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2012年3月の69件の記事

2012年3月31日 (土)

コンサートの記(80) 大植英次スペシャルコンサート

2012年3月31日 ザ・シンフォニーホールにて

2003年から大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽監督の地位にあった大植英次がいよいよ今日で勇退します。

大植英次スペシャルコンサート

最後の曲目はブルックナーの交響曲第8番。安定感と迫力のある演奏を展開しました。
終演後はサイン会。ファンと一緒の記念撮影に応じるなど、サービス満点でした。

「猫町通り通信」より

午後3時から、ザ・シンフォニーホールで、大植英次スペシャルコンサートを聴く。今日で音楽監督を勇退する大植英次と大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏会。事前にアンケートが行われ、聴きたい曲目の募集があったが、曲目はブルックナーの交響曲第8番に決まった。

 

弦楽器は下手から時計回りに、第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリンという独自のヴァイオリン両翼配置での演奏。

 

今日の大フィルは弦にも管にも安定感がある。大植も情熱的な演奏を展開する。低弦をしっかりと築き、その上をヴァイオリンや管楽器が駆け巡る。

 

大植の場合、マーラーの演奏に比べると、ブルックナーは物足りないかも知れない。スケールが特に大きいわけでもなく、温かな響きや悟りきったような感情が表されるわけでもない。

 

でもこれでいいのだと思う。オーケストラに目立ったミスはなく。大植が9年をかけて仕上げたアンサンブルは上質であった。

 

演奏終了後、多くの聴衆が立ち上がって大植を称える。大植もなぜか「すばらしい演奏をありがとう」Tシャツを持ってくるなどして応える。

 

大フィルのメンバーがステージから去った後も、大植は一人で壇上に登場。最前列の客と握手を交わし、更に客席に下りて後の方の聴衆とも握手をした。最後は舞台下手袖に下りていって、人々と握手。今日はABC(朝日放送)によるテレビ収録があったため、そのカメラを据えた台をよけてファンと握手した。

 

 

 

演奏会終了後は楽屋口でサイン会。大植は記念写真にも気安く応じるなど、サービス精神旺盛であった。

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2012年3月30日 (金)

笑いの林(4) 「さよなら京橋花月 ファイナルイベント」

2011年11月30日 京橋花月にて

午後7時30分から、京橋花月のファイナルステージに接する。京橋花月の歴史がわずか3年で終わる。ステージには京橋花月ゆかりの芸人がずらりと並ぶ。司会はメッセンジャー。終演予定時間は午後11時であるとチケットに明記されており、終電に間に合わない人は大阪市内に泊まることになる。

 

京橋花月の杮落とし(こけらおとし)公演を行ったのは間寛平師匠である。ということで、間寛平が特別ゲストとして登場する。寛平師匠は仕事があるというので一発芸と挨拶だけで京橋花月を後にしたが、「仕事終わったらまた京橋花月に戻ってきてもいい」と発言した。

 

メッセンジャーが司会になって、巨大パネルに記された京橋花月の3年の歴史を振り返る。

 

京橋花月がオープンした直後に、アメリカでリーマンショックが起こるのだが、メッセンジャー黒田は、「リーマンショックが全部悪い」と言う。勿論、そうでないことは知っている。「リーマンショックのせいで『面白い恋人』(北海道土産としておなじみの「白い恋人」のパクリである)が告訴されんねん」と最新のネタも織り交ぜる。

 

京橋花月の目玉だったのは、夜芝居である。読んでそのまま夜に演劇の公演を打つのである。役者は専業の人をゲストを招いたこともあるが、ほぼ全員、芸人が担当した。芸人の本格的な演技が見られるということが売りで、当初は大入りだったのだが、その後、客の入りが悪くなり、打ち切りになっている。

 

夜芝居の第1回公演の作を手掛けたのはメッセンジャー黒田であるが、黒田は「これ刑務所の話やねん」と自虐ネタにする。

 

黒田は更に、「帰ってきてすぐは、自分が久しぶりに出るというので大入りになったが、2、3回出たら、もう入らなくなった」と語る。

 

 

 

二人目のゲストは、京橋花月をほぼ一人で支え続けた桜 稲垣早希である。メッセンジャー黒田は、「早希ちゃん、ありがとう。早希ちゃんがいなかったら京橋花月、とっくに潰れてるわ」という。大阪の芸人で京橋の看板公演がほぼ毎回満席になるのは早希ちゃんだけであった。

 

早希ちゃんはそのまま最後まで京橋花月にいた。

 

その後、笑い飯が三組目のゲストとして登場。笑い飯も最後までいる。楽屋にカメラが潜入するシーンが、ステージ上のスクリーンに映し出されたのだが(ここで吉本新喜劇の宇都宮まきが登場する)、笑い飯・哲夫はカメラとマイクを向けられて、「僕は哲夫ちゃいます。三井物産マニラ支店長の若王子です」とまた中指を折り曲げて出して、若王子さんネタをやっていた。なお、京橋花月の楽屋は喫煙者用と、非喫煙者用にわかれているのだが、非喫煙者用の楽屋にかなりの人数がいた。やはり煙草はやらないという芸人は少なくないようだ。

 

京橋花月の歴史の中で、「大阪でインフルエンザが流行」が出てくるのだが、メッセンジャー黒田は、「インフルエンザがあかんねん」と言う。

 

その後、仕事を終えて駆けつける芸人が増える。京橋花月の看板漫才コンビであったテンダラーも登場する。

 

京橋花月は、東京から芸人を呼ぶようになったのだが、黒田は「この辺からおかしくなり始めた」と言う。東京の芸人を「黒船」と称した。

 

今年の春に、祇園花月がオープン。黒田は「京橋が閉まるのではないかと報道されましたが、本当でした」と語る。

 

京橋花月も色々と手を打っていて、ワンコインライブを始めている。夕方からの公演で、ワンコインつまり500円で芸が見られるという企画である。出演もプラスマイナスなど、若手有望格である。が、入りが悪い。プラスマイナス岩橋などは、「お客さんが8人しかいないことがありました」と語る。出演者も4組、8人だったそうで、これではギャラも出ないという。私は実は早希ちゃん以外の公演にも行っているのだが、本当に最前列1列だけなどの入りで、流石にここには書けなかった。

 

今年の1月に京橋花月は最後のカードを切る。桜 稲垣早希に「桜 稲垣早希のセンパイと遊ぼう!!」という看板公演を持たせるのである。これは毎月開催され、アスカでない早希ちゃんが見られるというので、ほぼ毎回満員であったが、早希ちゃん一人が頑張ってもどうにもならない。

 

