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2009年4月 6日 (月)

吉川弘文館人物叢書 赤松俊秀著『親鸞』

吉川弘文館から出ている人物叢書に収められている『親鸞』を紹介します。赤松俊秀の著作で、初版は1961年(昭和36年)に出ています。現代の古典ともいうべき著作。

吉川弘文館人物叢書『親鸞』 吉川弘文館人物叢書『親鸞』が刊行された当時は、現在ほど親鸞研究は進んでおらず、親鸞の生涯に関しての謎が多くありました。その謎のいくつかに赤松氏は挑んでおり、波乱に富んだ親鸞の生涯を描いていきます。

親鸞の研究が本格化するのは明治時代以降であり、その初期には親鸞の実在が疑われたりするということまでありました。

親鸞は藤原北家の流れである日野氏の生まれであるとされていますが、その生まれに関して父親である日野有範が高齢過ぎるのではないかという謎がありましたが、これは系図に削除された人物がいることがわかり、謎はある程度まで解消されています。

また親鸞の主著である「教行信証」がどこで書かれたのか、「教行信証」は未完の著作なのか、という謎にも答えています。親鸞研究に欠かせない一冊であることは間違いないでしょう。

吉川弘文館人物叢書『親鸞』 紀伊國屋書店BookWeb

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