山下が登場した時から会場は喝采に包まれる。

それにしても、一昨日はやはり日本を代表するピアニストの小曽根真のソロで「ラプソディ・イン・ブルー」、今日は山下洋輔で「ラプソディ・イン・ブルー」、指揮は広上淳一という、贅沢としかいいようのない音楽体験である。

山下は硬質のタッチで鍵盤に挑みかかる。情熱的な演奏であるがピアノの音はヒンヤリとしている。もはや創造の域に達している即興の数々は聴いていて興奮させられる。

広上の指揮は一昨日よりもコントロールが強化されている。一昨日はある程度奏者に任せた部分も今日は一つ一つしっかり振る。途中でジャンプを繰り返すなど、ノリノリの指揮で、ガーシュウィンを聴く醍醐味を客席にプレゼントする。

山下のアンコール演奏は、「枯葉」と「スウィングしなけりゃ意味ないね」のメドレー。原曲がかろうじてわかるほどの装飾に満ちた独自の快演であった。

チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。広上淳一入魂の演奏である。第1楽章の第2主題を最初は抑えめにして、徐々に嘆きの表情へと変わっていく演出が上手い。大強奏の前の、クラリネットなども切ない夢にしっぽのように演奏をし、大強奏で夢を絶ちきって苛酷な現実との激闘へと突入する。

第2楽章はたおやか。色に例えると薄紫のような高貴な雰囲気も漂う。

第3楽章では、広上はノンタクトで指揮。ティンパニを叩くように左右の手を交互に振り下ろしたり、両手を上げ下げするだけのユニークな指揮だが、京響は轟然と鳴り響き、ゴージャスな音の饗宴となる。

第3楽章が見事な出来だったので、拍手をする聴衆もいたが、広上はそれを制して最終楽章に突入。身も世もない悲しみを全身で表す。時折訪れる慰めや儚い夢が切なく響き、続いて嘆きの表情が強調されるが、音色には気品が宿り、単なる嘆き節になってはいない。

銅鑼が鳴った後の金管の旋律が、今日はグレゴリオ聖歌の「怒りの日」の変奏に聞こえた。誰も指摘していないがあるいはそういう意図があるのかも知れない。「悲愴」はCDで把握しきれないほど何度も聴いているが、実演でないと気付かないことはやはりあるのだろう。

演奏終了後、客席から爆発的な喝采が起こる。

アンコールにはリャードフの「8つのロシア民謡」より“遅歌”という珍しい曲が演奏された。

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2009年4月12日 (日)

京都市交響楽団スプリング・コンサート

4月10日金曜日、京都市左京区下鴨の京都コンサートホール大ホールで、京都市交響楽団スプリング・コンサートが行われました。チケット全席1500円というコンサート。

京都市交響楽団スプリング・コンサート 指揮は京都市交響楽団常任指揮者の広上淳一。
曲目は、ロドリーゴのアランフェス協奏曲第2楽章トランペット独奏版(原曲はギター独奏)、モーツァルトのピアノ協奏曲第6番、ビゼーの「カルメン」組曲第1番、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」

新学期がスタートする季節ということで、「ラプソディ・イン・ブルー」では、京都市交響楽団のメンバーの他に、京都市立芸術大学音楽学部管弦楽団と京都市ジュニアオーケストラという若い人達もメンバーとして加わり、フレッシュな演奏を繰り広げました。

広上さんは、京都市交響楽団スプリング・コンサートは、来年も再来年も続けたいとという意向があるそうで、来年、再来年のスプリング・コンサートも楽しみです。

京都市交響楽団スプリング・コンサートの感想(「猫町通り通信」からの転載)

午後7時から京都コンサートホールで、京都市交響楽団のスプリング・コンサートを聴く。指揮は京都市交響楽団常任の広上淳一。

曲目は、リック・オヴァトン(トランペット)をソリストに迎えての、ロドリーゴ作曲、ギル・エヴァンズ編曲のアランフェス協奏曲第2楽章。この曲はポピュラー曲として演奏される時など、俗に「恋のアランフェス」と呼ばれることもあるので、俗称で呼んだ方が良いかも知れない。

小曽根真独奏の、モーツァルト、ピアノ協奏曲第6番。

ビゼーの「カルメン」組曲第1番。

再びソリストに小曽根を迎えたガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」。「ラプソディ・イン・ブルー」の演奏は、京都市立芸術大学音楽学部管弦楽団と京都市ジュニアオーケストラのメンバーを加えた特別編成で送る。

