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2013年9月20日 (金)

笑いの林(5) 「よしもとワースト脳力王決定戦夏休みスペシャル! ~おバカ達の夏休み最後の宿題!~」

2013年8月29日 なんばグランド花月(NGK)にて

午後7時30分から、なんばグランド花月(略称はNGK)で、「よしもとワースト脳力王決定戦 夏休みスペシャル! ~おバカ達の夏休み最後のお勉強!~」を観る。

NGKは吉本では最も格が高い劇場なのだが、そんな劇場で、知力が一番劣る人を決める催しを行っていいんかいな、と思ったが、実はこの催し、今回で4回目だという。

司会は、ザ・プラン9の浅越ゴエ。出演者は、ラフ・コントロール・森木俊介、はんにゃ・川島章良、野性爆弾・ロッシー、桜 稲垣早希、今別府直之(吉本新喜劇)、たいぞう(吉本新喜劇)。ゲストとして、烏川耕一(吉本新喜劇)、すっちー(吉本新喜劇)、小泉エリ、野性爆弾・川島邦裕、はんにゃ・金田哲(かなだ・さとし)、ラフ・コントロール・重岡謙作が応援という形で出演する。
応援するのは、烏川耕一=たいぞう、すっちー=今別府直之、小泉エリ=桜 稲垣早希、野性爆弾・川島=野性爆弾・ロッシー、ラフ・コントロール・重岡=ラフ・コントロール・森木である。

浅越ゴエが出演者が出てくる際に、その人の、おバカエピソードを紹介する。野性爆弾・ロッシーは、ラーメンのつゆを飲み干した後で替え玉を頼んだ、はんにゃの川島章良は、「DJ」と書こうとしたら、「Dし」と書いてしまった、早希ちゃんは原付バイクの筆記試験で二度落ちた、という話が語られる。
たいぞうは、甲子園でお馴染みの香川県の私立高校、尽誠学園の出身であるが、ソフトボールのスポーツ推薦だったので、入試は名前を書くだけだったという。

出演者の6人の中で大卒なのは、はんにゃ・川島章良だけであり、川島自身がそのことを言う。川島は千葉県にある明海大学不動産学部を出ている。ちなみに不動産学部のある大学は日本では明海大学だけである。浅越ゴエ(立命館大学卒)は、「めいかい大学と言われてもピンとこない」と言っていたが、まあ、関西での知名度はそんなものだろう。私は千葉県出身なので多少は知識がある。埼玉県にある城西大学と千葉県にある城西国際大学とは姉妹校で、東京ディズニーランドに近いことが売りであるが、それ以外にこれといって売りがないのが厳しいところである。相方の金田が「お金を払えば誰でも入れる大学」と発言したが、確かに、この大学は軽量入試であるにも関わらず、今では所謂ボーダーフリーである。我々の世代は、東京23区内に大学と名の付く4年制以上もので、偏差値50以下のところはほとんどなかったはずだが(つまり偏差値50の平均的日本人は東京23区内で大学生活を送ることは出来なかったのである。異様といえば異様な世代である)、明海大学は東京にほど近い千葉県浦安市にキャンパスがあるものの(最も歴史の古い歯学部だけは埼玉県にある)、千葉県の大学なので、川島が受験した当時の偏差値も余り高くなかったはずである。
更に、金田によると、川島は高校受験で落ちたにも関わらず、落ちたはずの高校に入学したという。高校の先生と担任の中学の先生が親しかったからだと川島は言い、「ただお金は渡っていないので裏口ではない」とも語る。

小泉エリさんは、「早希ちゃんは、自分が、おバカだと認識していない」と語り、早希ちゃんも「話が来たとき、私は司会かなと思った」と、とぼけてみせるが、「ロケみつ」DVDのオーディオコメンタリーでも、「私、アホなんです」、「アホやから」という発言を何度もしており、自覚は当然あって、そらっとぼけてみせたのも計算である。