また、歌が上手い、矢野・兵動の矢野勝也と川畑泰史(吉本新喜劇座長)の二人で歌中心の公演を行い、大盛況であったが、矢野と川畑のスケジュールが合わず、結局、再演されないまま京橋花月は終わってしまったそうである。

 

矢野勝也には、「パイセンフレンドパーク」という看板公演も持たせていて、これも好評であった。矢野勝也はこれで、「パイセン」というニックネームを広めることに成功。今日の公演でも何度も、「パイセンやで! しかし!」と発言する。

 

後半は、京橋花月アカデミー賞。後藤秀樹が司会になり、京橋花月に貢献した芸人を表彰する。「集客に最も貢献したで賞」(桜 稲垣早希が受賞)、「最も出番が多かったで賞」(テンダラーが受賞。メッセンジャー黒田は、「俺の謹慎がなかったらメッセンジャーが1位やで」という。メッセンジャーは黒田がいないにも関わらず3位であった)、「ツイッターのフォローが最も多かったで賞」(ファミリーレストランの原田良也が受賞)などがあるが、「楽屋での無駄口が最も多かったで賞」(矢野勝也が受賞)、「京橋花月がなくなって、一番収入に響くで賞」(つばさ・きよしの、ぼんちきよしが受賞。きよしは、タイ古式マッサージの免許を持っており、京橋花月の楽屋で芸人相手に有料でマッサージを行っていたのだが、京橋の代替劇場である祇園花月には専属のマッサージ師がいて、無料でマッサージをしているという。しかも若くて綺麗な女性らしい。劇場では、もうきよしのマッサージ師としての出番はないのである。きよしは一般人にもマッサージを行っており、きよしのツィッターに行って、フォローして依頼すると、4000円ほどでマッサージを行ってくれるという)、「使った小道具が一番多かったで賞」(土肥ポン太が受賞)など余り良くない賞もある。京橋花月MVPは、毎回、前説を担当したヘッドライトが受賞した。

 

最後は、矢野勝也が「マイクを出して」と言って、漫才用のマイクをステージ下から出して貰って、「パイセンやで! しかし!」と言う。

 

芸人達がサインを書いたゴムボールを客席に投げ、閉幕。表に出ると、京橋花月の看板はすでに取り外し工事が始まっていた。

さらば京橋花月

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2012年3月28日 (水)

AKB48 「ヘビーローテーション」振付映像

YouTubeに投稿されていた、AKB48の「ヘビーローテーション」振付解説です。「ヘビーローテーション」は実は各々が独自の振付で歌っているので、この映像の通りではありませんが参考にはなると思います。

 

冒頭です。

歌い出しです。

間奏です。

Aメロです。

二度目のサビです。

二番です。

三度目のサビの前後です。

間奏の部分です。

大島と前田が二人で歌う場面です。

本家AKB48の「ヘビーローテーション」です。各々が独自の振付をする場面があるので、教則通りではありません。

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2012年3月24日 (土)

忌野清志郎 「雨上がりの夜空に」

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2012年3月23日 (金)

好きな短歌(33)

石川や瀬見の小川の清ければ月も流れをたずねてぞすむ 鴨長明

「石川」も「瀬見の小川」も鴨川の異称です。

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2012年3月19日 (月)

笑いの林(3) 「テンダラーNGKライブ Vol.4」

2012年2月10日 大阪・なんばグランド花月(NGK)にて

午後7時30分から、なんばグランド花月(NGK)で、「テンダラーNGKライブ Vol.4」を観る。
このところ確実に知名度を上げているテンダラーによる単独公演。NGKは満員の盛況である。
出演は、テンダラーの他に、今別府直之、清水啓之(いずれも吉本新喜劇)、土肥ポン太、間寛平。

ちょっとしたコントでスタート。
幕が上がると、今別府直之が悪代官、清水啓之が越後屋として、悪い話をしている。今別府が清水に、「八百屋の娘を連れてこい」と命じ、清水は言われたとおり、娘(土肥ポン太)と連れてくる。土肥ポン太は今別府に「悪代官様」と言って、今別府に「悪代官って言うな。それは他人が言うことだ」と突っ込まれる。土肥ポン太は「借りた金はお返しします」と言うが、今別府は「それが出来ないからこうした状況にいるんじゃねえか」と突っぱねる。土肥ポン太は「何回もやられるのは格好ですが、その前に演芸が見とうございます。十両の」と言ったところで、「必殺仕事人」のテーマが鳴り、客席の横にある中央通路から十両こと(?)テンダラーの浜本広晃と白川悟実が現れ、舞台に向かって歩いていく。舞台に上がった浜本は、越後屋こと清水に何度も何度も切りつけて倒し、白川は、琴糸を投げて悪代官の今別府をやっつけようとする。しかし、実際に琴糸が首に絡まったのは土肥ポン太で、首を吊られた状態の土井ポン太が宙づりになっているというオチで終わる。

まずは漫才。EXILEやモーニング娘。はオーディションでメンバーが変わっていくということで、テンダラーもオーディションをしようと浜本が提案するのだが、そのために白川はクビになるという話であった。
続いて、最近様々な種類の検定試験が流行っているということで、白川が「テンダラー検定」なるものを受けることになるのだが、「白川の携帯メールのアドレスは?」という表に出してはいけないものが出題されたりする。昨年の年末の「THE MAZNZAI」の必殺仕事人ネタの評判が良かったということで、ヒーローに憧れるという白川。「ホワイトリバー」なる正義の味方になってみせるが、「白川だからホワイトリバーって安易すぎやろ」と浜本に突っ込まれる。それでも白川は「ホワイトリバー」で通すが、浜本演じる悪者がホワイトリバーより強そうだったりする。
取り敢えず、戦闘シーンになるのだが、浜本は、一太刀交えること毎に、一回転して格好を付けるので、白川にそれはおかしいと言われる。そこで今度は白川が一回転することになるのだが、浜本はチョンチョンと刀を合わせるだけで、どう見ても白川があしらわれているように見えてしまっていた。
ヒーローと言えば、プロ野球選手が病気の球児を見舞い「明日君のためにホームランを打つよ」などと言って元気づけるのが定番であるが、お笑い芸人も病気の子供をお見舞いして勇気づけようということになり、浜本が病気の子供を、白川が白川本人を演じることになる。白川が病室に入るが、浜本はおどおどしてナースコールを押してしまう。浜本は白川を知らないという設定でやっていたのだが、それでは駄目だというので、浜本演じる子供は白川のファンだという設定に変える。しかし、白川が病室に入るなり、浜本はキョロキョロとして「浜本さんは?」と言う。白川は「今日は浜本は来ていない」というが、浜本によると「浜本さんのいないテンダラーは、ドリカムのコンサートに行ったら吉田美和がいなかった、B'zのコンサートに行ったら稲葉さんはいなくて、松本さんが2時間ギターを弾いたいたというようなもの」だという。
それでも駄目だということになり、浜本演じる子供は白川のファンのいう設定に再変更する。浜本は白川がやって来たのを喜ぶが、白川が「明日のコントで受ける」と約束すると、「そんなことあり得るの?」と問う。「100人中何人笑ったら受けるの? 1人ぐらいだったら『すべった』って言うんだよ」などと付け足す。白川は、剣道ネタで「面、胴、小手、鼓笛隊」とやるが客席はほとんど受けず、二人で、「1人にも受けなかったなあ」と苦笑いする。

