« 鎌倉の海 | トップページ | 高橋久仁子著『フードファディズム メディアに惑わされない食生活』(中央法規出版) »

2009年5月12日 (火)

藤川球児 『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書)

阪神タイガースの守護神、藤川球児投手の著書『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書)を紹介します。

藤川球児 『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書) 球界を代表するピッチャーとなった、藤川球児選手ですが、体が余り強くなく、故障が多かったということもあり、入団から6年間は一軍に定着できないなど、比較的長い下積みを経験しました。更にこの著書で明らかにされていますが、2003年のオフには藤川投手は戦力外リストに入っていたそうで、その年に阪神の監督に就任した岡田彰布監督がそれを止めたという事実もありました。

藤川球児投手が、現在の「来るとわかっていてもバットに当たらないストレート」を手に入れたのは、2004年のシーズン途中に山口高志阪神二軍投手コーチ(当時)に言われてフォーム改造を行ってからだそうですので、もしその時に阪神を退団していたら(トレードの打診が数チームから来ていたそうで、引退は避けられたようですが)今のような球界を代表するピッチャーにはなれていなかったかも知れません。

藤川自身は、「ストレートは極めた」との思いがあるようで、次のステップに進む意気込みも述べられています。

ピッチャーには自分の勝ち星だけを考えて投げる人も多いようですが、藤川投手は、阪神というチーム全体のことを考えているようで、阪神の選手会副会長に就任してからは投手と野手の話し合いの機会を多く設けるようにするなど、単なる一選手にとどまらない野球人としてのセンスを見せてもいます。

長い下積みを経て、一度はクビになりかけながらも、それでも諦めずに成功した藤川球児投手。それだけに、今辛い境遇にある若い人達にも読んで貰いたい一冊です。

藤川球児 『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書) 紀伊國屋書店BookWeb

藤川球児 『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書) bk1

|

« 鎌倉の海 | トップページ | 高橋久仁子著『フードファディズム メディアに惑わされない食生活』(中央法規出版) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 藤川球児 『未熟者』(ベースボール・マガジン社新書):

« 鎌倉の海 | トップページ | 高橋久仁子著『フードファディズム メディアに惑わされない食生活』(中央法規出版) »