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2009年5月の34件の記事

2009年5月30日 (土)

観劇感想精選(71) 「SISTERS」

2008年8月20日 大阪・茶屋町のシアター・ドラマシティにて観劇

午後7時から、大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで、「SISTERS」を観劇。作・演出:長塚圭史、出演:松たか子、鈴木杏、吉田鋼太郎、田中哲司、中村まこと、梅沢昌代。

とある古ぼけたホテルが舞台。ホテルのオーナーの三田村(中村まこと)の幼なじみで、現在はビストロのシェフをやっている尾崎(田中哲司)は、自殺したホテルの料理人の代わりに、ホテルのメニューを整えてくれるよう三田村から頼まれ、新妻の馨(松たか子)とともにやって来る。

件のホテルの一室には、子供向けの冒険小説を書いている作家の神城礼二(吉田鋼太郎)が娘の美鳥(鈴木杏)とともに暮らしている。この親子の関係が奇妙であり……。

自殺した料理人というのは、実は神城礼二の妹で三田村の妻であった操子。操子がなぜ突然自殺したのかは謎である。

操子の友人でもあった、ホテルの使用人の真田稔子(梅沢昌代)は、操子の突然の自殺にショックを受けて、精神に変調を来している。

馨は、ホテルの雰囲気や美鳥の言葉から、封印したはずの記憶が暗闇から手を伸ばし始めているのを感じていた……。

ミステリー形式の部分のある劇で、近親相姦や幼児虐待とそれが生み出す連鎖を題材にした陰惨な作品である。

まずは松たか子の演技が良かった。以前、水野美紀の演技を見たときにも同じようなことを書いたと思うが、今回の松たか子も演じていくというよりは、セリフにしろ動きにしろ、あるべきものがあるべきところに嵌っていくという印象を強く受ける。あらゆることに無駄がないのだ。

そして、熱演している時でも、もう一人の自分が自分をコントロールしているような理知的な面も強く感じた。一歩引いて自分自身を見つめる離見の見というものだろう。これまで色々な芝居を観てきたが、上手い役者ほど舞台上では引いた場所にいながら強い存在感を示す。今日の松たか子もそうだった。逆にいうと、それほど……でない役者ほど前に出たがる。これも共通点である。

「SISTERS」のテーマの選び方には、長塚が演出した「ビューティ・クィーン・オブ・リナーン」の影響が見受けられる。例えば、親子関係などに。

ラスト付近には思い切った仕掛けも待っているが、個人的には、劇の内容よりもその仕掛けの方に意識が行き勝ちだった。かなり耽美的な仕掛けであったが、あそこまで耽美である必要があるのかどうかは疑問。趣味の問題といってしまえばそれまでだが、人間の暗部を思い切って開示するという作劇法同様、最近の演劇の流行に乗っかったような印象も受けてしまうのだ。

とはいえ、松たか子を始めとする出演者の熱演もあって、見応えはあった。

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2009年5月28日 (木)

ソフトサラダ

ソフトサラダ

子供の頃に一番好きだったお菓子がこれ、亀田製菓の「ソフトサラダ」です。名前の通り、ソフトな歯応えのサラダ味(うす塩味)のお煎餅。京都のコンビニではどこも売っていないので(先日行った横浜のコンビニでは普通に売っていましたが)ネットで買ってみました。緑茶には一番合う煎餅だと思います。

亀田製菓ソフトサラダ(楽天市場)

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2009年5月27日 (水)

サッカー キリンカップ 日本対チリ戦を観てきました

サッカー キリンカップ 日本対チリ戦
コーナーキックからのボールを阿部がヘッドで合わせてゴールを決める。ヘディングシュートの瞬間。

大阪の長居スタジアムで、キリンカップサッカー、日本対チリ戦を観てきました。

バックスタンドの11列12番という、私の誕生日と同じ席で幸先良し。それとは関係ないと思いますが、日本は快調。前半に岡崎の2ゴールが決まり、後半には阿部がコーナーキックからのボールをヘディングで相手ゴールに押し込み3点目。
ロスタイムにも本田が足で決めて、日本が4-0で快勝しました。

大阪での日本代表戦は久しぶりであり、相手が強豪チリであるということもあって、長居スタジアムには4万5000を超える観衆が詰めかけました。日本サポーターの誰もが溜飲を下げるゲーム展開に、満員のスタンドは大いに沸いていました。

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2009年5月26日 (火)

無明の日々(5) 垂直のタイルを登れ

「なぜ山に登るのですか?」、「そこに山があるからさ」(ジョージ・マロリー)