次はコント「女優」。舞台後方のスクリーンに有名な日本人若手女優の映像が次々に浮かぶ。その中に女装した浜本の写真が混ざっている。
照明がつくと、ギリシャ風の衣装をし、長髪のカツラをかぶった浜本が「戦の時がきた。おびただしい量の血が海を赤く染めるだろう。だが、ポセイドンの加護により、流れるのは相手の血だけで我々の血は一滴も流れない」といった風なモノローグを行っている。そこでカットがかかり、映画監督の白川が出てきて、浜本に「君は誰だ?」と問いかける。浜本は「通行人の役だ」と打ち明ける。白川が「なんで通行人役の人間が演技をしているのだ?」と聞くと、浜本は「インパクトを強めようと思いまして」と言い訳する。通行人の役にインパクトはいらんということで、映画「釣りバカ日誌」の撮影(シーン57)がスタートする。浜本は歩いているだけの主婦の役なのだが、途中でカメラを見て、白川にダメ出しされる。二度目は浜本はわざとつまずいてみせて、再びカメラ目線になる。三度目は浜本は雨宿りをして思いっ切りカメラを見つめる。四度目は浜本は自転車に乗って上手袖から現れ、下手袖へと消えるが、そこで車に轢かれる効果音が入り、浜本演じる女優は舞台の真ん中まで転がってきて絶命、というところで終わる。

続いて、大物ゲスト・間寛平を招いてのゲームコーナー。寛平ちゃんはチリチリのパーマという髪型で登場し、テンダラーの二人から突っ込まれる。
土肥ポン太が登場し、テンダラーチームと、間寛平と土肥ポン太の寛平チームによる「ジェスチャー連想ゲーム」。今別府直之が解答者として登場し、各チームの二人がジェスチャーをしてそれが意味する言葉を当てるというもの。
しかし、今別府は勘が悪いのでなかなか正解しない。
寛平チームはゼスチャーも上手くはなく、「エスカレーター」というお題で二人とも腰をかがめて歩く動き(エスカレーターのパントマイムのつもりである)をして、今別府から「介護施設」と誤答されたりする。
結果は5対3でテンダラーチームが勝った。

次のゲームは「トスホームラン競争」。芸人達のサインの入ったゴムボールをプラスティック製のバットでトスバッティングして、NGKの2階席により多く放り込んだ(これがホームランと見なされる)チームが勝ちとなる。しかし、ホームランを放ったのはテンダラーの白川だけ。それもたった1本である。
ということで、寛平師匠はゴルフが得意だということで、突如、ゴルフクラブで打つという展開になる。しかし、2階席までボールが飛ぶことはなかった。

最後のゲームは「スケボーチキンレース」。舞台下手にブリーフ一丁の今別府直之が座り、上手から一人がスケートボードの上に寝そべって、今別府に触れることなく、より近づけた人の勝ちとなる。テンダラーチームは白川がスケボーに乗って挑むが今別府に顔から突っ込んでアウト。寛平チームは土肥ポン太が挑戦するが、やはり今別府に顔が触れてアウトであった。
客席に挑戦したい人がいるかどうかテンダラーが訪ね、小学生の男の子二人が挑戦することになる。一人は思いっ切り今別府に顔を突っ込んでアウト。もう一人は途中で止まりそうだったが、今別府が強引に抱え込んでしまってアウトとなった。

コント「幽霊屋敷」。
白川が幽霊が出る屋敷に夜中訪れる。不気味な足音が聞こえ、白い紙烏帽子(幽霊がしているあれである)をした浜本が現れる。
翌日も白川は幽霊屋敷を訪れ、幽霊の浜本が現れるが、浜本はネイルをしていて、「女だったのか、ロン毛の男かと思っていた」と白川から突っ込まれる。
更に翌日。白川がまた幽霊屋敷を訪れると、浜本はエキスパンダでトレーニングをしている。
その翌日。何故か毎日幽霊屋敷を訪れている白川は、左右に行ったり来たりしている浜本と会う。生前は女優だったという浜本演じる幽霊。白川が「女優だったときの演技を見せて」と言ったので、コント「女優」でやった。歩いてきてカメラ目線になるという演技をする。浜本から脚本を渡された白川は、「『釣りバカ日誌』と書いてあるけど、そんなシーンあったかな?」といぶかる。
その翌日もどういうわけが幽霊屋敷にやって来た白川は、浜本が白い紙烏帽子を洗濯しているところを見かける。
わけがわからないが、なぜか翌日も幽霊屋敷を訪れた白川。不気味な足跡が聞こえるが、舞台が明るくなると目覚まし時計が一個置いてあるだけ。浜本が現れ、寝坊したらしいとわかるが、「幽霊も眠るのか」と白川に突っ込まれる。
なんでそういうことになったのかわからないが、翌日も幽霊屋敷にやって来た白川は、浜本演じる幽霊が引っ越しの作業をしているところに出くわし、「幽霊も引っ越しするのか?」と突っ込む。
どうなってるのかサッパリわからないが、なぜかその翌日も幽霊屋敷を訪れた白川はエキスパンダが置かれていることに気付く。舞台下手から浜本が現れ、引っ越しする際に、エキスパンダを持っていくのを忘れたことがわかる。
なんだかわからないが、その翌日も幽霊屋敷に来た白川は、浜本から映画のペアチケットを手渡される。「映画は長いこと見てないな」という白川。浜本が一緒に行きたいというポーズを示すと、白川は「いや、あんたとは行かん」と突っぱねる。
不思議にも翌日も幽霊屋敷にやってきた白川。今度は沢山の幽霊が黒い布をかぶって現れるが、布を放り捨てると、皆、マイケル・ジャクソンの「スリラー」の格好をしており、華麗なダンスを披露する。白川は舞台奥で幽霊達に囲まれて姿を消すが、その後、自分も「スリラー」の一員としてダンスに加わる。

