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2013年10月 4日 (金)

笑いの林(7) 「祇園ナイトバラエティ」2011年11月

2011年11月12日 よしもと祇園花月にて

「祇園ナイトバラエティ」。午後7時開演。出演は、タナからイケダ、諸見里大介、GAG少年楽団、浅越ゴエ、ファミリーレストラン、ダイアンである。

現在、京都在住のタナからイケダ(2011年時点)。池田周平が保育士になりたいという夢を語る。そこで、「一年生なったら」を歌うのだが、「一年生になったらば、一年生になったらば」と歌詞を変えて、田邊孟徳に変だと突っ込まれる。池田は更に「mixiで友達100人出来るかな」と歌い、田邊に「リアルで友達作れよ」と再度突っ込まれる(まだ2年経っていないがすでにmixiではなくFacebookの時代に移行している。時の流れは余りに速い)。池田は「100人で食べたいなリーガロイヤルホテルで」などと非現実的なことを歌う。実は「一年生になったら」は変な歌詞を持つ。「一年生になったら。一年生になったら。友達100人出来るかな。100人で食べたいな富士山の上でおにぎりを」という歌詞なのだが、友達が100人いたら、富士山の上でおにぎりを食べるのは自分も含めて101人でないとおかしい。「101人で食べたいな」ではゴロが悪いので矛盾するが「100人で」と切りのいい形にしたのだろう。
田邊は、「お弁当箱の歌」を歌うが、池田は「おにぎり、オダギリジョーとつめて」て歌詞を変えてしまう。「お弁当箱の歌」も歌詞が変だというので、劇団青い鳥が、歌詞の訂正をするという芝居をやっている。野菜はそれまで全て「さん」付けで呼ばれていたのに、「フキ」だが呼び捨てなのはおかしいということから、色々な部分を変更していくというストーリーであった。
そして、以前もやった熱血教師ネタ(田邊孟紀が熱血教師を演じるのだが、敵役の教頭を演じる池田周平の方が熱血だったというネタである)を経て、高校で初めて出会ったときのシーンを演じることになる。田邊は顔のパーツが中心に寄っているので、今日もそれをいじられる。リアリティにこだわって変になったり、矛盾があったりで笑わせるネタであった。

諸見里大介。苗字からわかる通り、沖縄県出身の芸人である。国立琉球大学に入っているので(卒業はしていない)頭はいいのだが、滑舌がとにかく悪い芸人である。「アメトーク!」の「滑舌悪い芸人」に出ていたりする。サ行の発音が特に変である(「しゃししゅしぇしょ」になってしまう。iPhoneには音声識別機能が付いているのだが、それでちゃんとした答えが出ることが滅多にないという。ということで、客席からセリフをリクエストして貰って、それを諸見里がiPhoneの音声識別機能を使って、その通り出るかどうかを確かめるというネタである。私もサ行を狙って、「サッカー選手、三得点」、「昭和三十三年」などをリクエストする。「サッカー選手、三得点」は「サッカー選手、ザ得点」だったという。惜しい。でも「ザ得点」って何? 「昭和三十三年(東京タワー完成の年である。だから東京タワーは333mなのである。また巨人軍の背番号3、ミスタージャイアンツ・長嶋茂雄が入団した年でもある)」は、「商社OL云々」となってしまったという。最後にサ行の発音がおかしくても言える「SIAM SHAIDE(シャムシェイド)」をリクエストした人がいて(やはり、サ行である)これは当たった。ということで、ここで演目終了となる。

GAG少年楽団。宮戸洋行が教師になり、坂本純一と福井俊太郎が不良生徒をやるのだが、最初は坂本も福井も真面目な人間を演じてしまう。それでは話にならないということで、坂本が体育館の裏で煙草を吸っているということになる。しかし坂本が吸っていたのは実は煙草ではなくて鉄パイプというわけのわからない展開になる。宮戸は立ち直るために(別に二人とも不良になってはいないのだが)ラグビー部に入ることを勧める。だが、坂本はすでにボクシング部に入っているという。坂本と宮戸が喧嘩になるのだが、宮戸の圧勝。宮戸は「どこがボクシング部やねん」と言う。だが、実は坂本は明日、ボクシングの試合があるので、人を殴れないという。坂本が「肋骨が折れた」と言い、福井が「あんたは生徒の夢を壊す最低の教師だ」と宮戸をなじって立場が逆転して終わる。

