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2013年10月26日 (土)

観劇感想精選(102) 東京セレソンデラックス 「わらいのまち」

2011年10月20日 大阪・京橋のシアターBRAVA!にて観劇

午後7時から、大阪・京橋のシアターBRAVA!で、東京セレソンデラックスの公演「わらいのまち」を観る。作・演出・出演:宅間孝行。その他の出演者は、片桐仁、岡田義徳、西村直人、金子さやか、櫻井章喜、弓削智久、渋谷飛鳥、松岡依都美、伊藤高史、佑希梨奈、小谷早弥花、菊池優、田畑智子、柴田理恵。

東京セレソンデラックス「わらいのまち」

宅間孝行が10年前に書いたシチュエーションコメディ「JOKER」を「わらいのまち」と改題しての再演である。大阪が笑いの街であることはわかっているだろうから、セレソンのメンバーも東京公演以上に頑張って、絶対に本気で笑いを取りに来るはずである。

出来は途轍もなく良かった。出演者全員が勘違いをするという「間違いの喜劇」の手法で書かれているが、同じ手法でこれほど緻密で完成度の高い本による日本のコメディ作品の上演を観るのは、三谷幸喜の「君となら」以来である。

宅間孝行はアドリブも抜群で、「この間、建設の職場に初めてイギリス人が来たの。でさあ、試すことにしたんだよ。『ピザって10回言ってみて』って。で、『ここ(肘を指す)は何?』と聞くと、日本人はみんな膝って言っちゃうんだよね。ここ。膝じゃなくて肘だから。で、イギリス人も間違えるかなあと思って聞いたら、相手は『ピッザ、ピッザ、ピッザ』と10回言って、『じゃあ、ここは?』と聞いたら『エルボー!』」、「この間、中華料理店に行ったら、シスターが集団で来てたの。で、何を注文するのかなと見てたら(祈りのポースをして)『かにたま(神様に掛けた駄洒落)』」と即興でやって、客席のみならず共演者も笑わせようとする(共演者は笑ってはいけないという決まりになっているようで、みんな必死で笑いをこらえている)。他の役者達も相手がセリフを噛んだりするとそのままの形で返すなど、芸達者が揃っている。宅間孝行は敢えて台本にセリフを書かないで、役者に任せている場面もあり、そこでも笑いを取っていた。

結構、重要な役割を担う渋谷飛鳥は、当初は出演予定ではなく代役だそうだが、それを感じさせない見事な演技を見せていた。

田畑智子が美味しい酒として勧めていたのは「京都の老舗料亭・鳥居本の酒」であるが、京都の老舗料亭・鳥居本というのは田畑智子の実家である。京都の人はほとんどが知っている。今回は関西での公演ということで、特別に入れられたセリフであろうと思われ、確かに笑いを取っていた。というよりも私も笑っていた。

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