二人が背広に着替える間、今別府京介こと今別府直之と清水寅泰こと清水啓之がBOOYの「鏡の中のマリオネット」を歌う。思いっ切り下手くそである。

最後は漫才。東日本大震災以来、「絆」という言葉がよく使われるようになったといい、任侠の世界で、弟分が下手こいて捕まり、それを兄貴が助けに来るという絆がいいということで、浜本が弟分と兄貴の二役、白川が敵方を演じることになる。浜本が殴られる(振りをする)と同時に、「タラター」と声を発し、「兄貴!」と浜本が叫んだ後に浜本自身が兄貴分として出てくる。
だが、兄貴分が、やたら臆病で、拳銃が上手く扱えなかったり、白川のことをナイフで何度も刺したり、白川がピストルを向けるや、「あ!」と左下を見て、白川が釣られてそちらを見た時にナイフで刺してしまったり、兄貴が挙動不審で「兄貴!」と別の兄貴を呼び、その兄貴も「姉貴!」と言って姉貴を呼んでしまい、姉貴は姉貴で「YOSHIKI!」と言って、X JZPANのYOSHIKIがドラムを叩きながら現れるという変な展開になった。
そして「タラター」から「タラタラタラタラター」と「必殺仕事人」のテーマを浜本が歌い上げてライブを終えた。

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2012年3月16日 (金)

阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズオープン戦おまけ2

阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズオープン戦おまけ2

キー太。

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2012年3月15日 (木)

阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズオープン戦おまけ1

阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズオープン戦おまけ1

トラッキー。

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2012年3月14日 (水)

試合終了

試合終了

阪神・浅井がショートゴロに倒れて、3対1で東京ヤクルトスワローズが勝ちました。

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ヤクルト・平井対阪神・林

ヤクルト・平井対阪神・林

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ヤクルト・平井対阪神・新井良

ヤクルト・平井対阪神・新井良

新井良太がレフト前にヒットを放ちました。

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東京ヤクルトスワローズ五番手投手・平井

東京ヤクルトスワローズ五番手投手・平井

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東京ヤクルトスワローズ代打・新田

東京ヤクルトスワローズ代打・新田
ショートゴロに終わりました。

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東京ヤクルトスワローズ四番手投手・松岡

東京ヤクルトスワローズ四番手投手・松岡

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阪神タイガース四番手投手・若竹

阪神タイガース四番手投手・若竹

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阪神タイガース・伊藤隼

阪神タイガース・伊藤隼

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東京ヤクルトスワローズ三番手投手・押本

東京ヤクルトスワローズ三番手投手・押本

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東京ヤクルトスワローズ・雄平

東京ヤクルトスワローズ・雄平

三振に終わりました。

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東京ヤクルトスワローズ代打・武内

東京ヤクルトスワローズ代打・武内
三振に倒れました。

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東京ヤクルト二番手投手・山本哲

東京ヤクルト二番手投手・山本哲

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6回表一死三塁 阪神・小林宏之対ヤクルト・相川

6回表一死三塁阪神・小林宏之対ヤクルト・相川
小林宏之のワイルドピッチでヤクルト3点目。

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阪神三番手投手・小林宏之

阪神三番手投手・小林宏之

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5回裏二死二塁 ヤクルト・日高対阪神・鳥谷

5回裏二死二塁ヤクルト・日高対阪神・鳥谷

鳥谷がセカンドゴロに倒れました。

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5回裏無死二塁 ヤクルト・日高対阪神・金本

5回裏無死二塁ヤクルト・日高対阪神・金本

金本がライト線にタイムリーヒットを放ちました。

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阪神・藤川球児対ヤクルト・畠山

阪神・藤川球児対ヤクルト・畠山
畠山の三振に終わりました。

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阪神タイガース 5回表から藤川球児がマウンドへ

阪神タイガース 5<br />
 回表から藤川球児がマウンドへ

MAX149キロを記録しました。

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4回裏 阪神一死一塁二塁 ヤクルト・日高対阪神・ブラゼル

4回裏阪神一死一塁二塁ヤクルト・日高対阪神・ブラゼル

ブラゼルはファーストゴロゲッツーに倒れました。

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4回裏 ヤクルト・日高対阪神・マートン

4回裏ヤクルト・日高対阪神・マートン

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東京ヤクルトスワローズDH ・飯原

東京ヤクルトスワローズDH<br />
 ・飯原

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ヤクルト・日高対阪神・鳥谷

ヤクルト・日高対阪神・鳥谷

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3回表二死満塁 阪神・二神対ヤクルト・バレンティン

3回表二死満塁阪神・二神対ヤクルト・バレンティン

バレンティンがレフトに2点タイムリーヒットを放ちました。

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東京ヤクルトスワローズ・バレンティン

東京ヤクルトスワローズ・バレンティン

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阪神・二神対ヤクルト・畠山

阪神・二神対ヤクルト・畠山

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阪神・二神対ヤクルト・ミレッジ

阪神・二神対ヤクルト・ミレッジ

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東京ヤクルトスワローズ・田中浩康

東京ヤクルトスワローズ・田中浩康

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阪神タイガース・金本

阪神タイガース・金本

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阪神タイガース・新井良

阪神タイガース・新井

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東京ヤクルトスワローズ・宮本

東京ヤクルトスワローズ・宮本

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阪神タイガース・マートン

阪神タイガース・マートン

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阪神タイガース・城島

阪神タイガース・城島

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東京ヤクルトスワローズ先発投手・日高

東京ヤクルトスワローズ先発投手・日高

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東京ヤクルトスワローズ1回表

一死満塁も併殺で得点ならず。

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東京ヤクルトスワローズ四番打者・畠山

東京ヤクルトスワローズ四番打者・畠山

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東京ヤクルトスワローズ中堅手・上田

東京ヤクルトスワローズ中堅手・上田

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阪神タイガース先発投手・二神

阪神タイガース先発投手・二神

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東京ヤクルトスワローズ捕手・相川

東京ヤクルトスワローズ捕手・相川

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阪神甲子園球場で

甲子園球場で

阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズのオープン戦を観ます。

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2012年3月12日 (月)

チャレンジ喘息!なるほど ぜんそく.com

私も喘息持ちですが、喘息の正しい知識と治療についての総合サイト「チェンジ喘息!なるほど ぜんそく.com」を紹介したいと思います。

http://naruhodo-zensoku.com/

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コンサートの記(79) 柴田淳コンサートツアー「JUN SHIBATA 10th ANNIVERSARY TOUR 2011 月夜PARTY SPECIAL 10周年だよいらっしゃーい!!」名古屋公演(於・名古屋市公会堂)&東京追加公演(於・NHKホール)