たいぞうは、勉強はまるで駄目だったが、絵は得意であり、ジミー大西のような絵を描く。個展も何度か開いているそうで、また個展が行われるとのことだ。

吉本新喜劇の今別府直之は、利き腕がどちらなのか今でもわからないという。箸を持つのは右手だが、書字は左手、野球は右投げ、卓球はレフトハンド、ボウリングは右であるとのこと。
それは、ラフ・コントロールの森木も同じで、鉛筆は右手だが、色鉛筆や絵筆は左手で操るという。なので、輪郭を書きながら色を塗ることが可能で、図工の時間では誰よりも早く絵を仕上げたという。

出題と解答であるが、吉本初の東大卒芸人である、田畑藤本の藤本淳史(ふじもと・あつし)が行う。ただ藤本は東大工学部卒で成績も優秀だったそうだが、本来は工学部なら大学院まで行くのが普通なのに、進級レベルにはあって、審査もパスしたそうだが、工学の研究を続けるつもりはなかったので、通わずに中退してしまっている。東大の理系の場合は残念ながら大学院修了まで行かないと、「どこか問題がある人」と見なされてしまう。

 

出題される問題であるが、小学校中学年から、難度が高くてもせいぜい中学2年生レベルの出題がなされる。だが、本当に知識のない人達なので、なかなか正解が出ない。答えは毎回ボードに書いて出す形式である。

最初の問題は、「『源氏物語』の作者は誰?」という小学校中学年クラスの問題であったが、正解出来たのは野性爆弾・ロッシーと、今別府直之の二人だけであった。ロッシーは平仮名で書いたので、漢字で書けたのは今別府だけである。

ラフ・コントロール・森木は、「源よしのぶ」と答えて、浅越ゴエから、「誰?」と突っ込まれる。ちなみに徳川氏は氏は源を名乗っていたので、徳川慶喜公は別名、源慶喜である。
はんにゃ・川島は「おつう」と回答。浅越ゴエに「なんかの物語に出てきそうですね」と言われる。ちなみに、おつうは、吉川英治の『宮本武蔵』に出てくる。

早希ちゃんは、「ヒカルくん」という答え。光源氏が主人公だということは知っていたそうだ。

たいぞうは、「夏目そうせき、戸川純」と書いており、浅越ゴエに「戸川純は自殺した人や」と言われるが、これは浅越の勘違いで、戸川純は何度か自殺未遂はしているが、存命中。自殺したのは妹の戸川京子の方である。

続く問題は、「『Fe』という元素記号が表しているのは何?」。「Fe」はドリンクの名前になったこともある有名な元素である。

ラフ・コントロール・森木は、「フェブラリーの略」というが、藤本に「その場合は、Febでbまで付きます」と一蹴される。

はんにゃ・川島が「鉄」とボードに書いて出すと、客席から拍手が起こる(というより、ちゃんとした答えが出たので、私も無意識のうちに拍手していた)。早希ちゃんは「正解がわかりやすい」とつぶやく。
野性爆弾・ロッシーは「ヘリリウム」と書く。「水兵リーベ僕の船」の「ベ」に当たるのが「ベリリウム」であるが、正確には覚えていなかったようだ。

早希ちゃんは、Fが付くというので、フッ素と答えた。「水兵リーベ僕の船」の「ふ」に当たるのがフッ素であるが、元素記号は「F」のみである。

今別府は「水素」と書くが、ご存じの通り、水素は元素記号の一番最初、「水兵リーベ」の「水(元素記号は「H」)」である。

たいぞうは、「てうそ」と意味のよくわからない答えであった。

続く問題は、「消防署へのアンケートで、『一番好きな太陽系の惑星は?』と聞いて、常に1位となる惑星は?」という謎々。知識はなくとも頭の回転は速いという芸人の強みを生かせる問題である。事前に藤本がボードに答えを書き、出演者には見えないようにして客席の方に見せる。「消防署への電話番号は、119(いちいちきゅう)なので、1位地球」が正解である。

ただ、この問題は正解者なし。一応、太陽系の惑星を書いた人が多かったのだが、早希ちゃんは「惑星ベジータ」と、もう笑いに走っている。

「救急車のサイレンが近づいて来るときは高く、遠ざかるときは低くなるのを何効果というか」というのが次の問い。小学生でも知っている子は知っている問題である。この問題からは、応援者が出演者が誤答すると代わりに苦いセンブリ茶を飲むことになる。