開演時間に、広上が一人でステージに登場し、ソリストの紹介と聴き所を解説。

「今日は良いお天気で、桜が満開ですので、コンサートをやめにしてみんなで鴨川にお花見に行きたいと思います。嘘です」という洒落に始まり、ソリストの二人がジャズメンであることから、「今日は日本料理と中華料理の組み合わせのような」というわかりやすいんだか、却ってわかりにくいんだかよくわからないという、いかにも広上さんらしい解説をする。

トランペット版アランフェス協奏曲というより、もう「恋のアランフェス」でいいや、「恋のアランフェス」は、トランペット独奏と、管楽器、打楽器、ハープとウッドベースという編成。

広上の指揮する京響のブラス陣は精度が高く、ソリストであるオヴァトンも後ろを振り返って満足そうな笑みを浮かべ、楽しそうに演奏していた。

モーツァルトのピアノ協奏曲第6番のソリストである小曽根真は日本を代表するジャズピアニストであるが、カデンツァの部分以外は正統的な演奏をする。そしてカデンツァ、特に第3楽章のカデンツァではジャジーなノリを聴かせる。

広上のモーツァルトは、流線型のフォルムともいうべき、しなやかさと格好良さが特徴。個人的にはもっとふっくらした響きのモーツァルトが好きだが、流線型のモーツァルトもこれはこれで素敵だと思う。

「カルメン」組曲第1番は、豪毅ともいうべき演奏で、弦も管も朗々と鳴り渡る。これで音の色彩がもっと豊かだといいのだろうが、今の京響には無い物ねだりだろう。広上の解釈は華やかさよりも「カルメン」の悲劇性を追求しているようなところが見受けられた。

「ラプソディ・イン・ブルー」は、小曽根のシャープなピアニズムと自在な即興が聴き物。広上指揮の京響はシンフォニックな演奏を聴かせる。途中で、小曽根のピアノとバンジョーとの掛け合いがあるなど、楽しく、聴き応えのある名演奏であった。

アンコールとして、ハチャトゥリアンの「剣の舞」が演奏される。

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2009年4月11日 (土)

松本大輔 『このNAXOSを聴け!』(青弓社)

以前にもちょっとだけ触れたことはあるのですが、正式には紹介していなかった、松本大輔の著書『このNAXOSを聴け!』(青弓社)を紹介します。

松本大輔 『このNAXOSを聴け!』(青弓社)NAXOSというのは、実業家のクラウス・ハイマン氏が香港で創業したクラシックレーベル。当初は有名な曲を無名だが力のあるアーティストに演奏させて録音というスタイルを取っていましたが、次第に方針を変え、有名な曲から無名ではあるが名作まで、何でも取りそろえるという、クラシックの百科事典の方向へと進んでいます。

毎月、10枚前後、若しくはそれ以上の新譜が発売されるNAXOSは、CD不況の中で驚異的に健闘していますが、発売点数が多いだけに、何を聴いたらいいのかという指針が必要になってきました。

そうした中で出版された指南書が『このNAXOSを聴け!』。著者の松本大輔氏はアリアCDというCDショップの店主です。

知られざる名曲から、NAXOSに登場する有名アーティスト、曲名だけは有名だがこれまで聴く機会のなかった作品、日本人作曲家の作品を録音するシリーズ「日本作曲家選輯」など、興味深い記事が並んでいます。

松本大輔 『このNAXOSを聴け!』(青弓社) 紀伊國屋書店BookWeb

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2009年4月10日 (金)

好きな俳句(5)

命二つの中に生きたる桜かな 芭蕉

久しぶりに会った友人と桜の木を見ながら詠んだとされる句。桜に代表される日本情緒を愛する心が我と彼二人の中に今も息づいているという意味だとされる。

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2009年4月 9日 (木)

大仏の日

4月9日は大仏の日。西暦752年に奈良の大仏の開眼供養が行われた日です(「奈良の大仏なごやかに(75やか2)」という西暦年号の憶え方があります。便利です)。昨日4月8日は花祭りですので仏教関連の日が続きますね。

ところで、大仏といえばその昔、酒井法子さんがとある番組で、「鎌倉で奈良の大仏が見たい」というとぼけた発言をしていたのを良く憶えています。どうでもいいことですが。

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2009年4月 8日 (水)

ポケットイン日本一周歩数計の旅

ポケットイン日本一周歩数計の旅

タカラトミーアーツから発売されたばかりの「ポケットイン日本一周歩数計の旅」を紹介します。
日本の海岸線一周に相当する距離、約18850キロに挑める歩数計。歩いた距離の分だけ、日本国内の海岸沿いの市町村1256カ所をバーチャルに移動することが出来ます。私は大阪市からスタートして4日で、大阪府堺市を経て大阪府高石市に着きました。なお、各市町村の名所名産も表示されて旅行気分を演出してくれます。