柴田淳 「JUN SHIBATA 10th ANNIVERSARY TOUR 2011月夜PARTY SPECIAL 10周年だよいらっしゃーい!!」

名古屋公演
2011年10月4日 名古屋市公会堂にて

名古屋市公会堂で行われる、柴田淳のコンサートツアー「JUN SHIBATA 10th ANNIVERSARY 月夜PARTY SPECIAL 10周年だよいらっしゃーい!!」名古屋公演を聴くために、新幹線で名古屋へ。京都駅から名古屋駅までは新幹線を使うと40分程度である。乗り継ぎの時間にもよるが時間的には神戸よりも名古屋の方が近かったりする。勿論、新幹線代がかかるので料金は必要ではあるが。京都から新神戸ならそちらの方が速いのだが、京都から神戸に行くのに新幹線を使う人は余程のお金持ちでない限り存在しないはずである。

午後6時開演、午後5時開場(クラシックコンサートでは開場は開演の1時間前が普通だが、ポピュラーは開演の30分前が普通なので1時間前開場は珍しい)。鶴舞公園内にある名古屋市公会堂は昭和30年完成の歴史ある建物であるが、現在も現役のホールとして機能している。

舞台後方のスクリーンには夕日が映されている。それが段々、下に向かっていき、やがて日が落ちて、月の映像に変わる。左右に木立の画も投射される。

しばじゅんは白のドレスで登場。最新アルバム「僕たちの未来」収録曲から来ると思いきや、別の曲でスタートする。「僕たちの未来」収録のナンバーはなかなか歌われず、後半になってようやく数曲披露される。

しばじゅんは歌声は美しく、音程はバッチリで声量もあるが、声がひっかかったのが1曲、歌詞を飛ばしたのが1曲、歌詞を忘れてスキャットで誤魔化したのが1曲と、調子は万全ではない。名古屋がツアー最初の公演なので、今後調子は上がっていくだろう。

4曲歌ったところで、メンバー紹介とトーク。ツアータイトルの由来は、しばじゅんの年齢(34歳)を桂三枝の「新婚さんいらっしゃい」に掛けたもので、しばじゅんも、「いらっしゃーい!」とやってみせるが、しばじゅんは東京生まれの東京育ちなので、アクセントが桂三枝のものとは大きく懸け離れていた。

衣装チェンジのためのインスト演奏の時はクラゲの映像が流れる。

再登場後に、1曲歌った後で、しばじゅんの苦手とするトーク。東日本大震災のことに触れ、地震があったとき、自分は近くにコンビニが1軒しかない不便な場所にいたこと、ファンの方々から支援物資が届いたことなどが明かされる。ちなみにツアーグッズにはホイッスルがあり、これは「震災や津波の時にホイッスルがあったらもっと多くの人が逃げることが出来て助かったんじゃないか」という思いからオリジナルで作ったもので、売り上げは全て東日本大震災の義援金に回されるという。。
なお、しばじゅんには、ビビアンとカズという2匹のダルメシアンが愛犬としていたのだが(2匹まとめて「ビビカズ」としてキャラクターグッズにもなった)、今年、相次いで天に召されている。そのことにも触れた。

アンコールではツアーオリジナルTシャツで登場。ホイッスルもファンの呼びかけに応えて吹いてみたが、最初はスースー音がするだけで鳴らず、客席の笑いを誘う。更に、自身の最新アルバムのタイトルを「親愛なる君へ」と間違え、その後もなかなか思い出せそうにないので、仕方なく私が「僕たちの未来」と叫んで教えることになった

ツアー前に約束した通り、ピアノ弾き語りも3曲披露。
最初の曲は和音で一つだけミスタッチがあっただけで、あとはピアノも歌声も万全の出来。今後のツアーでも弾き語りをやって欲しいので、少し甘いかなと思いつつ、「ブラーヴァ!(ブラボーの女性に対しての掛け声)」と発する。

2曲目は途中でグダグダになり大失敗。演奏をやめて「次の曲行きます」と言って、客席からの笑いを誘う。

3曲目はピアノも歌も今一つ、しばじゅんは「調を間違えました」と言い訳したが、歌も音程を外していた。

ファンのリクエストに応えて、自身の曲3曲と、他のアーティストの曲1曲を歌う。良い出来である。

ラストは最新アルバム「僕たちの未来」からの1曲。素晴らしい出来で、カーテンコールで客席は総立ちとなった。

東京追加公演
11月20日 NHKホール

JRを乗り継いで渋谷に移動。NHKホールで午後6時開演の「JUN SHIBATA 10th ANNIVERSARY 月夜PARTY SPECIAL 10周年だよいらっしゃーい!!」追加公演に接する。
追加公演ということもあってか、しばじゅんは「月光浴」のラスト付近でバックバンドに何の予告もせずにリタルダンドするなど(「あなた達なら付いてこられるでしょ」というメッセージがある。ちなみにしばじゅんは「のだめカンタービレ」は読んでいる。バックバンドは付いていけなかった)、自由に振る舞うところがある。

しばじゅんは気弱なので、最後まで逃げようとするが、そこはバンマスの青柳さんが許さない。ということで、格好良くコンサートを終える。客出しの影アナもしばじゅん(と多分、青柳さん)が担当した。

セットリスト
「幻」
「おかえりなさい」
「空の色」
「涙ごはん」
「ほんのちょっと」

「青の時間」
「救世主」
「この世の果て」
「虹」
(以上4曲は全曲ではなくメドレー形式)

「月光浴」
「おやすみなさい。またあとで…」
「ハーブティー」

「雨」
「君へ」
(名古屋公演。NHKでは順序逆)

「マナー」

アンコール
弾き語り「うたかた。」(この曲のみ全会場でやった模様)

「桜日和」

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2012年3月10日 (土)

観劇感想精選(91) 「キネマの天地」

2011年10月4日 梅田芸術劇場シアタードラマシティにて観劇

梅田芸術劇場シアタードラマシティで、こまつ座の公演「キネマの天地」を観る。午後7時開演。松竹の同名映画の続編である。作は映画「キネマの天地」に脚本家として参加した井上ひさし、演出は栗山民也。出演は、麻実れい、三田和代、秋山菜津子、大和田美帆、木場勝己、古河耕史、浅野和之。
実力派女優4人(大和田美帆は大和田獏と岡江久美子のお嬢さんで、美男美女の娘さんだけに美人である。二世タレントであるが、自分からそれを明かすことはなく、日大芸術学部映画学科で学び、その後実力で勝負している。舞台ではすでにかなりの売れっ子である)を主役に、ベテランの木場勝己、イケメンの古河耕史、名優・浅野和之を配するなど、かなり魅力的な布陣である。