 人生はよく山に例えられる。学習もまたよく登山と比較される。一歩ずつ着実に登っていくこと求められるのだ。

 しかし、高校生時代の私はツルツルとした垂直のタイルを登るよう要求されていた。手をかける場所も、足の踏み場もないタイルに挑めと。

 おそらくは見えなかったのだろう彼らには、それがタイルであることなど。気付かなかったのだろう、私の目にしている世界を。想像力や知識を欠いていたから。

 その当時、私は15歳だったけれど、そのことで30代半ばの彼らに対して不信を募られることになった。彼らは要領を教えた、だけれど、彼らは本当に人生を生きていただろうか? 私は彼らの誠実さを疑うし、彼らに教壇に立つ資格があったことさえも疑う。15歳だった私も30歳半ば、しかし、不信や和らぐことも薄まることもなく、より確実な否定へと高まっていく。

 彼らが登れなかった、そして今後も登ることが叶わないであろう山の姿を当時の私ははっきりと捉えていたし、それからの私はその山を登り続けてきたのだ。

 垂直のタイルを登ることは出来ない。登るよう命じるのは愚かなことだ。不明は大罪である。山は登れる。そして山を登っていたのは私の方だったのだ。私は彼らより高いところにいたし、もっと高いところにいける。

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2009年5月24日 (日)

観劇感想精選(70) ミュージカル「ラ・マンチャの男」大阪公演2009

2009年5月7日 大阪・京橋のイオン化粧品シアターBRAVA!にて観劇

午後7時から、大阪・京橋のイオン化粧品シアターBRAVA!で、ミュージカル「ラ・マンチャの男」大阪公演を観る。ご存じ、セルバンテスの「ドン・キホーテ」の舞台化。主演と演出は松本幸四郎。松本幸四郎は、主人公のセルバンテス&ドン・キホーテを1000回以上も演じている。出演は、松たか子、駒田一、福井貴一、月影瞳、上条恒彦ほか。
松本幸四郎の長女である松本紀保が演出補として名を連ねている。

セルバンテス(松本幸四郎)が、宗教裁判のために牢屋に入る。牢名主(上条恒彦)によって牢獄内裁判が開かれることになった、そこでセルバンテスは申し開きのために自身の作品「ドン・キホーテ」を上演することにする……

狂気のドン・キホーテを見せながら、夢見ることの大切さを訴える物語。ドン・キホーテは虚構の存在、つまりフィクションでしかない。しかしフィクションが他者の心を打ち、ノンフィクションを生み出すこともある。

現実に心を縛られることなく生きよ、とのメッセージに勇気を与えられた。

ミュージカル「ラ・マンチャの男」大阪公演

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2009年5月22日 (金)

コンサートの記(40) 大植英次指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団第415回定期演奏会

2008年2月14日 ザ・シンフォニーホールで

午後7時より、大阪のザ・シンフォニーホールで大阪フィルハーモニー交響楽団の第415回定期演奏会に接する。指揮は音楽監督の大植英次。
ラヴェルの「道化師の朝の歌」、ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」、ベルリオーズの幻想交響曲という非独墺系のプログラムで占められた演奏会。
NHKの収録があり、マイク(ツリーマイクの他、舞台奥の打楽器群の前に6本のスタンドマイク、「ラプソディー・イン・ブルー」の時にはピアノ用のマイクなども立てられた)の他にカメラ(確認できるだけで4台)が入っていた。

大阪フィル(大フィル)は朝比奈隆の時代が長かったこともあってドイツ・オーストリア系の曲目を得意とするが、大植英次の時代になったということもあり、今日のようなプログラムとなった。今日と同じプログラムで東京公演も行う。

「道化師の朝の歌」は、フランスものの演奏にして音の重心が低く、色彩感ももう一つだが、アンサンブルの状態は良く、音にも勢いがある。

「ラプソディー・イン・ブルー」のピアノ独奏を務めるのは、ジャズピアニストでクラシックの演奏も行う小曽根真(おぞね・まこと)。右手のテクニックが万全ではなかったようだが、オーケストラが休みの部分では、かなり自由な即興演奏を繰り広げ、聴衆を沸かせる。

アンコール演奏として小曽根はエルビス・コステロの「She」のピアノ編曲版を奏でたが、コンサートホールで「She」を聴くと、メロディーがラヴェルの「ボレロ」に聞こえて仕方なかった。

後半の幻想交響曲。大植は編成を変えてきた。前半はドイツ式の現代配置だったが、後半はヴァイオリンが両翼に来る。そしてチェロが舞台下手側に移動。ただコントラバスは舞台上手側に残し、いわゆる古典配置にはしていない。

弦は透明感があって美しく、管も技術は完璧ではなかったが比較的良く鳴る。第1楽章はテンポは中庸だが、ゲネラルパウゼ(総休止)の時間を比較的長く取るのが特徴的。

第3楽章「野の風景」冒頭に、クラリネットとオーボエのやり取り(牧童の交信ラッパの描写である)があり、遠近感を出すためにオーボエは舞台上以外の場所で吹く。京都市交響楽団(京響)が小林研一郎の指揮で幻想交響曲を演奏したときは、某国内オーケストラから電光石火の早業で京響に移って来たフランス人の彼が3階席で演奏したが、大植は普通に舞台袖でオーボエを吹かせていた。中継用カメラもあることだし、おおっぴらにモニター中継が出来るということもあるだろう。