日本一周歩数計の旅は、普通の歩数計版がすでに発売になっていますが、今回発売されたのはポケットや鞄に入れておいても歩数がカウントされるという優れもの。薄いので、ポケットに入れていても目立たないというのもセールスポイントです。

ポケットイン日本一周歩数計の旅(楽天市場)

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2009年4月 7日 (火)

坂本龍一 『音楽は自由にする』(新潮社)

坂本龍一の自伝、『音楽は自由にする』(新潮社)を紹介します。

坂本龍一 『音楽は自由にする』(新潮社) 雑誌「エンジン」に掲載された、坂本へのインタビューをまとめた形での自伝。

編集者の父と、帽子デザイナーの母の間に生まれた坂本龍一ですが、意外にも生まれた家は音楽的環境にはなく、ピアノを始めたのも通っていた幼稚園が音楽教育に熱心で、ピアノや作曲を幼児にさせるような学校であり、坂本本人も両親も積極的に音楽に取り組もうと考えていたわけではなく、せっかく始めたんだから音楽を続けさせようという気軽な感じで音楽を続けていたことがわかります。

坂本本人も自主的に選ぶ性格ではないというようなことを語っていますが、確かに、強い意志のもとに人生を切り開いていくというタイプでは坂本はありません。気がついたらそういうことになっていたというケースが多いように思います。人生というのは案外そういうものなのかも知れませんが。

ある一人の音楽家の移ろっていく人生を眺めるような気持ちで接すると面白く読める本です。

坂本龍一 『音楽は自由にする』(新潮社) 紀伊國屋書店BookWeb

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無明の日々(2) 日々の遺書

こうして書き綴ることは、明日という絶対が確定されない以上、いつ終わりが訪れてもおかしくはない。

それは日々遺書を綴るのにも似ている。

これが私の生きた証。

言葉しか残せぬものではあるが、言葉から全てが生まれるということもある。

言葉がなければ全てはボンヤリとした固まり。

私がその茫洋としたものにどう区切りをつけてきたのか、どう自覚してきたのか、そうしたオリジナルなものを刻む道程を日々示し、残し続けているのだ。

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2009年4月 6日 (月)

吉川弘文館人物叢書 赤松俊秀著『親鸞』

吉川弘文館から出ている人物叢書に収められている『親鸞』を紹介します。赤松俊秀の著作で、初版は1961年(昭和36年)に出ています。現代の古典ともいうべき著作。

吉川弘文館人物叢書『親鸞』 吉川弘文館人物叢書『親鸞』が刊行された当時は、現在ほど親鸞研究は進んでおらず、親鸞の生涯に関しての謎が多くありました。その謎のいくつかに赤松氏は挑んでおり、波乱に富んだ親鸞の生涯を描いていきます。

親鸞の研究が本格化するのは明治時代以降であり、その初期には親鸞の実在が疑われたりするということまでありました。

親鸞は藤原北家の流れである日野氏の生まれであるとされていますが、その生まれに関して父親である日野有範が高齢過ぎるのではないかという謎がありましたが、これは系図に削除された人物がいることがわかり、謎はある程度まで解消されています。

また親鸞の主著である「教行信証」がどこで書かれたのか、「教行信証」は未完の著作なのか、という謎にも答えています。親鸞研究に欠かせない一冊であることは間違いないでしょう。

吉川弘文館人物叢書『親鸞』 紀伊國屋書店BookWeb

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2009年4月 5日 (日)

本多弘之監修『知識ゼロからの親鸞入門』(幻冬舎)

親鸞仏教センター所長の本多弘之が監修した『知識ゼロからの親鸞入門』を紹介します。幻冬舎刊。

『知識ゼロからの親鸞入門』(幻冬舎) 日本史上最も有名な宗教家の一人でありながら、その人生は多くの謎に包まれている親鸞。その親鸞の生涯と親鸞が説いた教えを、イラストなどを取り入れながらわかりやすく解説しているのが本書です。

浄土真宗の特色を示す言葉である「悪人正機説」や「即得往生」などの用語解説、更には親鸞死後の真宗(浄土真宗)教団の発展などについても広く浅くではありますが触れられており、親鸞についてこれから学んでいきたい、研究してみたいという方には真っ先に薦められる書籍です。

『知識ゼロからの親鸞入門』(幻冬舎) 紀伊國屋書店BookWeb

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2009年4月 4日 (土)