舞台「キネマの天地」は多重入れ子構造になっている喜劇ミステリー。細部まで計算し尽くされた本であるが、遅筆で知られる井上ひさしだけに本が完成したのは公演初日直前だったという。

舞台は1935年(昭和10年)、築地の東京劇場(モデルになっているのは新劇の殿堂であった築地小劇場)の裸舞台。新作映画の顔合わせをするということで、4人の女優が集まるのだが、揃いも揃って、自己中心的でプライドが高く、わがままな人ばかりである。田中小春(大和田美帆)は恩義ある映画監督・小倉虎吉郎(浅野和之)のことを「オグトラ」と略称で呼ぶし、、滝沢菊江(秋山菜津子)は田中小春の演技をけなすし、徳川駒子(三田和代)は嫌味なことをいうし、立花かず子(麻実れい)は気に入らないとすぐに「車を呼んで」と行って帰ろうとする。そんな人達ばかりなので険悪なムードが漂う。東京帝大卒の助監督・島田健二郎(古河耕史)は新作映画は「諏訪峠」だと話し、なんとか皆をなだめすかそうとするが、女優達は自慢話ばかりしたり、互いの悪口を言い合うなど空気は更に悪くなる。

そこにようやく監督の小倉虎吉郎が現れる。小倉は今日行うのは映画「諏訪峠」の読み合わせではなく、舞台「ぶた草物語」の読み合わせだと告げる。女優達は文句を言い、日頃、自分達がどれだけ苦労しているかを自慢し合う。人目が気になるのでトイレにも入れず、頻尿や膀胱炎になるのだという。舞台の読み合わせの前にみなではばかりに行くことにするが、それを見計らってうだつの上がらない俳優・尾上竹之助(木場勝己)が現れる。小倉はある企みのために尾上を呼んだのだった…

スリリングでありながら笑えるという井上ひさしならではの芝居。井上ひさしの舞台はわかりやすくするのが特徴なので、最初は説明ゼリフが延々と続くが、設定が定まると、あとは難度の高い作劇法が次々に繰り出されて、観ていて舌を巻くことになる。
田中小春を演じた大和田美帆は可憐だし、滝沢菊江役の秋山菜津子は才気が感じられるし、徳川駒子の三田和代は安定感抜群、一番格上の女優・立花かず子に扮した麻実れいは威厳がある。

だが、やはりこの芝居で一番の巧さを見せたのは浅野和之である。ミステリーであり、真相が徐々に明らかになるのだが、私はかなり早い時点で真相に気付いた。監督の小倉虎吉郎が一芝居打ったのである。なぜわかったのかというと、小倉を演じる浅野和之がさりげなくわざと下手に演じ始めたのに気付いたからである。私は浅野和之の芝居を何本も観ているのでそれに気付くことが出来たのだ。わざと下手に、それもさりげなく演じてくれと言われ(おそらく演出の栗山民也から指示はあったものと思われる)本当にその通りに演じることが出来てしまうのだから、名優というのは凄い。

劇の構造自体も多重入れ子構造という高度な技術を用いているが、多角的な要素を持つ作品であり、スター女優の光と影、なぜ俳優が尊敬されるべき仕事なのか、優れた演技とはどういうものなのか、なぜコメディーが素晴らしいのか、本当に優れた俳優とは何かというメッセージが決して押しつけがましくなく自然に伝えられる。前にも書いたがスリリングなのに笑える、更に悲劇的なセリフが続くのに笑えるという奇妙な展開から、井上ひさしがいかに明晰な頭脳の持ち主だったかということがわかり、感心させられる。これらは劇作の最上級テクニックである。現役の作家では三谷幸喜ぐらいしか出来ないのではないだろうか。いや、スリリングなのに笑えるは三谷幸喜も実際にやっているが、悲劇的なセリフが続くのに笑えるの方は現時点の三谷では無理かな。

ラストは演劇という芸術への讃歌であり、俳優の情熱への頌歌である。

栗山民也の演出はPAの使い方が効果的であった。一歩間違うとあざとくなるところであるが、勝負に出て、見事に成功してみせた。

カーテンコールでは、松竹の社歌である「蒲田行進曲」が出演者全員によって歌われ、会場は大いに盛り上がった。

台本の出来が余りにいいので、少し高かったが「キネマの天地」の台本の入った本を購入する。

さて、井上ひさしが脚本家として参加した松竹映画「キネマの天地」は、同じ松竹映画の「蒲田行進曲」(原作・脚本:つかこうへい)に対抗して作られたものである。対抗とはどういうことかというと、「蒲田行進曲」は松竹映画でありながら、舞台となるのは松竹蒲田撮影所ではなく、東映京都撮影所であり、監督も東映出身の深作欣二が手掛けるというひねくれた映画であるため、松竹の野村芳太郎がそれを快く思わず、「蒲田行進曲」を超える作品を作るべく、各界から選りすぐりの人材を集めて作られた映画だということある。監督は山田洋次、脚本には山田洋次と井上ひさしの他に、山田洋次の右腕といわれた浅間義隆、更に山田太一まで加わるという念の入れようであった。

私は、「蒲田行進曲」と「キネマの天地」の両方の映画を観ているが、興行収入では「蒲田行進曲」が勝ったものの、内容は「キネマの天地」が勝っており、引き分けだろうと思った。

「蒲田行進曲」の、つかこうへいと、「キネマの天地」の井上ひさしは好対照な作家である。共に小説家であり、劇作家であるが、井上が喜劇作家であるのに対して、つかこうへいは自身の作品にも笑いの部分はあるのにも関わらずコメディー嫌いで、「私はコメディーなどという下司なものは書いたことがないし、書く気もありません」とまで言っている。そんな二人がともに松竹の社歌がタイトルの由来である映画において対決し、同じ年に亡くなるというのは因縁を感じずにはいられない。

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2012年3月 9日 (金)