第4楽章「断頭台への行進」では、じっくりとした足取りを見せ、虚仮威しになるのを防ぎ、第5楽章「ワルプルギスの夜の悪夢」も比較的遅めのテンポで進める。審判の鐘が鳴り終わった後はテンポを上げるのが普通だが、大植は逆にテンポを落とす。そして最後の最後で極端なアッチェレランドをかけ、最後の和音に向かってオーケストラ全員がなだれ込んだ。
かなり個性的だが、優れた演奏であった。

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2009年5月21日 (木)

関西独立リーグを応援しよう!

運営会社の撤退という、最悪のシナリオを辿る形になってしまった関西独立リーグですが、せっかく関西に地域に根ざしたプロ野球チームが出来たのに、その芽を潰してしまうのはもったいないことです。

関西独立リーグを応援しましょう。試合を見に行くことで、応援することで、ささやかながらも支援することは可能です。

新型インフルエンザによって試合が延期されるという、弱り目に祟り目状態の関西独立リーグですが、試合が再開されたら球場に駆けつけて欲しいと思います。

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2009年5月20日 (水)

日本のオーケストラを聴こう(1) 仙台フィルハーモニー管弦楽団 パスカル・ヴェロ指揮 ドビュッシー「海」ほか

日本に本格的なオーケストラが誕生してからまだ1世紀足らず。にも関わらず、日本のオーケストラは世界的に見ても高い水準にあります。オーケストラの本場ともいうべきドイツやオーストリアでも地方のオーケストラよりは日本の平均的なプロオーケストラの方が質が高いというのは、歴史から考えれば驚くべきことです。

しかし、日本人にとってオーケストラ演奏が馴染み深いものになっているかというと、必ずしもそうはいえないところがあります。
そこで、日本のオーケストラのCDをここで紹介していくことにしたいと思います。

パスカル・ヴェロ指揮仙台フィルハーモニー管弦楽団 ドビュッシー「海」ほか 第1回目で取り上げるのは、杜の都・仙台が誇るプロオーケストラ、仙台フィルハーモニー管弦楽団のCDです。
このCDでタクトを振るっている、フランス人の指揮者、パスカル・ヴェロは仙台フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者。1959年生まれ、ソルボンヌ大学とパリ音楽院に学び、ボストン交響楽団で小澤征爾のアシスタントを務めたという経歴の持ち主で、今はなき新星日本交響楽団と、新星日本交響楽団を吸収合併した東京フィルハーモニー交響楽団の首席客演指揮者を長く務めており、日本でもお馴染みの存在です。

フォンテックから出ているこのCDは2006年10月の定期演奏会をライブ収録したもので、プログラムはオール・フランスもの。デュカスの「ラ・ペリ」、ドビュッシーの交響詩「海」、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」の3曲が収められています。

音色にもっと洗練されたものが求められたり、ヴェロのテンポが間延びしていたりと問題がないわけではありませんが、日本に地方オーケストラの高い実力を記録した良質のCDとして評価できます。

ところで、女優の鈴木京香(仙台市出身)は、仙台フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会を聴きに行って、会場でスカウトされたそうですが、本当でしょうか? ということで、スカウトされたい人は仙台フィルの定期演奏会を聴きに行くといいと思います。実際にスカウトされるかどうかは貴女次第ですが。

パスカル・ヴェロ指揮仙台フィルハーモニー管弦楽団 ドビュッシー「海」ほか(HMV) icon

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2009年5月19日 (火)

これまでに観た映画より(43) 「鴨川ホルモー」

2009年5月1日 MOVIX京都にて

映画「鴨川ホルモー」を観る。MOVIX京都にて午後5時40分の回。

万城目学の原作は読んでいて、なかなか面白かった。20年後も読まれているかというと、正直、その可能性は低いと思うけれど。

監督:本木克英、脚本:経塚丸雄、音楽:周防義和、振付:パパイヤ鈴木。

出演は、山田孝之、栗山千明、濱田岳、石田卓也、芦名星、斎藤祥太、斎藤慶太、渡辺豪太、藤間宇宙、荒川良々、佐藤めぐみ、甲本雅裕、石橋蓮司ほか。

京都大学、龍谷大学、立命館大学、京都産業大学の学生が、「オニ」と呼ばれる式神を操って戦いを繰り広げるという、奇想天外なストーリー。
万城目学の原作では、それに青春小説の要素も加わるが、映画ではその要素は後退している。