森木「サブリミナル効果」、川島「サイレント効果」、ロッシー「デクレッシェンド効果」、早希ちゃん「遠近法」、たいぞう「十円効果」で正解者なし。たいぞうは十円硬貨に掛けた駄洒落にしてしまっている。応援者全員がセンブリ茶を飲む羽目になる。
正解は勿論、「ドップラー効果」である。

「今年の6月22日に、富士山が正式に登録されたものは何?」という時事問題は、全員が「世界遺産」と書いて(川島と早希ちゃんは漢字が間違っていたが)正解する。

「『とっとりけん』を漢字で書いて下さい」という問い。早希ちゃんは、「ロケみつ」の「西日本横断ブログ旅」で、一度、漢字を間違えたことがあり、さすがに同じ間違いはしないだろうと思っていたが、今日も「鳥取県」と「取鳥県」の両方で迷った末、「取鳥県」を選んでしまい、不正解。苦笑するしかない。
森木は、「鳥取県」と書いたが、「鳥」の字の横棒が一つ多く、不正解。川島は「烏取県」と逆に中に横棒がない漢字を書いてしまって不正解となった。

続いて、出題の前に、浅越が「お客さんの中でセンブリ茶を飲んでみたいという人いますか?」と客席に問いかけ、数名が手を上げたので、不正解だった場合は、手を上げたお客さんも応援者と共にセンブリ茶を飲むことになる。
映像を見て答える問題。アボカドの写真がスクリーンに映る。「これの名前は?」というのが問い。森木が「パパイヤ」と答えた他は、ロッシーと早希ちゃんが「アボカド」、川島と今別府、たいぞうが「アボガド」と書き、ロッシーと早希ちゃんのみが正解となった。
お客さんがステージに上がってセンブリ茶を飲み、二人は苦そうだったが、小学生の女の子は平気なようだった。

今度は、応援者が出題者に代わって解答するというコーナー。応援者が正解すると、出演者の得点に加点されるという。

「今年の8月12日に、41℃という日本観測史上最高気温を記録した高知県の市は?」という時事問題。ラフ・コントロール・重岡は「しまんと市」と書いて正解。はんにゃ・金田は「四万十」と書いて正解。野性爆弾・川島は「土佐市」と書いて不正解。小泉エリは「四万十市」と漢字も合っていて正解。すっちーは「高知市」と書いて不正解。烏川耕一は「南国市」と書いて不正解だった。

続いて、前方後円墳の写真が映され、この名前を問う出題がなされる。三人が正解。エリさんは「前方後円墳」と漢字も含めて正解であった。

次は謎々。「花子ちゃんは、メロン、リンゴ、イチゴのうち、一つだけ、きになる果物があって、じっと見ています。それはどの果物でしょう?」というのが問題。「きになる」=「木に成る」であるため、リンゴが正解である。これは全員が正解した。

再び、出演者が解答に回る。サランラップ破りクイズ。木枠に張られたサランラップ(商標名であるが、よしとしよう)を顔面で破ってからマイクスタンドに向かって答えるというクイズである。

1問目、「気温が30℃以上の日を真夏日といいますが、35℃以上の日を何というか?」というのが問題。早希ちゃんがサランラップを破り、「猛暑」と答える。正解は「猛暑日」であるが、まあいいだろうということで正解となる。

2問目、「アルファベットは何文字?」という、中1の最初で習う問題であるが、皆、指で数え始め、一番早く数え終えた、たいぞうが「26」と答えて正解する。浅越ゴエは、「数えないでも答えがわかって欲しい」と一言。

3問目、「『三匹の子豚』で三匹目の子豚が建てたのは何の家?」という問題に、野性爆弾・ロッシーが「レンガ」と答えて正解。

4問目、スクリーンに「『盆の窪』とはどこでしょう?」という問題が投影される。皆、サランラップを破って、体の部分を指すのだが、結局、正解は出なかった。「盆の窪」はクイズの頻出問題であり、首の後ろ、頭を支える部分にあるツボである。「窪」が読めない人もいたが、早希ちゃんは窪塚洋介が好きだということで、「やっぱり、窪塚の窪や」と言っていた。

