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2011年2月 8日 (火)

コンサートの記(60) 小澤征爾指揮新日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会・大阪2009

2009年12月15日 大阪のザ・シンフォニーホールで

午後7時から、大阪のザ・シンフォニーホールで、小澤征爾指揮新日本フィルハーモニー交響楽団の特別演奏会を聴く。

曲目はブラームスのヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン独奏:崔文洙 チェ・ムンス)とプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」組曲第2番。

世界で最も有名な日本人指揮者、小澤征爾。しかし、私は小澤の運動神経重視のような音楽作りが気になって、これまで実演に接してこなかった。これが初めての小澤生体験となる。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲。ソリストを務める崔文洙のヴァイオリンは新日フィルのソロ・コンサートマスター。第1楽章や第3楽章ではやっていることが分かり易すぎるという難点がある。しかし音には艶があり、抒情的な第2楽章では見事な演奏となっていた。

小澤の指揮する新日フィルは温かで立体的な音を出す。メカニックも万全。第2楽章の冒頭で主役を務めるオーボエの名手・古部賢一の煌びやかな音が印象的であった。

プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」組曲第2番。小澤の卓越したオーケストラコントロールが明らかになる。

新日フィルは弦も管も好調。「娘達の踊り」の場面の弦の威力は最高で、ステージ上から白い光が溢れるかのよう。「白熱」という言葉が実感としてわかるようだった。新日フィルの実演に接するのは11年ぶりだが、確実に成長しているように思う。

オーケストラを自由自在に操る小澤。何だかんだで卓抜した演奏であった。

アンコールはやはり「ロメオとジュリエット」より“ティボルトの死”。これも見事な演奏であった。

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