オニは当然ながらCGを駆使していて効果的。視覚面でオニ達のバトルを楽しめるのがいい。脚本、演出ともに良く出来ていて、エンターテイメントとしては上質。

ただ、先に書いたように、青春小説的な要素ももう少し加えて欲しかった。原作ではもっと切ない部分もあったのだが。

京都市内各所でロケーションが行われているが、私も京都に何年も住んでいるので、どこで撮影されたのか全てわかった。それはいいのだが、ロケ場所が離れすぎている場合、「そこからそこには行かない」だろうという余計なことまでわかってしまう。

ちなみに、「鴨川ホルモー」は舞台化もされ、石田卓也と芦名星は連投する。映画では芦屋役だった石田卓也が舞台では主人公の安倍を演じ、芦名星は映画と同じく早良京子を演る。

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2009年5月17日 (日)

雨のスポーツ観戦

わかさスタジアム京都(西京極球場)で、京都府春季高校野球大会決勝戦、福知山成美高校対京都両洋高校の試合をまず観戦。

雨のスポーツ観戦
京都府春季高校野球大会決勝、福知山成美高校対京都両洋高校、マウンド上はプロも注目の好投手、福知山成美の長岡宏介

京都福知山高校のエースでストレートのMAX145キロを誇る長岡、京都両洋の釣井(ちょうい)という両投手の好投で、1-1のしまったゲームであったが、6回表を終えた1時20分過ぎ、雨足が激しくなったため、試合は中断。西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(西京極スタジアム)で行われるサッカーJ1、京都サンガF.C.対ジェフユナイテッド千葉の試合が午後2時キックオフということもあり、私はそこで球場を後にし、隣りの西京極スタジアムへ。

サッカーJ1、京都サンガF.C.対ジェフユナイテッド千葉、雨の中の一戦。前半にサンガのエース、パウリーニョが2点を立て続けに決め、サンガペースで試合は進む。後半に入ると逆にジェフが優勢となり、巻誠一郎がサンガゴールを陥落させて1点を返すが、その後、サンガがディフェンダーにシジクレイを入れるなどした守備を強化、2-1で逃げ切った。

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好きなお味噌汁の具

コネタマ参加中: あなたの好きなお味噌汁の具は? 【ココログ選手権】

好きなお味噌汁の具というと、定番の豆腐とワカメですかね。それに油揚げが入るとちょっとした贅沢という気分になります。

ネギを入れるのが好きという人も多いと思いますが、私の場合は味噌汁にネギを入れるのは好きではありません。味噌の味が変わってしまうので。

それにしても味噌汁というにはいいですね、味噌汁を飲むときは、「日本人に生まれて良かった」と心から思います。

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2009年5月16日 (土)

無明の日々(4) 「大いなる存在」

「人々は生きるためにこの都会へ集まってくるらしい。しかし、僕はむしろ、ここではみんなが死んでゆくとしか思えないのだ」(リルケ 『マルテの手記』より)

 10年近く前のある朝こと、目覚めた私は、自分がどこにも属していない存在であることに恐れおののいた。それは天地が砕け散るのにも似た衝撃だった。私は何者でもないし、何者にもなれないと。

 それまでの私は漠然とした不安の中を生きてきた。しかしその漠然とした不安はボンヤリとした霧のようなものでしかなく、私の周りをフワフワ漂っているだけだった。しかしある朝、その霧が確固とした壁となり、私の鼻先に突きつけられたのである。

 私は私の弱さと私の空白を知った。あるいは発見した、いやもっと冷静であったならそれは再確認しただけだと気付いたかも知れない。しかしその時の私はもやは平静ではいられなかった。

 それから時を経て、今も私はここにいる。進んだかと問われても、本当のところはわからない。私は今、何かに寄りかかっているだけなのかも知れない。均衡を保つために、冷たい壁に、そっと。

 現実に近い状態を見定めるなら、誰もが何かに寄りかかっている。心を「それ」に押しつけ、目は「それ」から逸らし、曲芸のように細い綱の上でバランスを取っている。それでいながら、多くの人はそれに気付かない。人々は「大いなる存在」によって安心を得ている。その正体に気がつかないまま、あるいは「大いなる存在」の懐に潜って。

 無意識の「大いなる存在」。しかし、私は今、それが大きく傾いているのを感じる。
 私は叫ぶ。
「なぜ見えないんだ! 倒壊寸前だぞ! 今すぐそこから離れるんだ!」
だが、私の言葉に人々は耳を貸さないだろう。なぜなら人々は大いなる存在に自分自身が含まれているということに気付いていないから。

 「大いなる存在」。それは人々を虚ろにする。脳細胞をなめ回し、ベトベトした眠りへと誘う。私にそれが止められるだろうか。

 いや、それ以前に、それ以前に私は「大いなる存在」に人々を気付かせることが出来るだろうか。安眠を貪る者を揺り動かして、不興を買うだけなのではないか?