浅越ゴエ。R-1ぐらんぷりのチャンピオンで、ザ・プラン9のメンバーの一人である。昨日、ミュージカル「ロック・オブ・エイジズ」に出演していた、なだぎ武もザ・プラン9の一人だ。立命館大学出身。ちなみに、京都の劇団「飛び道具」の主要メンバーは浅越ゴエと同じ立命館大学の同世代の出身で、互いに知り合いである。
浅越ゴエが、岡山から京都に出てきた時、住んだのは嵐電(旧称は京福電鉄嵐山線で、浅越ゴエは嵐電に正式名称が変わったのは知らないようで、京福電車と言っていた)帷子ノ辻駅のそばであるという。帷子ノ辻駅は難読駅名の一つ。「かたびらのつじえき」と読む。私は「洛北日和」で紹介しているので、地名も知っているし、漢字もわかる。由来も知っている。私が空気に、「帷子ノ辻」と書いているのを浅越ゴエは目ざとく見つける。といっても私は当日券で入ったのに、二列目である。舞台上から見えて当然である。
「どこに住んでいるの?」と聞かれた時に、「帷子ノ辻」と答えると、「どんな漢字?」などと聞かれるのが嫌なので、隣りの駅にしようとしたが、隣の駅は太秦駅である。国宝・弥勒菩薩のある太秦寺や東映太秦映画村があるので、太秦(うずまさ)というのは難読地名ではあるが全国区ではある。でもそれでも嫌なので隣の駅にしようとしたが、次は蚕ノ社駅である。蚕ノ社(かいこのやしろ)という神社が実際にあるのである。これも「洛北日和」で紹介済みだが、上から見ると三角形に見えるよう組まれた鳥居がある。
蚕ノ社も嫌だというので、結局、始発である四条大宮に住んでいるということにしたという。帷子ノ辻から四条大宮までは結構な距離がある。
続いて、「しっくりこないニュース」。北海道の旭山動物園が温水洋一の飼育を始めたり、「アンパンマン」のバタ子さんが、ジャムおじさんを告訴したり、一休さんが工事中の橋の何故か真ん中を通って(勿論、あの頓知である)怪我をしたり、銀河鉄道999の走る路線をJR東宇宙が廃線にしたというニュースである。廃線の理由は星野鉄郎とメーテルしか利用者がいないからだいう。車掌はリアルに気味が悪いというので再就職先が見つかっていないとのことだった。

ファミリーレストラン。現在、滋賀県に移住して活動しているコンビである。滋賀県出身者がいるかどうかを聞くが、二人いて、一人しかファミリーレストランを知らなかった。CMに出るのが売れる近道だというので、下林朋央が、ロッテの「Fit's」のCMで佐々木希の真似をするがかなり微妙な出来である。原田良也はといえば、有名なCM曲の前の部分を創作してしまったり、後ろに付け足してしまったりする。
次いで、K1グランプリに下林が出場し、原田がそれを実況中継するという。月曜日にやったネタと趣旨は同じである。原田は下林を、「滋賀からやって来た最強のプランクトン、赤潮が」などと紹介するが、プランクトンは弱いやろ、ということで、二人で、客席の滋賀県出身者に「滋賀で強いといった何?」と聞くが、誰も答えようとしない。仕方がないので私が「ブラックバス!」と声を掛ける。下林が「滋賀県の人でないのに教えてくれたわ。そうや、ブラックバスや」と反応する。実は原田が京都の嵐山出身だというので、最初の「京都の人」と挙手を求めていたのである。最初は「京都生まれの京都育ち」限定だったのだが、「京都に住んでる人」まで広げたので、私は遅れて手を挙げていた。多分目立ったはずである。そして芸人さんというのは頭がいい。客席の埋まりが悪いということもあり、大体の人の顔は覚えているはずである。
「ブラックバス、外来魚やな」、「プランクトンよりは強そうだ」、「でも嫌われ者やで嫌われ者は嫌やな」という話になるが、実は琵琶湖のブラックバスは問題になっているのである。ブラックバスは外来魚であるが、強く、在来種を食い尽くすため、生態系に影響があるとして現在では輸入や飼育などは禁止されている。そして今、湖にいるブラックバスも駆除の方向で動いているのである。だから大津の釣り場では、ブラックバスに限ってはキャッチアンドリリースではなく、ブラックバスを釣ったら、専用のゴミ箱のようなものに入れることになっている。何故、私がそういうことを知っているのかというと、びわ湖ホールに向かうのに、普通の人は京阪石山線を使うが、私は「琵琶湖沿いを歩きたい」というので、京阪浜大津駅から、びわ湖ホールまで毎回歩くのである。その間に、ブラックバス用のゴミ箱のようなものがあるのだ。
ファミリーレストラン・原田は今度は無茶振り。「セクシーに攻撃をよける」などと下林に注文し、下林も不自然な除け方をするが、実は挑戦者はまだ登場していなかったというオチであった。

トリは、ダイアン。ダイアン・津田篤宏がコンビニでおにぎりを買ったところ、賞味期限が切れていたという話からコンビニネタがスタート。津田が「おにぎりの賞味期限が切れていた」と文句を言いにやってくるが、コンビニの店長のダイアン・西澤裕介(余談であるが、ダイアンは二人とも滋賀県出身である)は、「大丈夫、食える食える。貧しい国の子供達のことを考えてみ、贅沢やで」などと交わしてしまう。更には津田が持ってきた「ゴマ味噌だれ」のおにぎりはうちの店のものではないと言う。津田が、今度は自分が店員になるというが、西澤もコンビニ店員役を続けてしまう。岐阜から大阪のコンビニに憧れて通っているという妙な店員役である。津田が、「二人で店員やってどうするねん、お前は客や」と言って、西澤は客を演じるが、店員役の津田の目の前で、堂々と大量の万引きを行ったり、勝手に中華まんの味見をしたりする変な客になってしまうのであった。

最後は、浅越ゴエが司会を務めるコーナー。「芸人がアルバイトを辞めていい時期は?」がお題である。ちなみに、出演者のうちで、アルバイトもしている人は少なく、タナからイケダの二人だけだった。しかし、アルバイトをしていないから裕福ではなく、仕事が増えると、アルバイトが出来ないというのが実情なのである。打ち合わせや稽古時間などに時間を取られるので、アルバイトをしている暇がないのである。演劇人も実は同じである。
GAG少年楽団の福井俊太郎が実は、という話になるが、リアル過ぎるということで、タナからイケダの田邊孟徳が一番、ということになった。

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