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2009年7月 8日 (水)

「七瀬ふたたび」の前日譚 筒井康隆 『家族八景』(新潮文庫)

七瀬三部作の第1作で、「七瀬ふたたび」の前日譚に当たる『家族八景』(新潮文庫。筒井康隆:作)を紹介します。

筒井康隆 『家族八景』(新潮文庫) テレパス・七瀬は高校を卒業して家政婦の仕事をしている。家政婦の仕事を選んだのは自分がテレパスであることを見抜かれないように短期間で職場を変わっても怪しまれないためである。

そんな七瀬が通った8つの家族の内面が本作品では炙り出される。
七瀬同様に何らかの特殊能力を持った老女のいる家庭、汚らしい大家族の家、自分が年を取ったということを受けいれられない中年の女性、七瀬がテレパスであることを見抜こうとする大学の助教授、定年退職後に自分の居場所を見つけられない初老の男性、不倫願望のある男女、歪んだ心を持つ日曜画家、嫁姑の確執が激しい家庭。

七瀬が覗いた、どこにでもあるようでいて奇妙に歪んだ家族とその内面をえぐり出す心理小説です。

筒井康隆 『家族八景』(新潮文庫) bk1

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