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宮尾益知著『発達障害をもっと知る本』(教育出版)

総人口の1割ないしそれ以上の確率で現れるという発達障害。学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)。広汎性発達障害(PDD)などがありますが、比較的よく知られるようになってきているとはいえ、まだまだ社会的な理解が浸透しているとは言えません。そこで宮尾益知の著書である『発達障害をもっと知る本』(教育出版)を紹介します。

宮尾益知著『発達障害をもっと知る本』(教育出版) 発達障害を抱える人の生きにくさ、生きづらさについて書かれているほか、各症状の説明、発達障害を持っている人への接し方や教育について述べられおり、発達障害の持ち主であったとされる有名人、偉人、例えば『種の起源』のチャールズ・ダーウィンや『不思議の国のアリス』のルイス・キャロル、英国の偉大な政治家であるウィンストン・チャーチルを紹介し、彼らや彼らの家族の症状や発達障害であったことの利点などを記し、発達障害のプラスの面を伝えてもいます。

誤解されることが多い上に二次障害としてうつ病や心身症などに罹患しやすい発達障害の人々、決して少数派ではない人々について知ること理解することが良き社会を作り出すことへの第一歩であることを忘れてはならないと教えてくれます。

宮尾益知著『発達障害をもっと知る本』(教育出版) 紀伊國屋書店BookWeb

宮尾益知著『発達障害をもっと知る本』(教育出版) bk1

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2009年5月15日 (金)

ファジル・サイ(ピアノ) 「ブラック・アース/ファジル・サイ」

トルコ出身のピアニスト、ファジル・サイの自作自演集ミニアルバム、「ブラック・アース/ファジル・サイ」(ナイーブ/エイベックス・クラシックス)を紹介します。

ファジル・サイ(ピアノ) 「ブラック・アース/ファジル・サイ」 ファジル・サイの自作自演集は、より収録曲の多いフルアルバムも出ていますが、そちらはCCCDなので、ミニアルバム「ブラック・アース/ファジル・サイ」を購入した方が良いでしょう。

タイトル曲「ブラック・アース」は、ピアノ内部の弦を抑えながら奏でるという特殊奏法でトルコの民族楽器に似た音を出し、メロディアスな曲調、切ないメロディなど聴き応え抜群です。

自作の他に、「パガニーニ変奏曲」、「トルコ行進曲“ジャズ”」などの編曲もの優れた出来。これらはライブ収録であり、演奏終了後に熱狂した聴衆の拍手と声が収められています。

全世界の音楽家の中でもトップランクの天才、ファジル・サイの溢れんばかりの才能に触れることの出来るCDです。

「ブラック・アース/ファジル・サイ」 ファジル・サイ(ピアノ) HMV icon

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関西独立リーグ 京都チームの参入について

大阪府吹田市を本拠地とする関西独立リーグのプロ野球チーム、エキスポセブンティーズの監督に仲田幸司氏が就任予定との記事が出て、それまでエキスポセブンティーズの存在を知らなかった私は驚いてしまいました。

さて、関西独立リーグへの京都チームの参入ですが、着々と準備は進んでいるようです。また、それについてKBS京都「わかさ生活 京都スポーツストーリー」というラジオ番組のポッドキャストをWeb上で聴くことが出来ます。

KBS京都「わかさ生活 京都スポーツストーリー」ポッドキャスト(MP3)

http://www.kbs-kyoto.co.jp/audio/pk_spost/20090426_sport.mp3

興味のある方はお聞き下さい。

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2009年5月13日 (水)

高橋久仁子著『フードファディズム メディアに惑わされない食生活』(中央法規出版)

群馬大学教育学部教授の高橋久仁子氏の著書、『フードファディズム メディアに惑わされない食生活』(中央法規出版)を紹介します。

高橋久仁子著『フードファディズム』(中央法規出版) タイトルになっている「フードファディズム」とは、“食べ物や栄養が健康や病気に与える影響を過大に評価したり信じたりすること”です。健康ブームに乗って、健康食や様々な食事療法が生まれていますが、それらの多くに買わせるためのトリックが仕掛けられています。

例えば、食品は効能を謳うことが出来ないことが薬事法によって定められています。しかし、健康食品を売る側は、効果があるかのような曖昧な文章によって購入を促します。それにまんまと乗せられないようにするために、著者は“「行間を読ませようとする」情報に注意が必要である”と述べています。

某健康情報番組が犯した過ちを繰り返させないためにもこうした本を読むことは重要だと思いますが、この本を紹介しようと私が思った動機は、ある比較的よく知られた食事療法のウェブサイトを見たことが原因です。そのサイトでは長嶋茂雄氏が脳梗塞に倒れた原因が食事にあったとして、そのサイトが勧める食事療法を行っていれば長嶋氏は脳梗塞にならずに済んだという内容が書かれていました。それを読んだ私は、人の不幸を宣伝の種にしようとする神経、あたかも長嶋氏に落ち度があったかのように書くことの出来る神経を疑うと同時に怒り心頭に発してしまったわけです。

