« 無明の日々(13) 在る/見える | トップページ | 悩むということ »

2013年4月 2日 (火)

コンサートの記(85) 広上淳一指揮京都市交響楽団第555回定期演奏会

2012年3月25日 京都コンサートホールにて

午後2時30分から京都コンサートホールで、京都市交響楽団の第555回定期演奏会に接する。今日の指揮者は常任指揮者の広上淳一。

 

プログラムは、前半がバルトークの管弦楽のための協奏曲、後半がブラームス作曲、シェーンベルク編曲のピアノ四重奏曲第1番。

 

午後2時10分頃から、京響の赤いTシャツを着た広上がステージ上に姿を現し、プレトークが行われる。広上は京響の二人のコンサートマスター、渡邊穣と泉原隆志を招いてプレトークを行う。渡邊も泉原も今日演奏する二曲とも大好きだそうで、ともに18歳ぐらいの頃から好きになったそうだ。広上は指揮者のデイヴィッド・ジンマンが子供の頃、ニューヨークのよく遊んでいたバスケットボールコートのそばに変な老人がいた。そこで老人の家の窓にバスケットボールを投げつけた。3度目に投げた時に、窓ガラスが割れてボールが部屋の中に入ってしまい、老人が怒って出てきた。その老人がバルトークだったという話をする(ジンマンのインタビューによると投げつけたのはバスケットボールではなく石ころだった)。

 

バルトークの管弦楽のための協奏曲。今日の広上は二曲ともノンタクトでの指揮である。今日は前半からクラリネットに小谷口直子、オーボエに高山郁子がおり、清水信貴がいないだけで、一軍編成である。
京響の弦はジューシーで輝きがあり、金管は光に溢れ、木管はチャーミングに歌う。音楽に立体感があり、音響の悪い京都コンサートホールがよく鳴る。
今週は、山田和樹指揮大阪フィルハーモニー交響楽団と飯森範親指揮関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏会にも接しているが、広上と京響は前二者よりも確実に充実した演奏を展開している。

 

ブラームス作曲、シェーンベルク編曲のピアノ四重奏曲第1番。
各楽器が時に主張し、時に溶け合う。広上のオーケストラ掌握術は抜群で、神秘的な第2楽章、豪快な第3楽章など、表情の描き方も上手い。

 

演奏終了後にファゴットの山本一宏が今日で定年退職することが告げられ、山本は男性楽団員の仲間3人から花束を受け取った。

 

終演後にレセプションがあり、山本一宏はファゴット仲間3人(中野陽一郎、東口泰之、首藤元)と共に、プロコフィエフの「ユーモラス・スケルツォ」と作曲者不詳のロシアの曲「長い道」を演奏する。

 

私の方は、広上淳一にサインをして貰った。

|

« 無明の日々(13) 在る/見える | トップページ | 悩むということ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40048/57087203

この記事へのトラックバック一覧です: コンサートの記(85) 広上淳一指揮京都市交響楽団第555回定期演奏会:

« 無明の日々(13) 在る/見える | トップページ | 悩むということ »