観劇感想精選(90) 「新・幕末純情伝」2011

2011年10月1日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて観劇

午後6時から、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで、つかこうへい追悼公演「新・幕末純情伝」を観る。作:つかこうへい、演出:杉田成道。主演の沖田総司に鈴木杏(沖田総司本人が書いた手紙に一通だけ「総二」と署名されたものがあり、幼名が惣次郎(宗次郎とするものもある)であるため、読みが「そうじ」であったことは間違いないのだが、20世紀に入ってから、司と書いて「し」と読む名前を持つ俳優(島田順司である)が、「せっかくだから、おきた・そうし、で出てみたら」とのアドバイスを受け、映画に「おきた・そうし」で出演、以後、おきた・そうしの読み方が広まってしまう。2004年の大河ドラマ「新選組!」では「おきた・そうじ」という本来の読み方で出たが〈沖田を演じたのは藤原竜也〉、今日の舞台では読みは「おきた・そうし」であった)。土方歳三に、「三年B組金八先生」の理科教師役でおなじみであり、つか演劇の常連であった山崎銀之丞。その他に、加藤雅也、馬場徹、和田正人、吉田智則、小澤雄太、武田義晴、富岡晃一郎、逸見輝羊、川畑博稔、南野真一郎、伊澤玲、相良長仁、藤榮史哉、佐藤義夫、小野哲平、蟹田光国が出演。

つか演劇の特徴は口立てにあった。台本はあり、稽古までに役者達は覚えてくるのだが、稽古に入ると、つかこうへいが、セリフを口で言い、役者は、つかが言ったとおりに返す。つかは即興でセリフを変えてしまうので、役者はそれについていかねばばらない。セリフを一発で覚えられないと、セリフが短くなり、それでも覚えられないと更に短くとどんどん短くなってしまうという(内田有紀の証言による)。そのため、元の台本と上演されるものは別物になってしまうのが普通である。また役者に隙があるとみると本番でセリフを変えることもあるという。「熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン」に主役の木村伝兵衛役で出演した阿部寛は、著書『あべちゃんの悲劇』(のちに加筆して文庫化されタイトルは『あべちゃんの喜劇』に変わった)の中で、「熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン」上演中に相手がいきなりセリフを変えてきたということを書いている。つかに指示によるものだった。そこから30分以上、即興によるやり取りが続いたという。
阿部寛主演の「熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン」の再演を私はシアター・ドラマシティで観ている(共演は内田有紀と春田純一など)が、演出が毎回違ったようで、私が観た日は、阿部寛がステーキを食べきるという課題が課されていた。阿部寛が「今日はこれか」と言ってたのを覚えてる。犯人役の俳優が阿部寛がステーキを食べきるまで踊り続けなければいけないのだが、ステーキは大きめのもので、阿部寛は苦戦。「すまん、もうちょっと待って」という風なことを言っていた。

というわけで、つかこうへいが亡くなった今、本当のつか演劇を観ることはもう出来ない。

「幕末純情伝」は映画化もされており(牧瀬里穂の沖田)、つかの作・演出による舞台(京都四条南座での公演。石原さとみの沖田)も観ているが、「新・幕末純情伝」は、沖田総司が実は女であり、坂本龍馬と恋に落ちるという設定以外は大きく異なる。

幕が開く前に、大砲の砲声が轟き、不吉な音楽が流れる。幕が上がる。中央に階段状の台があるだけのシンプルな舞台装置。舞台は箱館(現在の函館)である。桂小五郎(吉田智則。史実ではこの時、桂小五郎は苗字を木戸と改めており、また箱館戦争にも参加していない)が、蝦夷共和国総裁の榎本武揚と、陸軍奉行の大鳥圭介を追うよう部下達に命じている。そこに斬りかかる一人の男、新選組副長・土方歳三(山崎銀之丞)である(史実ではこの時、土方は新選組を離れ、蝦夷共和国ナンバー3の陸軍奉行並であった)。土方は桂が坂本龍馬を見殺しにしたことを責める。桂は百姓上がりの土方に何がわかるかと言うが、自身も身分の低い家からの成り上がりであることを打ち明ける(史実ではない)。

一変して舞台は江戸へ。岡田十郎と岡田以蔵(和田正人)の兄弟が河原で女の赤ん坊を拾う。赤ん坊の側には名刀・菊一文字が輝く。そこに海軍奉行・勝安房守海舟(加藤雅也)がやってきて、赤ん坊は自分が育ているといい、岡田兄弟から赤ん坊を奪う。赤ん坊は男として育てられ、沖田総司(鈴木杏)となる。

海舟の弟として育てられた沖田は、海舟から騒乱の続く京に向かうよう命じられる。そこに気が狂った海舟の父親が現れ、海舟のことを「片金玉野郎」となじり、「こいつは子供の頃、片っぽ犬に食いちぎられたんだよ。本物の男ではないんだ」と告げる(勝海舟が子供の頃に睾丸を片方、犬に食いちぎられたというのは史実である)。海舟に追い立てられる父親。男として育てられたことに不満を持ち、女として普通に育んで貰いたかったと独白する沖田。この頃、沖田はすでに労咳(肺結核)を病んでいた。

京に着いた沖田は、土方に女だと見抜かれ、新選組に入隊し、自分の妻となるよう勧められる。自分は労咳であると沖田はいうが、土方は百姓は労咳には罹らないと言う。土方の女として新選組一番組長となる沖田(沖田の新選組における地位については、史料によって、一番隊組長、一番組組長、一番組長と記述がバラバラである。しかも編成は土方の案によるものだが、戦時のための編制であり、平時も組ごとに見回りを行っていたのかどうかわかっていない)。

史実と違い、新選組は桂小五郎と懇意で、桂から資金を受けてキャバレーで遊んでいる。桂はこれから新しい世を作るのに坂本龍馬(馬場徹)の存在は邪魔だと考えており、新選組に坂本暗殺を頼んでいるのだが、新選組は動こうとしない。

その坂本龍馬であるが、freedomを「自由」と訳し(実際に、freedomを「自由」と訳したのは福沢諭吉である)、高い志を持つのだが、大の女好き。沖田を見るなり、自分とやって欲しいと頼む。沖田は断るが、坂本は以蔵を引き連れ、魚屋と名乗って新選組の屯所に入り、按摩であると嘘をついて沖田に接近しようとする。

坂本を暗殺するために条件交換をしようと、三条小橋の池田屋で長州が謀議を行っていることを明かす桂。沖田は一人で池田屋に斬り込むが、そこに坂本が助太刀に入る。池田屋事件に勝利した沖田と坂本。坂本は沖田に、桂浜で二人で大きな月が見たいなどと沖田に告白する。沖田の心は次第に坂本に傾き始める。それに感づいた土方は沖田を平手打ちにし、誰のおかげで新選組に入ることが出来たのかとなじる。沖田は土方が百姓上がりで読み書きも出来ない無教養者であり、そんなあなたになにがわかるのかと反抗(読み書きが出来ないのは史実ではない。土方は文才はなかったが俳句好きで豊玉という俳号も持っていた)。