日々の食事も資本主義の完全統治下に置かれてしまった現代社会。口当たりの良い宣伝文句に踊らされないようにするために、そして健全な意識であるために、こうした書籍が広く読まれることを願っています。

高橋久仁子著『フードファディズム』(中央法規出版) 紀伊國屋書店BookWeb

高橋久仁子著『フードファディズム』(中央法規出版) bk1

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2009年5月12日 (火)

藤川球児 『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書)

阪神タイガースの守護神、藤川球児投手の著書『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書)を紹介します。

藤川球児 『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書) 球界を代表するピッチャーとなった、藤川球児選手ですが、体が余り強くなく、故障が多かったということもあり、入団から6年間は一軍に定着できないなど、比較的長い下積みを経験しました。更にこの著書で明らかにされていますが、2003年のオフには藤川投手は戦力外リストに入っていたそうで、その年に阪神の監督に就任した岡田彰布監督がそれを止めたという事実もありました。

藤川球児投手が、現在の「来るとわかっていてもバットに当たらないストレート」を手に入れたのは、2004年のシーズン途中に山口高志阪神二軍投手コーチ(当時)に言われてフォーム改造を行ってからだそうですので、もしその時に阪神を退団していたら(トレードの打診が数チームから来ていたそうで、引退は避けられたようですが)今のような球界を代表するピッチャーにはなれていなかったかも知れません。

藤川自身は、「ストレートは極めた」との思いがあるようで、次のステップに進む意気込みも述べられています。

ピッチャーには自分の勝ち星だけを考えて投げる人も多いようですが、藤川投手は、阪神というチーム全体のことを考えているようで、阪神の選手会副会長に就任してからは投手と野手の話し合いの機会を多く設けるようにするなど、単なる一選手にとどまらない野球人としてのセンスを見せてもいます。

長い下積みを経て、一度はクビになりかけながらも、それでも諦めずに成功した藤川球児投手。それだけに、今辛い境遇にある若い人達にも読んで貰いたい一冊です。

藤川球児 『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書) 紀伊國屋書店BookWeb

藤川球児 『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書) bk1

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鎌倉の海

鎌倉の海

逗子、葉山方面を望む。

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2009年5月11日 (月)

鎌倉・由比ヶ浜の海2

鎌倉・由比ヶ浜の海2

波打ち際で。

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鎌倉・由比ヶ浜の海1

鎌倉・由比ヶ浜の海1

稲村ヶ崎を臨む。

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2009年5月10日 (日)

横浜の海(8) 赤レンガ倉庫前から

横浜の海(8) 赤レンガ倉庫前から

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横浜の海(7) パシフィコ横浜前

横浜の海(7) パシフィコ横浜前

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横浜の海(6) 2年前と同じ構図で

横浜の海(6)  2年前と同じ構図で

晴れている分、より明るく見える。奥に見えるのは、横浜ベイブリッジ。

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2009年5月 9日 (土)

猫町通り通信・鴨東記号

と、いうわけで、猫町通り通信・鴨東記号です。「鴨東」「記号」ではなく、「鴨東記」「号」と読んで下さい。猫町通り通信を更新出来ないので鴨東記でやります。今、横浜にいます。

午後12時53分京都発の新幹線で横浜に向かう。横浜みなとみらいホールで日本フィルハーモニー交響楽団の横浜定期演奏会を聴くためである。曲目は、武満徹の「系図(ファミリー・トゥリー)」とリヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲。「系図(ファミリー・トゥリー)」の語り手を注目の若手女優、蓮佛美沙子が務めるので、それを聴くのが目的だ。
「系図(ファミリー・トゥリー)」の語りは、初演を務めた遠野凪子のものがCDで出ているが、指揮者の小澤征爾の影響か、力みすぎであり、楽しめない。その他には、吉行和子が語りを務めた岩城宏之盤もあるが、「系図」は“若い人のための音楽詩”とされていて、語り手は、12歳から15歳の少女を想定して書かれており、吉行和子じゃいくらなんでも……、というわけで、納得のいくものが聴けないというのが現状だった。

今日は車窓から、くっきりとして美しい富士を眺めることが出来た。
早めに、みなとみらい地区に着いたので、赤レンガ倉庫に行ってみる。赤レンガ倉庫付近では、横浜18区フェアが開かれていて、各区の名物などが売られている。更に近くでは横浜開港150周年記念フェアとして、ロシアや中国の品々が売られていたが、特に買いたいものはなし。

