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2010年6月の2件の記事

2010年6月24日 (木)

コンサートの記(54) 「京都市交響楽団 at 円山公園音楽堂!」

2010年6月6日 京都市の円山公園音楽堂にて

円山公園野外音楽堂で京都市交響楽団が演奏する、「京都市交響楽団 at 円山公園音楽堂!」という音楽界に接する。指揮は京都市交響楽団常任指揮者の広上淳一。司会はαステーションのDJである秋田美幸。午後3時開演。

午後1時40分頃に円山公園音楽堂に着くと京響がリハーサルしている音が聞こえた。

欧米では盛んである野外でのピクニックコンサート。京都市交響楽団も今年から野外でのコンサートを始めた。会場となる円山公園音楽堂は3000人収容の野外音楽堂。1956年、京響の第1回定期演奏会が開かれた場所でもある。

曲目は、レナード・バーンスタインの「キャンディード」序曲、ルロイ・アンダーソンの「舞踏会の美女」、「タイプライター」、「トランペット吹きの休日」、ハイマンの「ポップスホウダウン」、ヨハン・シュトラウスⅡ世のワルツ「美しく青きドナウ」とポルカ「雷鳴と電光」、ヴェルディの「アイーダ」凱旋行進曲」、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲。

ウグイスや烏が鳴き、蝶々が舞う野外音楽堂でのコンサート。揃いのTシャツで登場した京響のメンバーもリラックスしたムードで楽しい演奏を繰り広げる。コンサート会場で接したなら緊張感に不満があるかも知れないが、そこは野外でのピクニックコンサート、そうしたちょっとした緩さも爽快さに繋がって良い気分であった。

アンコールとして、「宇宙戦艦ヤマト」が演奏されたのも野外コンサートならではの楽しいセレクトであった。

京都市交響楽団at<br />
 円山公園音楽堂

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2010年6月 4日 (金)

観劇感想精選(76) 蜷川幸雄演出「ヘンリー六世」

2010年4月10日 大阪・茶屋町のシアター・ドラマシティにて観劇

午後12時30分から、シアター・ドラマシティで、「ヘンリー六世」を観る。シェイクスピア最初期の戯曲の舞台化である。本来は三部作、上演時間約9時間という超大作だが、河合祥一郎のテキストレジにより、上演時間を縮める工夫がされている。それでも1時間の大休憩を除いて上演時間約7時間という大作である。演出:蜷川幸雄、出演:上川隆也、大竹しのぶ、池内博之、長谷川博己、草刈民代、嵯川哲朗、たかお鷹、高岡蒼甫ほか。

百年戦争と薔薇戦争という二つの大戦を背景に、血で血を洗う壮絶な抗争が繰り広げられるという歴史大作。

そんな中にあって、タイトルロールであるヘンリー六世(上川隆也が演じる)は、無能とまではいえないまでも凡庸な君主である。生後9ヶ月で即位し、身内が骨肉あいはむ闘争を繰り広げる中で、ただ神に帰依し、祈りを捧げるだけの王だ。

ただ猛るような野望に燃える人々の中にあって、何を求めるわけでもないヘンリー六世の姿は神の御心にかなっているのではないかとも思えてくる。

役者はみな熱演。中でも、ジャンヌ・ダルクとマーガレット王妃の二役を演じる大竹しのぶ演技の幅の広さには舌を巻く。

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