あんぱんの日

あんぱんの日

4月4日は、あんぱんの日。木村安兵衛の木村屋のあんぱんが明治天皇に献上された日です。

こしあん派と粒あん派に別れる、あんパンですが、私はこしあん派です。

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2009年4月 3日 (金)

ブログパーツ「心の奥の性格診断書」を設置しました

占いブログパーツ「心の奥の性格診断書」を設置しました。左側サイドバーを御覧下さい。

ブログパーツをクリックして、生年月日と性別を打ち込むと、心の奥の性格診断をしてくれます。

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阪神対ヤクルト開幕戦ポスター

阪神対ヤクルト開幕戦ポスター

5-2で阪神が勝った開幕戦。昨日まで甲子園球場で選抜高校野球大会が開かれていたということで、京セラドーム大阪での開幕となりました。
カーネル・サンダースの呪いも解けた今年は阪神が優勝するんじゃないでしょうか。

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5-2で阪神勝利

5-2で阪神勝利

勝利投手:安藤、セーブ投手:藤川、敗戦投手:石川

ホームラン:関川1号、金本1号、ガイエル1号。金本は自らの41歳のバースデーをホームランで飾った。

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9回表、藤川球児登場

9回表、藤川球児登場

良くは見えないと思いますが、胸の前でグラブを構えてキャッチャーのサインを見る、藤川球児のおなじみのポーズです。

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7回終了

7回終了

7回表にヤクルトの相川がタイムリーヒットを放って、5-2。

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7回裏の風船飛ばし

7回裏の風船飛ばし

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5回を終わって

5回を終わって

5回表にヤクルトの5番バッター、ガイエルがライトにアーチをかけて、5-1である。

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5-0

5-0

金本のタイムリー二塁打、関本の3ランホームラン、金本のソロホームランで、3回を終わって、5-0で阪神がリード。

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ヤクルト先発・石川雅規

ヤクルト先発・石川雅規

小さくて見えにくいですが、中央がヤクルトの先発、石川雅規です。

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阪神対ヤクルト戦 国家斉唱

阪神対ヤクルト戦 国家斉唱

倉木麻衣による「君が代」
倉木麻衣はこの後の始球式にも登場した。

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スワローズ応援団

スワローズ応援団

レフトスタンドにわずかにいます。

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阪神対ヤクルト開幕投手

阪神対ヤクルト開幕投手

阪神は安藤、ヤクルトは石川が先発します。

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セリーグ開幕戦

セリーグ開幕戦

阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズの試合を見に、京セラドーム大阪に来ています。3塁側席ですが、周りは全員タイガースファンです。

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2009年4月 2日 (木)

UHA味覚糖 噛むシゲキックス

UHA味覚糖 噛むシゲキックス

グミは、子供達の噛む力をつけるためにドイツで開発されたお菓子ですが、最近では舐めれば溶けそうなグミも少なくありません。そんな中にあって、UHA味覚糖の「噛むシゲキックス」はその名の通り噛み応えのあるグミキャンディー。噛めば噛むほどに美味しさが増します。

フルーツミックス、ソーダ、コーラの3種類の味が発売されています。

UHA味覚糖 噛むシゲキックス フルーツミックス 6袋入り(楽天市場)

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「ギラギラした男」「ギラギラした女」

コネタマ参加中: 「ギラギラした男」「ギラギラした女」と言って思い浮かぶ有名人は誰?

というネタに参加してみます。

ギラギラしたという言葉から受けるのは力強い眼差し、熱いイメージ、鍛えられた体、

ということで、

ギラギラした男 高橋克典

ギラギラした女 杉本彩

に一票を投じたいと思います。

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2009年4月 1日 (水)

デイヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 「ロベルト・シューマン交響曲全集」

アルテ・ノヴァから発売されている、デイヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の「ロベルト・シューマン交響曲全集」を紹介します。

デイヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 ロベルト・シューマン交響曲全集 作曲家以外にも音楽評論家として活躍し、文学にも造詣の深かったシューマンですが、その文学青年的とも詩人的ともいえる生来の気質に梅毒にかかったということが重なり、夢見がちにして陰鬱な作風を示してもいます。

そうした仄暗い要素を嫌う聴衆もいますが、ジンマンはチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の透明で明るい音色を生かし、そうしたシューマンの鬱々たる要素を一掃するようなパワフルな演奏を展開しています。

内側からの爆発力が心地良い交響曲第1番「春」、朗らかに歌う交響曲第3番「ライン」、シューマンのメランコリーを生かしつつ単なる暗い音楽には終わらせない交響曲第2番に第4番。

ロベルト・シューマンの交響曲のイメージを覆す秀演揃いです。

デイヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 ロベルト・シューマン交響曲全集(HMV) icon

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