日本フィルハーモニー交響楽団第247回横浜定期演奏会 午後6時、日本フィルハーモニー交響楽団横浜定期演奏会開演。指揮者は沼尻竜典。
日本フィルハーモニー交響楽団の演奏を聴くのは約10年ぶりである。

「系図(ファミリー・トゥリー)」の実演には、ケント・ナガノ指揮リヨン国立歌劇場管弦楽団の来日公演で接している。だが、その時はフランス語による語りであった。「系図」は谷川俊太郎のテキストであり、日本語の美しさも味わいの一つなので、フランス語では物足りない。いや、物足りない以前に、フランス語じゃわからないし。

蓮佛美沙子の語りは、例えば、“むかしむかし”の「今、わたしはここにいる」というフレーズの力強さや、“おかあさん”の迫真性、“とおく”の夢見るような語りが良かった。ただその他の部分ではもっと素朴さがあると良かった。
沼尻竜典の指揮は、オケ捌きが絶妙。日フィルは音がやや細めである。

後半、リヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲。日フィルは、10年前に比べると音がより磨かれた感じだが、弦がやや細めである。管ではホルンの音色が豊かであった。オケ全体のffの部分は充実した響きである。
沼尻の指揮は、棒のテクニックが優れているが、それが一番目立ってしまっているように思えた。どことなくサラリーマン的な演奏であった。

新型インフルエンザの国内初感染が確認される。

ホテルのテレビはすでに地デジ。やはり映りが綺麗である。

このホテルには大浴場があり、ラジウム人工温泉だというので入ってみる。普段は狭い浴槽に縮こまるようにして入っているので、手足を伸ばして入れる大浴場はいい気持ちである。

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Yahoo!「草食男診断」

Yahoo!の「草食男診断」なるものをやってみました。

肉食女と草食男診断(Yahoo!パートナー・Yahoo!縁結び) 草食男度40%
肉食女と草食男診断(Yahoo!パートナー・Yahoo!縁結び)

結果は、御覧の通り、「草食男度40%」。まあ、中程度ですね。良く言うとバランスが取れているということになります。

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2009年5月 8日 (金)

Google Chromeをインストールしてみました

Googleのブラウザ、Google Chromeをインストールしてみました。

上級者向きといわれるGoogle Chromeですが、シンプルなブラウザで、通信速度はかなり速いです。Internet ExplorerやMozilla Firefoxと比較しても一番速いのではないでしょうか。

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2009年5月 7日 (木)

街の想い出(25) 千葉その3 千葉劇場

街の想い出 千葉劇場

千葉市中央区中央3丁目にある映画館、千葉劇場。前身は本当に劇場でしたが、戦後に映画館になりました。
私が10代の頃は2階席のある比較的大きな映画館でしたが、内部はオンボロでした。1995年にいったん取り壊され、その後、ミニシアターとして復活しています。

以前の千葉劇場で上映された映画で一番記憶に残っているのは、高校生の時に観た、オリバー・ストーン監督、ケビン・コスナー主演の「JFK」。ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ大統領暗殺の闇に迫る作品で、当時、大きな話題を呼びました。今ではJFKというと、阪神タイガースの抑え陣のことですね。

ミニシアターになってからの千葉劇場にも何度か通っていますが、正月に映画を見に行った際、何故か暖房が効いていなくて館内が酷く寒かったのを憶えています。

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2009年5月 5日 (火)

マレイ・ペライア(ピアノ) J・S・バッハ 「ゴルトベルク変奏曲」

J・S・バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をマレイ・ペライアが弾いたCDを紹介します。ソニー・クラシカルからの発売。

J・S・バッハ 「ゴルトベルク変奏曲」 マレイ・ペライア(ピアノ) ニューヨーク生まれのピアニスト、マレイ・ペライアの弾く「ゴルトベルク変奏曲」には、上品な明るさ、あたかも早朝、生まれたばかりの朝日の差す、清潔感とささやかな期待感に満たされた部屋で聴くような独特の明るさがあります。

不眠症に悩んでいたカイザーベルク男爵を安眠へと導くのために、バッハの弟子であるゴルトベルクが演奏したとされることから「ゴルトベルク変奏曲」と名の付いたこの作品ですが、ペライアのピアノで聴くと、眠くなるどころか、清々しい気持ちになり、生きる気力が漲ってきます。

J・S・バッハ 「ゴルトベルク変奏曲」 マレイ・ペライア(ピアノ) HMV icon

J.S.バッハ: ゴールドベルク変奏曲 BWV988 / マレイ・ペライア [Blu-spec CD]<完全生産限定盤>

バッハ:ゴールドベルク変奏曲 BWV988 /マレイ・ペライア[Super Audio CD]

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2009年5月 4日 (月)

ズームイン!!SUPER  汐留らーめん汐留味

ズームインSUPER<br />
  汐留ラーメン

日本テレビの「ズームイン!!SUPER」の企画麺、「ズームイン!!SUPER 汐留らーめん汐留味」。鶏、豚、スルメなどをダシにした醤油ラーメンですが、かなり濃い味のカップ麺です。