次は映像が出て、答えるという問題。「これはどこの県?」という問いで、福井県の絵が映される。今別府が「福井県」と答え、私は真っ先に拍手したが、関西なので北陸には余り詳しくない人がほとんどのようで、「正解」という文字が出るまでは私一人が拍手していた。

この時点で、最も正解数の少ない、たいぞうが、決勝に進むことが決定。残りの一つを森木と川島が落ちるべくして戦う。

早押しクイズである。「最近の子供に多い、難しい漢字や当て字などを使用した、変わっていて読めない名前のことを何ネームというか?」というのが問題。だが、二人とも「フルネーム」、「ペンネーム」などと珍答連発。答えは言うまでもなく「キラキラネーム」であるが、正解は出なかった。

「世界で最も長い川は?」という小学生レベルの問題が出るが、川島「長江」、森木「ミシシッピ川」、川島「アマゾン川」と、3位、4位、2位は出るのに1位が出ない。川島は「ジンギス川」と珍答をし、「ガンジス川」と答えるが勿論、不正解である。
森木が「信濃川」などと答えてしまったため、藤森と浅越が話し合って、どこの大陸にあるかを教えることになる。その川があるのは「アフリカ大陸」である。川島は「だからアマゾン川」と言うが、藤森は「アマゾン川は南アメリカ」と教える。川島がようやく「ナイル川」と正解を言って、喜びの脱落。ラフ・コントロール・森木が決勝に嫌々進む。

たいぞう対森木の早押し問題。3問最初に正解出来なかったほうが、ワースト脳力王になる。
「日本で県庁所在地の地名が唯一平仮名なのは何県?」という問題。熊本県出身だが、東京吉本所属の森木に有利な問題だが、正解は出ず(正解は埼玉県。元々の県庁所在地である浦和市に、大宮市、与野市が加わった大合併により「さいたま市」が誕生。県庁所在地となった)。

スクリーンに「蹴球」という文字が浮かび、「この字は何というスポーツのこと?」という問題が出る。たいぞうが、「サッカー」と答えて正解した(サッカーは正確には「ア式蹴球」、略さずに書くと「アソシエーション式蹴球」である)。

「『源氏物語』の作者は?」というリピート問題。森木は何度もワースト脳力決勝戦には出ているので、リピート問題が出てくることも知っており、「紫式部」と答えて正解する。

「1から10までを足した数は?」という問いは二人とも不正解。これは習ったことがある人も多いと思うが、10+1=11、9+2=11、8+3=11、7+4=11、6+5=11なので、11×5=55とすぐに正解が出るのだが、二人とも習ったことはないようだ。

「『海豚』と書いて何と読む?」も二人とも不正解。正解は「イルカ」であるが、森木は「あんな可愛い動物に『豚』なんて付けていいんですか?」と不満そうだった。

「現在の一万円札に描かれている人物は?」に森木は「福沢諭吉」と答えて、正解する。

「日本一面積の狭い県は?」という問いには、たいぞうは「沖縄県」、森木は「新潟県」と答えて不正解。浅越ゴエは、「これは、たいぞうさんに答えて欲しかった」と言う。浅越「尽誠学園があるのは?」、たいぞう「え、香川県ですか」と驚いていた。たいぞうは「今も香川県に住んでますけれど」とボケ倒す。実は香川県が日本一面積の小さな都道府県になったのはそれほど昔のことではない。それまでは大阪府が日本一面積の小さな都道府県だったのだが、埋め立てによって面積が広がり、香川県を抜いたのである。

「今年の8月12日に、41℃と観測史上最高気温を記録した高知県の市は?」というリピート問題。浅越ゴエは、「日本一早くリピート問題が来る」と発言。リピート問題があると知っていた森木は「四万十市」と答えて、3問正解。これで、たいぞうが「よしもとワースト脳力王」になることが決定した。

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