そこに客席から、坂本がやって来て、沖田に堂々とプロポーズする。桂がやって来て坂本と口論になるが、物別れに終わり、坂本は去ってしまう。新選組隊士の二宮(富岡晃太郎)は、自分は教師になりたいと夢を語ったあとで、桂に向かって、坂本さんは立派な方で斬られるべきはあなたの方だと、将来書きたいという歴史の教科書の内容をいいながら、桂と斬り合いになる。沖田は割って入って二宮を斬る。桂は二宮に、ちゃんとした歴史を書き残せ、死ぬなと言うが二宮は絶命。沖田は桂に「なぜ(二宮を)斬ったかわかりますか? 坂本さんがあなたを守れと言ったからですよ」と告げる。

一方、江戸では、京から赤ふんどしに着物一枚という姿でやってきた岩倉具視(武田義晴)が、海舟に大政奉還について聞いている。岩倉は同性愛者であり、海舟に尻を見せろなどという。岩倉は大政奉還して、京に政権が返っても、自分達には外国が攻めてきた時に対処する方法もないといい、徳川のやり方に不満を持っている。

上洛した海舟は新選組に、江戸に戻るか、かつては海舟の弟子であった坂本を斬るかどちらかを選べと告げる。ただ江戸に帰れば新選組はなくなるので、坂本を斬れ、それが将軍・徳川慶喜公のご意志だという。もし命令に従わなければ、新選組の全員を斬ると告げる。
新選組の隊士達は、隊士50名のうち半分が沖田の労咳が移って死んだのだと告げる。責任を感じた沖田は坂本を斬ることを決意する。

その坂本は元の師である海舟と会っていた。「革命と政を行う者は違う」と確認する二人。海舟は沖田が坂本を斬りに来ることを告げる。面白いと口にする坂本。実はこの時、すでに坂本は沖田から労咳を移されていた。

沖田がやって来る。向かい合う沖田と坂本。女と男のバトルが始まる……。

素晴らしい舞台であった。おそらく今年観た舞台の中では一番の出来である。コメディーの要素が多く、役者達もアドリブで笑わせる(坂本龍馬役の馬場徹は、桂小五郎役の吉田智則に「新幹線の乗り遅れたのは仕方ない。だが堂島ロールを買って、みんなを待たせるのはやめろ」などと言って吉田が取った行動をばらしていた)。実は、つかこうへいはコメディーが嫌いで「私はコメディーなどという下司なものは書いたことがないし、書く気もありません」と発言している。そのため、つか演出の舞台には笑いのシーンは多くて三カ所ぐらいしかない。まったくないこともある。そのため、つかの意志には背くことになるのだが、やはり舞台は面白いものの勝ちである。つかの意志よりも面白さは尊重されるべきだろう。

鈴木杏の演じる沖田は凛々しい。熱海殺人事件の番外編である「売春捜査官 女子アナ残酷物語」(チケット発売時のタイトルは「熱海殺人事件 売春捜査官」。上演当日になってタイトルが変わったことを告げられた。このことからも、つかこうへいが即興姓を重んじ、変化を怖れない人であったことがわかる)で木村伝兵衛を演じた黒谷友香といい勝負である。

鈴木杏は殺陣も見事で、他の出演者が安全性を考慮して遠慮がちに殺陣を行う中、怪我を怖れず巧みな剣捌きを見せていた。殺陣の筋もいいのだろうが、やはり沖田の殺陣が一番でないとおかしいという考えから必死になって殺陣を稽古したのではないかと思われる。鈴木の殺陣は出演者の誰よりも見事であった。

桂や海舟らが地位の高さを争う中で、国とは男と女の関係で出来上がるものだという坂本のメッセージの力強さと、それに応えようとする沖田の懸命な姿が印象的であった。

結末は残酷で美しいもの。三十代に入ってから涙腺が弱くなった私は涙が出そうになったが、何とかこらえた。

カーテンコール。万雷の拍手である。私は後ろの方の席だったが、真っ先に立ち上がる。最後は客席が総立ちになる。

鈴木杏は、カーテンコールがこれほど盛り上がるとは思っていなかったようで(東京の観客は大阪よりも大人しい)、スピーチの用意をしていなかったようだが、「私のような経験の浅い未熟な者が、つか先生の作品で主役を演じて良いのかと思いましたが、こうして、つか先生の作品の上演を続けていくことは大切なことだと思います。これからも、つか先生の作品をやりたいですし、私も、つか先生の作品を観たいです」と締めた。

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2012年3月 6日 (火)

高橋信二を

高橋信二を

サードゴロに打ち取り、3対2でヤクルト勝利です。

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あと一人

あと一人
バファローズのバッターは高橋信二。

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ヤクルト1点リードで

ヤクルト1点リードで

9回裏。ヤクルトのピッチャーは阿部です。

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飯原の

飯原の

内野安打でヤクルト逆転です。

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更に

田中浩康のタイムリー安打でヤクルト同点です。

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8回表

8回表

ここまで、2三振にタイムリー悪送球といいところのなかった山田がタイムリーヒットを放ち、ヤクルトが1点差に追い上げます。

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7回裏

7回裏

オリックスバファローズ、代打・北川登場。ライト線にポテンヒットを放ちました。

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6回表

ヤクルトスワローズは武内がようやくチーム初安打を打ちました。

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東京ヤクルトスワローズ2番打者・田中浩康

東京ヤクルトスワローズ2<br />
 番打者・田中浩康

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オリックスバファローズ1番打者・坂口

オリックスバファローズ1<br />
 番打者・坂口

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東京ヤクルトスワローズ8番打者・相川

東京ヤクルトスワローズ8番打者・相川

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オリックスバファローズ9番打者・駿太

オリックスバファローズ9<br />
 番打者・駿太

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2回裏

2回裏

高橋信二の先制タイムリーツーベースが飛び出しました。

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東京ヤクルトスワローズ三塁手・宮本慎也

東京ヤクルトスワローズ三塁手・宮本慎也

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オリックスバファローズ3番打者・T- 岡田

オリックスバファローズ3<br />
 番打者・T-<br />
 岡田

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東京ヤクルトスワローズ先発・ロマン

東京ヤクルトスワローズ先発・ロマン

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オリックスバファローズ先発・金子千尋

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プロ野球オープン戦オリックスバファローズ対東京ヤクルトスワローズ

プロ野球オープン戦オリックスバファローズ対東京ヤクルトスワローズ

京セラドーム大阪にオリックス対ヤクルトのオープン戦を見に来ています。バファローズ先発は金子千尋、スワローズ先発はロマンです。

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