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2009年5月 3日 (日)

塩谷哲 「ソロ・ピアノ=ソロ・ソルト」

ソルトこと塩谷哲のソロアルバム「ソロ・ピアノ=ソロ・ソルト」(ビクター)を紹介します。

塩谷哲 「ソロ・ピアノ=ソロ・ソルト」 日本を代表するジャズピアニスト、塩谷哲。ピアノの響きを形容する時に、「クリスタルな」という言葉を使うことがありますが、塩谷哲のピアノはまさにクリスタルな響きがします。芯がありながら繊細で輝かしい音。

塩谷哲の自作の他に、J・S・バッハの「メヌエット」(アンナ・マグダレーナ・バッハのための。つい最近、バッハの真作ではないとの結論が出されたとのことです)のジャズバージョンなども収録。

塩谷作品では、何といっても組曲「工場長の小さな憂鬱」が聴き物。「前世はパリジャンだった」という塩谷の指向が良く出た作品で、ラヴェルのようなサティのようなエスプリ溢れる曲が並んでいます。

塩谷哲 「ソロ・ピアノ=ソロ・ソルト」(HMV) icon

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ペンギン好き2

ペンギン好き2

愛用しているフンボルトペンギンのキーホルダー。東京の葛西臨海水族園で購入したもの。買ったばかりの頃は金メッキがされていましたが、年を経るごとに剥げ落ち、今ではシルバーに。

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2009年5月 2日 (土)

ペンギン好き

ペンギン好き

ペンギンpenguinが好きなので、色々なグッズを持っていたりします。
写真はプチビーズ入りのペンギンのぬいぐるみ、寝転がってテレビモニターを眺める時に枕代わりにするにも便利です。

プチビーズのぬいぐるみの仲間たち♪ペンギンのぬいぐるみ(楽天市場)

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2009年5月 1日 (金)

好きな数字

コネタマ参加中: あなたの好きな数字1桁を教えて?

好きな1桁の数字を教えてというネタに参加します。

2桁だと、誕生日である11(月)と12(日)ということになります。2つを足した23という数字も好きですね。

それはさておき1桁だと、1番好きなのは8です。漢字だと末広がりで縁起の良い数字ということもありますが、デザイン的に左右対称で見栄えがいいというのも大きな理由です。

次に好きな数字は3。8を半分にした形ですね。3が好きなのはやはり野球の影響でしょうか。名選手の背番号ですね、3は。

ちなみに数秘術では、私の数字は8と3でした。しかし、これはたまたまで、数秘術で8と3が出たから好きというわけではありません。

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観劇感想精選(69) プロペラ犬 「ジャージマン」

2008年12月8日 大阪・梅田のHEPホールにて観劇

午後6時30分という半端な時間に開演する、プロペラ犬の第2回公演「ジャージマン」を観る。大阪・梅田のHEPホールにて。

女優・水野美紀と放送作家の楠野一郎による演劇ユニット「プロペラ犬」。第2回公演は、福島充則の演出、設楽統(バナナマン)と玉置孝匡(ペンギンプルペイルパイルズ)の客演で送る。

今回も、第1回公演「マイルドにしぬ」同様、コントのオムニバス。5つのエピソードのうち、2番目の挿話だけが本筋とは関係なく(水野美紀が「ベルばら」のオスカルの格好をして登場。特に意味はない。笑いを取るだけ)、他の話は、登場人物が同一で繋がっている。

前回同様、水野美紀がやっているからこそ大笑いできるという、ちょっとずるい種類のコメディ。その辺の舞台俳優が全く同じことをやってもまず笑いは取れないだろう。俳優を中心に据えた舞台というのも大いにありなので、この手の作品も私は大歓迎である。

水野美紀ということで、差し挟まれる映像には、吹き替えなしのアクションシーンがある。ガード下とおぼしき所での、ジャージマン(設楽統)との格闘シーン。基本的にはお馬鹿な戦いなのだが、アクションは真剣ということで、逆におかしみが出る。

東京公演、大阪公演と続いて、今日が楽日。ということもあって、終演後も出演者3人のトークが続く。アクションシーンがあったということで、そこに参加していなかった玉置孝匡が、護身術が上手く出来なかったということになり、実際に、玉置孝匡が設楽統相手に護身術を使ってみるが、腕のひねり方が逆なので、いつも上手くいかない。水野美紀や設楽統が玉置に護身術をやるときは、上手くいくので、玉置は本気で痛がっていた。水野美紀が、「護身術はかけられて憶えるのが一番良い」と言ったので、かけられた後で、再び玉置が設楽相手にかける側に回るが、やはり腕のひねり方が逆で全く効かなかった。

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